ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2013.03.03

祝・jリーグ開幕、祝・開幕アウェイ戦初勝利!


 さて、バタバタしてるうちにJリーグが始まってしまった。
 実は先週火曜日にレッズの公式戦は
アジアチャンピオンズリーグ予選リーグ第1戦として
中国広州で始まっており、
本来そのレポートから開始すべきなのだ。
 このブログで公式戦のレポートを休んだことはまだ1回もないはず。
 しかし、ここ最近の公私の多量の業務と、
その試合そのものがあまり記事にしたくない内容、スコアだったもんで、つい…・。
 で、やっぱ、今シーズンはこの試合から行きましょ。


  2013年J1第1節  
  サンフレッチェ広島     1-2      浦和レッズ  (エディオンスタジアム広島)
             (前半  0-1)
             (後半  1-1)


 昨年の優勝チームのホームゲーム、
昨年の開幕戦と同じカード、
しかも相手の浦和はミシャ監督をはじめ
柏木、槙野、そして今季移籍の森脇と主力は広島からの移籍組、
昨年の対戦はともにホームが勝ちの1勝1敗・・・・。
 これ以上の注目カードは無いっしょ。
 NHKの地上波生中継のカードチョイスも
企画会議ではまず無難にこの試合の放映が決まったと思う。
(後は、「デスゴール」の前田のいる
ジュビロ対グランパスもちょっと話題になったかもだが、
多元中継で押さえてましたね。)
 14時キックオフのゲームだが、
2日前から花粉が本格的に飛んでどっと患者さんが来たため
午前の診察が終わったのが15時15分過ぎになってしまい、
録画追っかけ再生での観戦であった。
 昨年、このカードで0-1のスコア以上にチンチンにされたレッズは
このゲームで見事に1年の成長を証明して見せた。
 高いボール支配から再三広島ゴールに迫り、
酒年の得点王リーグMVPの佐藤寿人に
ほとんど仕事させなかった。
 相手ミキッチの故障欠場もラッキーだったけど。
 昨年シュート数が広島14の浦和は5であったが、
教は浦和9の広島7、前半に限って言えば、
ほとんど広島サイドに攻め込んだ内容だった。
 かくして開幕戦アウェイゲームとしてはレッズにとって
なんとJリーグ開設以来の初勝利であった。
 今シーズンへの期待がいやが上にも膨らんじゃうんだが・・・・。
 それにしてもテレビ観てても常にハラハラドキドキ、
おなかあたりに妙なモヤモヤした緊張感があり、
後半1点返されてからは、あああ、早く終わんないかなあ、
と、そればっかり思って観てました。
 こんなに不安で落ち着かないゲームって、
やっぱり日本代表の試合やオリンピックではぜったい味わう事のない
「浦和愛」があればこそのものだなあと、
久々にサッカー観て思った次第です。
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2013.02.21

