ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2012.03.18

祝・今季初勝利~昨年のチャンピオンに完封勝ち!

 先週の開幕戦のレポートを書くのには、
ずいぶん時間がかかったけど、今回は早いぞ。


 2012年J1第2節
   浦和レッズ     1-0      柏レイソル  (埼玉スタジアム2002)
         (前半  1-0)
         (後半  0-0)


 ウチ来ている患者さんの女性の方で、低音障害型難聴が
良くならない方がいる。
 何かストレスがありますか?
 レッズが勝てないので・・・・。
 うーん、次節は去年のチャンピオン柏レイソルだから、
難しいですねー。
 などとお話をしていたが、この初勝利である。
 土曜日の2時というとても現地参戦は無理な時間なので、
(しかも花粉症の季節の!)
テレビ、今日はNHKの地上波中継だ。
 解説の長谷川健太さんも初めのうちは前節のレッズのまずい戦いをあげ、
チームとしての完成度に厳しいコメントをしていたが、
今日のレッズの戦い方、その変貌ぶりに驚き、
途中からは褒めまくっていましたね。
 何がチームを変えたのか。
 昨日の戦いでは、阿部をボランチに上げ、永田をセンターバックに入れたことで
守備の安定感、ビルドアップのスピードが格段に増したように見えた。
 そして、ランコを1トップにして柏木をシャドーに入れたことで、
柏木の良さが生きましたね。
 ミシャ監督の素早い修正が生きたともいえるが、
 でも、このフォーメーションって大方のレッズサポは
最初っからこの形でいくと思ってたのでは・・・?
 まあ、良い。
 ランコのJ初ゴール(!)も良かったし、
平川のあの突破は、彼のどこにこんなポテンシャルがあったかという位だった。
1週間前のあのもやもやした気分から、ぐっと上向いてきたぞ。
 さあ、患者さんの耳良くなったかなあ。
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4件のコメント
2012.03.16

また黒星スタート

何となく始まった感のある今年のJリーグ。
ワタシ個人の感想かと思いきや、
試合前のミハイロ・ペトロヴィッチ監督のインタビューでも
なんか、もうこの日が来てしまった的なことを言っていた。
開幕の日は決まっていたわけだから、
監督のコメントとしては、こりゃ如何なものか?


2012年J1第1節
サンフレッチェ広島 1-0 浦和レッズ (広島ビッグアーチ)
           (前半 0-0)
          (後半 1-0)


Jリーグが始まって20年。
我が浦和レッズのアウェイ開幕戦の成績は散々たるものだが、
結果的に今年もそれを上書きする結果となった。
 ちなみにアウェイ開幕戦の結果が
この20年で0勝2分け11敗は、かなりひどい成績だ。
 ここ最近でのホーム、アウェイ問わず開幕戦の5連敗もリーグ記録らしい。
 しかし、それにしても今回のスタメンは、
ちょっと意外。
 阿部勇樹のセンターバック(リべロ?)、達也のワントップは、
ミシャ新監督がレッズでサンフレッチェ広島を再現したいという
強烈な意志の現れか。
阿部勇樹が森崎和幸に、達也が佐藤寿人に見えたんだろうなあ。
 しかし、結果は、広島相手にレッズの未熟さがあらわになるという結果になった。
 まだ、たった1戦。
 でも、なんか、そう思えない疲労感のたまる1戦であった。
 ところで、この2012年版アウェイ用新ユニ。
pc-makino.jpg
 どうもオレには、これにしか見えんのだが。
e-convini_4987123138574010.jpg
 「肉体疲労時の栄養補給に」か・・・・・。
 ・・・・飲んでみるか。
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1件のコメント
2012.03.14

CRP春のライブのご案内

 今週土曜日、3月17日は太田市ミュージック・アシストにて
「CRPスプリング・ライブ」が行われます。
 今回、オープニング・アクトに出演するのは
足利日赤耳鼻咽喉科の医師、言語聴覚士のヒトビトによる
「STENT」だ!
 このド迫力のドスコイ系なギタリストと
023_20120314173753.jpg
 対照的にキレイどころのベース、ボーカルがウリのバンド(?)
037_20120314173753.jpg
 ドラムの写真は、省略。
(男です、とりあえず。)
 彼らは転勤の関係からこのライブがほぼ最初で最後になる可能性あり。
 Don’t miss it!
 もちろんCRPも新曲を4曲も用意して、
皆様のお越しをお待ちしています。
130_20120314173753.jpg
 今回も無料ですのでどなた様もどうぞ。
 ああ、新曲4曲は欲張りすぎたかも。
こんなこと言ってる間にワシラももっと練習せねば!
 7時半ころ開場、8時すぎスタートです、ヨロシク!
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3件のコメント
2012.03.13

