ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2012.09.26

自動ドア新しくなりました


 水曜日の午後の休診を利用して、
外来の自動ドアの工事をしてもらいました。
 開業以来ずっと使用してるモノで、
10年くらい前に一度修理してもらった覚えがありますが、
最近またガクンガクンいうようになっていました。
004_20120926165507.jpg
 この機会に自動ドアのシステム変更も行いました。
 これまでは、ヒトセンサーで開閉していましたが、
お子さんが勝手に飛び出したり、はさまれたりで危ないので
タッチ式にしました。
 
 入る時、出る時はここをタッチしてくださいね。
005_20120926165506.jpg
 閉まる時は自動ですが
ヒトセンサーも併用し、、
ヒトがドアのところにいる間は閉まらないように設定されているので、
お子さんなどが挟まれる危険も少なくなりました。
 明日からはドアの前にぼーっと立っていても開かないので
ご注意ください。
(なにか注意書きをはるようにします。)
  人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。



2件のコメント
2012.09.24

特撮博物館


 もう1週間以上前になるが9月17日に東京都現代美術館でおこなわれている
特撮美術館に行ってきました。
(当日なにしろ暑くて相当バテている。)
011_20120924140931.jpg
 この展示の存在はなんと我が弟のフェイスブックで知った。
 やはり似たもの兄弟。
 せっかくなので、妻にも付き合ってもらう。
(彼女は特撮オタクではないが、弟と同い年のウルトラ世代なので、)
007_20120924140931.jpg
 映画で使われたミニチュアや会場につくられたミニチュアセットなど、
大いに楽しめました。
 子供連れもいたけど、どっちかというと
完全に大人向け(しかもマニア向け)のイベントでした。
 ワタシと同年代のオジサンの3人くらいのグループなどあって、
盛り上がっていて楽しそうだった。
 展示物を前にワタシが妻にウンチクなどを語っていると、
まったく同じネタを話してるのが聞こえたりして思わず苦笑。
006_20120924140932.jpg
 良くできてます。
 90式って本当にあんなでかいのか。
 でも東宝自衛隊は90式よりも74式よりも61式だなあ。
(いっそM4という路線もあり。戦闘機は、イーグル、ファントムより断然、F-86!)
 ところで、今話題のこの飛行機。
bce0c1ae-s.jpg
 原点は「帰ってきたウルトラマン」の「MATジャイロ」か。
mat-gyro.jpg
 はたまた映画「日本沈没」の特務飛行艇「おおくに」か。
IMG_S6420.jpg
 などと展示を見ながら不謹慎なことを考えたりしたのだった。
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。



コメントはまだありません
2012.09.22

こんな結果になろうとは・・・・。

 暑さ寒さも彼岸まで、とはよくできた諺で、
あんなに暑かったのに今日はなんかちょっと涼しいのである。
 ああ、こりゃ、うちわや着替えやなんかもいらず、
サッカー観戦は快適、今日はひょっとしたら
他チームの結果次第では首位に立つ、
なんつーこともあったりなんかしちゃったりして。
 などと浮かれ気分でスタジアムに足を運んだサポーターが多かったのでは。
027_20120922210241.jpg


 2012年J1第26節
  浦和レッズ     0-5      ガンバ大阪   (埼玉スタジアム2002)
          (前半 0-2)
          (後半 0-3)


 なめたら、あかーーーーーん!
 なめたらあかんのや、ホンマ。(なぜか関西弁)
 ガンバ大阪は今や降格圏内、今期のアウェイゲームでは
感動の雨中のロスタイム逆転劇で勝ち点3をもぎ取った相手。
 あの時よりこちらのチーム状態は上がり、相手は逆に下降している。
 じゃあ、ホームゲームで勝てないわけないじゃん。
031_20120922210241.jpg
 といった驕りがマッチデープログラムの選手インタビューにも見え隠れ。
 うーむサッカーは難しい。
 序盤こそ、小気味いいボールタッチからチャンスをつくっていたレッズであったが、
やはりどこかヌルかった。
 涼しくて動きがようなるかと思ったが、
パスが雑でした。
 雨不足で(?)芝の状態が悪く
やたらボールの弾むピッチもちょっと問題ではあったが、
それはイイワケだ。
034_20120922210240.jpg
 ともかく、このスコアは何なの。
 0-4の時点でお客さんはぞろぞろ帰っていく。
オレの隣の席のお兄さんも帰ってしまった。
036_20120922210240.jpg
 でも、1点くらい返すかも、
と思って我慢して見てたら、もう一点取られた・・・・。
041_20120922210239.jpg
 後ろの席のアラサーくらいのうるさい3人組ガンバ応援女子も気に入らなかったし、
全く、何のためにカネと手間と時間を使ってスタジアム行ったんだよー。(泣)
 頭下げたって許さんぞー。(怒)
043_20120922210304.jpg
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。