ステロイド、セレスタミンに対する質問

 
 先日、またコメント欄にご質問いただきました。
 一般閲覧不可なので、転載はしませんが、
5歳のお子さん(アトピーあり、喘息でキプレス、キュバール使用中、入院歴あり)が
副鼻腔炎の加療中であったと。
 最初3カ月はマクロライド少量長期療法していたが
1月の風邪をきっかけに悪化、
その後家族にコメントなくセレスタミンシロップが
処方に追加され体重増加、顔がパンパンになったとのことで、
ステロイドの使用がわかり中止したという経緯です。
 コメントの方はステロイドの使用で、
心配になったとのことです。
 うーん、こりゃ、難しいですね。
 いろいろ問題にする点もありますが、
今回はステロイドとセレスタミンの話題で行きましょう。
 一般にステロイド剤というと副腎皮質ステロイドの事なので、
それに限った話をします。
(ドーピングなどで問題になるアナボリック・ステロイドは関係ありません。)
 副腎皮質ステロイドは副腎から分泌されるホルモンで、
誰でも体内に持っています。
 ステロイド剤は強力な抗炎症作用や免疫陽性作用を持ち、
アレルギー性疾患、膠原病、神経細胞の修復、臓器移植時等々
さまざまな疾患に使用されています。
 耳鼻科領域だと突発性難聴や顔面神経マヒの症例には
特別な事情が無い限りほほ100%使われます。
 しかし、ステロイドという薬、
これが、なかなか使い方がムズカシイ。
 ちなみに代表的なステロイドである
プレドニゾロンの添付文書における用法用量を見ると
「通常成人には1日5ミリグラムから60ミリグラムを
1回から数回に分けて内服、症状、年齢に応じて適宜増減」
とあります。
 普通は
「1回に1錠を一日3回に分けで服用」
などと書いてあるのが普通で、
せいぜいその半分とか倍量になるくらい。
 しかし、5ミリから60ミリでは10倍以上の差があるし、
実際にはもっと少ない量を隔日で飲んだり、
逆に100ミリをドーンと使う用法もある。
 こんな薬は他にはないです。
 基本的に用法はお医者さんの裁量でなんでもあり、
ただし、副作用の関係でむやみに使うわけにはいかないのだ。
 短期的には、胃腸症状、便秘あるいは下痢、食欲増進、
血圧上昇、糖尿病悪化、易感染性、
長期的には若年者の成長障害、骨粗鬆症、中心性肥満、胃潰瘍、白内障など多彩で、
中には不可逆的、重篤なものも多い。
 でも、使い方によっては、これしかない、
というくらい有効な薬なので、
ここ一番に使う事は大いにアリなのだ。
 ステロイドを上手に使う、
というのはある意味医者の技量の見せどころともいえる。
 コメントの方はお話からアレルギー体質がかなり強そうなので、
「通常兵器」では無く、ステロイドが使われたんでしょうが、
残念ながらこればっかりは第3者には使用の適不適は判定できません。
 ステロイドと聞いただけで過敏に反応する方が
たまにいらっしゃるが、それはマスコミの悪い影響ですね。
 まあ、今回ステロイドの説明が無かったのは問題かもしれませんし、
2カ月近くというのはギリギリちょっと長いかなあ、という気がします。
 ワタシだったら多分出しませんが、絶対出しちゃダメかっていうと
そうとも言えない。
 あえて難治例にお医者さんが大丈夫と考える線を
勝負をかけて狙ったのかもしれません。
 ところでセレスタミンという薬です。
 これはベタメサゾンというステロイドと
抗ヒスタミン薬の合剤です。
 ステロイドの強さをはかるのによくプレドニゾロン換算をしますが
セレスタミンのステロイド量はプレドニゾロン2.5ミリ分です。
 少ない量ですので単発的に飲むにはまず問題ありませんが
数カ月にわたると副腎抑制をきたすと言われています。
 ただ、合剤ゆえ、これをステロイドと説明しないで
処方される先生は時にいるようですが、
ワタシとしては説明すべきだ、と思います。
 今回のトラブルもここにあるかもですね。
 あるいは話したつもりになって忘れちゃったのかも。
院外処方なら薬局で説明があるはずですから院内処方だったんですかね。
 キュバールもステロイドですが、
吸入薬なので全身的にはステロイドの影響は問題ないと思います。
 同じく、最近の点鼻薬である
「アラミスト」「ナゾネックス」「エリザス」も
全身的な副作用を気にせず安心に使えるステロイドです。
 そんなわけで、ことステロイドに関しては
画一的な事がいえませんので
今回の件に関しては明確なコメントは差し控えます。
 ただし、花粉症の治療に
ステロイドの筋注をしたり、セレスタミンだけを
1か月も2カ月も飲むというのは
明らかに正しくないと思います。
 うーん、何となく答えになってねー。
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10件のコメント
2013.02.14

オリンピックで無くてもいい競技


 んで、そんな国民栄誉賞の話を書いたら、
なんと、オリンピックでレスリングが外されるかも、という話。
 吉田沙保里選手、圧倒的な強さで国民栄誉賞もらったけど、
強すぎた(?)
 別に、ヨーロッパ優遇の措置では無いと思うが・・・。
 過去、一度もオリンピックから外れた事が無い競技は
陸上、競泳、体操、フェンシングのみらしい。
 レスリングは、過去、我が足利市出身の選手が金メダルをとったこともあるし、
オリンピック的な競技だなあ、と思ってたのでちょっと意外ですね。
 テコンドーとか入ってるのに・・・・。
 昨日、スイミングで一緒になったヒトが
良い提案をしてました。
 オリンピックで代わりに無くしてもいい競技は何か?
 それは、・・・・・・・・サッカー!
 なるほどー。
 オリンピックのサッカーは年齢の問題で
トップの選手は出られないし、
いわゆるサッカーの強豪国はオリンピックは軽視してるので
たとえ23歳以下であっても一流選手は出ない場合が多い。
 男子サッカーは何といっても1にワールドカップ、
2にクラブチームなので、オリンピックで勝ったところで
たいした栄誉は無いのだ。
 オリンピックのサッカーの権威は
同じ年に4年おきに開催される
ヨーロッパ選手権にはるか及ばない。
 一方、レスリングを志す人にとっては何といっても
オリンピックが世界の頂点であろうから
これをなくしちゃうのはマズイでしょ。
 そしたら同じ意味で、野球やバスケ、テニスなんかももいらないなあ。
(女子サッカー、女子バスケは除く。)
 まあ、実際問題としては、
オリンピック委員の力関係とか、
入場料収入の関係、
スポンサーのカネ関係(?)などで、
競技人口の極端に少ない野球はともかく、
サッカーつぶすのは難しいでしょうが。
 でも、いちサッカーファンとして、
この意見にけっこう賛成です。
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2件のコメント
2013.02.13