またまた質問が・・・、しかも、難問。


 みなさん、こんばんは。
 ドクターおぐぐの「耳鼻科なんでも質問箱」のコーナーです。
(またかよ、しかもタイトル前回と違ってるし。)
 今回はこんなご質問を頂きました。
 40代の男性の方です。


小倉先生のブログには、耳管狭窄のキーワード検索でたどり着きました。
> 何故そのキーワードで検索しているかと言いますと、話せば長くなりますが
> 聞いてください。
>
>  実は今年の1月28日(土)に左耳にソフトボールが、そんなにきつくない速度で
>
> 当たりました。その瞬間、耳が聞こえずらくなりました。私は、鼓膜が破れた
> くらいの軽い気持ちでしたが、1日たっても何も変わらなかったので
> 月曜日に耳鼻科に行きました。そこで聴力検査の結果、気導が125~500が
> 50でした。骨どうは250が30、500が40でした。右が15、20、20なので相当下がって
> おりました。そこで先生からメニエールの初期症状と診断され2週間イソバイドを
> 飲んで様子を見ました。2週間で30,35,50と少し回復しました。ただ、メニエールとの診断
> が、信じられなかったのでセカンドオピニオン(都内の有名な大病院)で違う耳鼻科に
> かかり、治療を受けました。
> 薬もイソバイドがアデホスとメチコバールと、鼻炎もあったのでムコダインを処方されましたその結果、聴力が、20、25、40(骨どうは20、25)になり、だいぶ聞こえもよくなったのですが、まだ少し自分の声がこもって聞こえると話しても中耳炎もないし鼓膜もきれい
> だからともう来ないで良いですよと言われてしまいました。
> 突発性難聴ではないと言われました。
>
> ただ耳閉感をネットで調べて、耳管狭窄の症状があてはまったので、また違う耳鼻科に
> 行って、検査をしたらやはり耳管狭窄でした。通気もしてもらいました。
>
> ここまでが経過なのですが、心配しているのが耳閉感が思ったより無くならなかった。
>
> 事です。音を聞く分には問題ない(感じない)、話す時の声がこもって聞こえる感じがします。これは、通気治療をすすめて耳管狭窄が収まったら治るものなのでしょうか?
> どれくらい治療にかかりますか?先生に診てもらえば色々話を聞いてもらえそうですが、少し遠いのでもしメールで話を聞いてもらえるのであればと思いメールした次第です。今、耳管狭窄の治療をしている耳鼻科は、どうも診察の数をこなして早く終わらせようとしている節がありちょっと心配になっています。なかなか、親身になってみてくれる所ってないですね。
> 時間の有る時で構いませんので、回答頂ければ嬉しいです。
>  
>  追加で症状の説明です。
>   ①耳鳴りはありません。
>   ②朝は、割と話す声は気にならない。
>   ③昼間はその事が気になりなんとなく、しゃべりたくない感じです。
>    しゃべるとやはり、こもった感じと、響く感じ。
>   ④夜は調子が良いです。
>   ⑤風呂も調子が良いです。
>   ⑥睡眠もとれています。
>   ⑦肩こりがあります。
>   ブログをみて
>   ⑧小さい頃よく中耳炎になっていました。
>     
>
>