2012.09.20

今夜のライブはギターなしで


 北朝鮮飯店のライブが終わっての連休は翌週の学会の準備。
 昨日行われた研究会での発表原稿をまとめていたのだ。
020_20120920194243.jpg
 会場は足利市民プラザ小ホール。
 ここは、オーディオメトリーで一回、CRPで一回ライブをやったことがあるなあ。
 でも今日はギターは無しです。
028_20120920194242.jpg
 今年のスギ・ヒノキ花粉症と来年の展望について
マジメに 講演して参りました。
 でも、最後はこんなスライド出したりして。
029_20120920194242.jpg
 終了後の懇親会、他の先生方と「まつむら」さんでお食事。
 実は、ここの娘さん、今年何と群馬大医学部に合格!
ワタシ(と妻の)後輩となったのだ。
047_20120920194242.jpg
 せっかくですので写真に入ってもらう。
 おめでとうございます。
 「まつむら」さんも昔から良く美味しいお料理をごちそうになっていますが
娘さんの方も風邪ひくとウチかかったりして良く知ってるのだ。
 足利出身の、しかも知り合いが後輩になるとは
こちらも大変ウレシイです。
 良いお医者さんになってください。
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。




コメントはまだありません
2012.09.19

ニューキノロン系の薬剤について


 コメント欄にいただいたご質問にお答えします。
(質問の内容は右コメント欄をクリックしていただけると読めます。)
 高齢者にいきなりニューキノロンを使うのは最終手段だ
の論拠ですね。
 そのコメントは、おそらく単純に年齢と原因菌いうより
高齢者とニューキノロンとの関わりで述べられたものではないでしょうか。
 青カビから発見されたペニシリンを端緒とする抗生物質は
セフェム系、マクロライド系など様々なグループがありますが、
基本的に土壌の微生物が産生する天然の物質をもとにしています。
 一方ニューキノロン系と呼ばれる薬は人工的に合成された薬で、
抗生物質と同じく抗菌薬ではありますが合成抗菌薬と呼ばれます。
クラビット、ジェニナック、オゼックスなどが代表的です。
 主として腎排泄が多く尿路感染症でのみ用いられていたキノロン剤ですが
1980年代初頭に従来のキノロン剤から抗菌力、抗菌スペクトルが
飛躍的に進化したバクシダールが発売され
ニューキノロン系と呼ばれるようになりました。
 ちょうどワタシが医者になった頃の話です。
 ニューキノロン系の特徴は高い組織移行性と
広い抗菌スペクトル、そして高い殺菌能力です。
 その一方で発疹、胃腸症状などの通常の抗菌薬にある副作用の頻度も比較的高く、
ニューキノロンに特徴的な血糖値異常や関節毒性、
横紋筋誘拐症や腎不全などの時に重篤な副作用も報告されています。
 症例を選んで使えば切れ味は鋭いが、
なんでもかんでも使うべきではない薬です。
 抗菌スペクトルの広さから通常は内服では殆ど効かない
緑膿菌などの耐性菌にも有効です。
緑膿菌は弱毒菌なので健常者に感染を起こすことは稀ですが、
耳鼻科領域では慢性中耳炎と外耳道炎では常に主要な原因菌です。
 とびひは夏場の子供に多い病気ですが原因菌は主として黄色ブドウ球菌です。
通常はセフゾンなどがよく効きますが
最近耐性ブドウ球菌によるとびひをとこどき見ます。
 耳鼻科は培養を取るので、
たまたま、皮膚科でなかなか良くならなかったとびひに対し、
原因菌を特定し、皮膚科の先生にニューキノロンの使用を推薦したところ
軽快して感謝されたことが何回かありました。
 空気のないところで発育する嫌気性菌というグループの細菌があります。
ニューキノロンはこの手の菌にも有効です。
これも通常はあまり遭遇しませんが
耳鼻科領域では慢性副鼻腔炎の急性増悪や扁桃周囲膿瘍では原因菌になる場合が少なくありません。
特に副鼻腔内は薬剤の移行が悪いので組織移行性の高いニューキノロンは有効です。
 マイコプラズマは乳幼児には少ないですが、
学童期から大人、老人までの咳の風邪としては常に念頭におくべき疾患です。
通常のペニシリン系、セフェム系の抗生物質が効かないので、
クラリス、エリスロマイシンなどのマクロライド系の抗生物質が用いられてきました。
 ただ、近年、というよりこの2,3年マイコプラズマに
このマクロライド系の抗生物質が急速に効かなくなってきてしまいました。
現時点で耐性率は7割超とも言われています。
 ニューキノロンはこのマイコプラズマにもよく効くので
マクロライドでコントロールできない場合の2次選択薬として有用です。
 しかし、現時点でニューキノロンを第1選択で用いるべきではないでしょう。
マイコプラズマは確定診断が難しく疑い例で治療を行うことがほとんどです。
 そもそもマクロライド系が効かなくなった背景には
マクロライド系抗生物質の不適切な使いすぎがあります。
 マイコプラズマが多くは自然治癒する病気である事を考えれば
ニューキノロン剤は最後の手段として温存しておかねばなりません。
 そんなわけで、その先生の真意は、
確かにニューキノロンはよく効く薬であるが、
 そのニューキノロンが効かなくなると手の打ちようが無くなる場合があり、
ことに老人の場合には肺炎などの時に致命的な感染症の例があるということ。
 そして、ニューキノロンそのものが持つ
重篤な副作用を惹起する危険性を常に考慮する必要があること。
 この2点を踏まえて発せられたコメントではないでしょうか。
 つまりもっと診断力を磨け、ということでしょうかね。
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。




1件のコメント
医療系をまとめました。
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