国民栄誉賞


 ちょっと前になるが元横綱の大鵬氏が亡くなった。
 子供の頃から現在までお相撲には全く興味ないワタシだが、
さすがに大鵬は知ってる。
 ちなみに野球も興味ないので、
良く言う「巨人、大鵬、卵焼き」の中で
ワタシが好きだったのは卵焼きだけでした。
 さてその大鵬氏に国民栄誉賞を贈るかという話。
 その後どうなったかは知らないが、
ともかく「死んでから贈るのでは遅い」!
 人間、死んだらお終いです。
 人間を含む、生物はそもそも炭素を含む元素が
一定の秩序で集合してるモノにすぎない。
 しかも、それを人間たらしめているのは、
脳という部分のニューロン間の微量な化学物質や電気信号の
やりとりによるもの。
 死んじゃえばそういった現象は消滅し、
元素はばらばらになってまた地球上の別の構成成分になるので
生命は消滅してしまう。
 魂とか、霊魂とか、天国とか、
そういったものは生きてるヒトの頭の中にあるイメージ、
実態のない想像上の産物だ。
 死者を弔って、故人もうかばれた、とか
きっと天国で喜んでいるだろう、
なんてのは生きてる人の間だけの満足である。
 さて、国民栄誉賞第1号は
ご存知元巨人の王貞治氏である。
 その後、さまざまなスポーツ、芸能関連のヒトに贈られ、
こないだはなでしこジャパンにも贈られました。
 ところでその初代受賞者の王氏とともに
当時人気絶頂だった巨人軍の2枚看板だった長嶋茂雄氏には
国民栄誉賞送られていないのだ。
 だから、もし、長嶋茂雄氏が死んだときに、
国民栄誉賞を贈るか、
なんて話が起こるくらいなら、
生きてるうちに贈りましょう。
 せめて、本人に
「あなたが亡くなったら政府は国民栄誉賞を贈ることを決めました。」
と伝えてあげれば、
本人も喜んで「内定パーティー」くらい開けるかも。
 まあ、ワタシ好きだったのは「卵焼き」だけだったので
個人的にはどーでもいいんですが。
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2013.02.11

にゃんにゃん物語11


 さて、我が家(?)のニャンコたちは
冬の寒さにめげずほぼ毎日朝ごはんを食べにやってきている。
 前回「にゃんにゃん物語10」は7月の記事だった
クリックしてご覧ください⇒にゃんにゃん物語10
 その後「コパン」はどっか行っちゃったが
「チャトラ」「クロトラ」「ミミシロ」「ミミクロ」
の兄弟は順調に大きくなった。
 実はもう昨年の暮れの事だが、
ちょっとした「異変」があった。
 おはよー、今日はいつもやんちゃな「チャトラ」くんだね。
「ミミシロ」「ミミクロ」は来てないか、
2012-10-25 (13)
 そして「クロトラ」とこっちに・・・・・「チャトラ」?
2012-10-25 (11)
 「チャトラ」が2匹いる!
2012-10-25 (1)
 まさか、個体分裂したわけではないので、
「チャトラ」は2匹いたのだ。
 この半年、1匹づつしか現れなかったが、
ひょっとして、いつからか2匹が交代で来てたかも??
 しっかし、キミたち体の模様の色合いや体型、大きさ等
ホンっと、よっく似てるわ。
003_20130211200356.jpg
 アップで見ると耳の形などビミョーに違うが
おでこの模様もほとんど同じ。
2012-10-25 (15)22012-10-25 (11)2
 しかし、性格は全然違う。
 向かって左の方は、真っ先に飛び出してきて
縁側まで上がり、えさの袋にちょっかいを出すやんちゃ坊主。
 一方右は控え目で、おっとりして
絶対家には上がってこない慎重派。
 おそらく前者が当初からいた方だと思われ
「チャトラ1(ワン)」、後者が「チャトラ2(ツー)」と
呼称されることになった。
 やっぱ、こいつら兄弟だよな、どう見ても。
 いつから入り乱れていたんだろうか。
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