 おお、さらに長いっ!
 ご質問をまとめますと、
①ソフトボールがぶつかったことを契機に左耳の聴力低下
②左耳の低音部に中等度の聴力低下
③「メニエール病」の診断で、発症3日後からイソバイドを2週間飲んで軽度聴力改善
④他院にかかり薬をアデホス、メチコバール、鼻炎もあると言われムコダインに変更し聴力さらに改善
⑤聴力は40デシベルになった
⑥しかし、耳のこもり感が取れず、また別の病院で「耳管狭窄症」の診断
⑦耳管通気をしても耳のこもり感が改善せず
⑧朝と夜はいいが昼間はしゃべるとこもる感じ
⑨お風呂は調子いい、夜も寝られる
⑩肩こりあり、小さい頃中耳炎に良くなっていた
 うーん、まとめても長いなあ。
 なかなか、難しいですね、専門医試験にはちょっと手ごわいかも。
 これを一元的に説明することはなかなか困難です。
 まずソフトボール受傷をきっかけとして(?)、
「感音性難聴」が起こった。
 難聴は、鼓膜や中耳など音を伝える部分の難聴である「伝音性難聴」と
内耳や聴神経など音を感知するする部分の「感音性難聴」
に分類されます。
 この場合、どちらの病院でも「骨導聴力」の低下があったので、
「感音性難聴」のあったことは確実です。
 しかし、メニエール病は必ず「めまい」を伴うので、
今回はめまいがなくこの診断は正しくありません。
 ワタシの診断名は「急性低音障害型感音難聴」です。
 この病気はよくわかっていなことも多く、「突発性難聴」の
1タイプとして取り扱われることも多いのですが、
突然の発症、低音部のみの感音性難聴などから、
この病名が考えられます。
 ストレスなどをきっかけに内耳の循環不全が起こり、
内耳神経細胞の虚血が聴力の低下を引き起こします。
 ただ、「急性低音障害型感音難聴」はその治療に
メニエール病の特効薬であるイソバイドを使うことがあります。
 以前「蝸牛型メニエール」と言われた疾患と同一という説もあり、
最初の先生がその意味で「メニエールの初期」と言ったのであれば、
ワタシと同じ意見ということになりますが。
 利尿剤であるイソバイドよりさらに治療によく用いられるのはステロイド剤でしょう。
 発症早期のステロイド剤の使用で聴力が回復することは多いです。
時間がたつとすべての感音性難聴にいえることですが、
神経細胞が変性、死滅し、聴力が回復しません。
 今回治療で、聴力がかなり改善しましたが、
500Hzが40デシベルということは、やや難聴が残ったとみることができます。
 もちろん、発症前から(自覚症状なしに)この聴力だった場合も考えられますので、
大体元のレベルに戻ったという可能性も無くは無いのですが。
(耳鳴りが無いという点がその可能性を示唆しています。)
 音のこもる感じは低音部の難聴があるとおこる場合が多いので、
今回の症状はこの感音性難聴に起因していると考えることはできます。
 本例でも早期にステロイドを使えばもっと聴力が改善した可能性もありますが、
やはり同じだったかもしれません。
 しかし一方で別の解釈もあります。
 ご自身のおっしゃるとおり、
現在のこもり感が中耳、耳管の関係に由来する可能性も否定できません。
 お話の中で
子供の頃中耳炎を反復した、
朝、夜はよいが昼間悪い、
自分の声がこもるとともに響く感じ、
鼻炎があったことを指摘された、
とあります。
 これらの項目は耳管機能不全を示唆する事柄です。
 ただし、耳管狭窄症よりも耳管開放症をより指示する症状のようです。
 通気をしても症状が改善されないのもそのためでしょうか。
 通気度はどうなんでしょうか。
 小さい頃中耳炎を反復していたので鼓膜のダメージ、
具体的には鼓膜が薄くなり気圧の変化を受けやすいことは、もともとあったかも。
 現在の症状はこの耳管開放症のためかもしれません。
 そこで、今後は
「急性低音障害型感音難聴」を考え、イソバイドやステロイドの治療を試みる。
ただし、時間がたっているので効果は疑問?
「耳管開放症」があるならそちらの治療。
これも簡単ではありません、ワタシのブログにこの病気の説明がありますが。
 もちろん、通気で次第に改善するならそのまま続けていいと思いますが。
 うーん、これ以上は、難しいなあ。
 やっぱり、主治医の先生によく相談してみてくださいね。
 結論でなくてスイマセンが。
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1件のコメント
2012.03.11

手すり

 先月のある朝、いつものレディアちゃんの散歩コースの
織姫神社の石段の前で彼女がどきっとして立ち止った。
 ビビり症の柴犬はちょっといつもと変わったものがあると、
すぐ反応してしまうのだ。
 石段にこげなものが立っていたのである。
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 どうも石段に手すりをつくるらしい。
 手すりは日ごとにずんずん伸びていった。
008_20120311185844.jpg
 もともと真ん中に手すりがあるので、どう考えてもこの手すりは
お年寄りや足の悪いヒトのための「実用」ではなく、「見栄え」のためのようだ。
010_20120311185844.jpg
 
 参道脇の「ザクロの木」も切られてしまった。
(ザクロ星人楽しみだったのに・・・。)
003_20120309220228.jpg
 最近はこんな感じになって来た。
006_20120311185844.jpg
 どうもここの神社は資金が潤沢にあるらしい。
 きっと「○×株式会社○×ナニ兵衛寄進」
なんちゅうプレートがいちいち付くんだろうなあ。
 毎朝この石段脇の斜面を自転車をころがして押して登っていたお蕎麦屋のオジサンは、
最近は仕方なく自転車を担いで登っているようだ。
 
レディアは散歩中にオシッコするのだが、
参道の石段ではまずいので
踊り場から入った石段脇の山の中の地面でしている。
そこへの通路がふさがれるかと思ったら、
今のところ、そこは手すりが途切れている。
(メス犬なので電柱ではなく座りションベンです。)
001_20120309220231.jpg
 ちなみにこの場所、そばに「水仙」が生えているので、
わが家では 「スイセントイレ」 と呼んでいる。
002_20120309220230.jpg
 スイセントイレ、閉鎖されませんように。
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