ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2014.03.01

その前夜

2月26日のローリングストーンズ日本公演開幕の前夜、

市内某所に集合し「前夜祭」を行った。

 

 

 

 

 

日本公演参加予定者3人のオヤジがストーンズのコンサートのDVDを見ながら

酒を飲みつつ気分を盛り上げる、という趣向である。

 

 

 

 

 

ワタシが初日2月26日(水)、K氏が3月4日(火)、Y氏が6日(木)の参加となり、

図らずも全公演を網羅することになった。

 

 

 

 

 

 

 

直前のアブダビ公演のセットリストをチェックし

ハイドパークのビデオを見ながら日本公演のセットを予測したりした。

 

 

 

 

 

 

しかし、オープニングの「一人ぼっちの世界」は全くノーマークでした。

 

 

 

 

 

 

 

ミック・テイラーの「ミッドナイト・ランブラー」や

コーラス隊を交えた「You Can’t Always Get What You Want」

ガウンを着て歌う「悪魔を憐れむ歌」なんてのは今回のツアーの鉄板ですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

初日と次の公演の間が1週間近くあるのでその間に何かあるのか、

追加公演があるんじゃないかと当初から噂されてましたが、

週末にプロ野球のオープン戦があるみたいですね。

 

 

 

 

 

 

ふーん、東京ドームって野球もやるんだ。

 

 

 

 

 

 

あの巨大セットはいったん解体して、また週明けの公演に向けて組みなおすらしい。

 

 

 

 

 

そりゃ大変そうだなあ。

 

 

 

 

 

水曜日のコンサートの余韻がいまだ冷めやらず

毎日ストーンズばっかり聴いてるワタシですが

これから行く人たちはさぞかし待ち焦がれてることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

高齢バンドゆえ、疲労で出演できなくなった、なんてことがなきゃいいですが。

(特に中1日の最終公演。)

 

 

 

 

 

 

 

そういや、この6日間、彼らは何やってんだろう。

 

 

 

 

 

 

まさかオープン戦は見ないよね。

(ポール・マッカートニーはお相撲観てたけど。)

 

 

 

1件のコメント
2014.02.27

ローリングストーンズ日本公演2014

日本には100歳の女性スイマーがいて、

シニアの国際大会に出ると毎回のように年代別世界新記録を出すらしい。

 

 

 

 

 

 

 

うーむ、継続は力なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここに前人未到の地平を転がり続ける孤高の超高齢ロックバンドあり。

 

 

 

 

 

 

 

祝!ザ・ローリング・ストーンズ、8年ぶりの来日。

 

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 8年前もこれが最後かと思いきや、どっこい奴らはすごかった。

 

 

 

 

 

 

 

 昨年秋、ポール・マッカートニー以来の東京ドームである。

 

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 前回の経験を活かし、今回は早めにグッズ販売の列に。

 

 

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 それでも15時に並んで買えたのは1時間半後であった。

 

 

 

 

 

 

 娘と合流し、いざ会場へ。

 

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今回は以前ブログで書いたように「バルコニー席」。

 

 

 

 

 

ここは、やはり野球ではVIP席的な扱いらしく、

専用のトイレやラウンジもあり、

ゆったりした座り心地のいいシートは肘掛からテーブルも出る。

 

 

 

 

 

 

 確かにステージはやや遠いがけっこう見やすくマル。

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 この間の3階席よりは格段に良かった。

とれれば、またこの席取りたいっす。

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 コンサートは6時半開演とあるが、一向に始まらず。

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、時間どおりには始まることはない思っていたが、

娘は、 

「きっと血圧でも測ってんじゃないの。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 けっこう、マジでそうかも・・・・。

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予想通り(?)30分遅れの19時スタート。

 

 

 

 

 

 

さて、オープニングはその前のハイドパークやアブダビでのライブのセット情報から

「スタート・ミー・アップ」だろうと思っていたら、

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まさかの「一人ぼっちの世界」!

 

 

 

 

 

これは、ヤラれました。

 

 

 

 

 

 

 

続く「イッツ・オンリー・ロックンロール」は、予想通りだが、

キース・リチャーズはいきなりイントロのギターをトチる。

 

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 その後、「ギミー・シェルター」等、けっこうミスっていたキース、

そろそろヤバいかも。

 

 

 

 

 

 

 

 それに引き換えミック・ジャガーはスゲエ。

 

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 ステージを縦横に駆け回り、シャウトする。

 

 

 

 

 

 最初のうちは高音をセーブしてメロディラインを変えてたけど

次第に全開に。

 

 

 

 

 

 体の鍛え方がハンパないのが、遠目にも見て取れる。

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 そしてロン・ウッドといえばアブナっかしいキースのギターをフォローする

「介護士」のようなギターワーク。

 

 

 

こいつ、いい奴なんだなあ、という感じが伝わる。

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ジイよ、大事ないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして身体的に最も負担が大きいと思われるのが

サポート・ドラマーなしでたたき続けた

バンド最高齢、72歳のチャーリー・ワッツである。

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安定したクールな、また時にパワフルなドラミングはさすが。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、メンバー紹介でミックの横に歩いてきたときは

やや、足取りが危なかったような・・・・・。

(やはりペダルワークはきついのか。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、今回楽しみにしていたのは

元ローリングストーンズのメンバーで名ギタリストのミック・テイラーのゲスト出演である。

 

 

 

 

 

 ワタシがストーンズを知ったときストーンズのギターといえばミック・テイラーであった。

 

 

 

 

 

 

 やっぱ、ドリフターズは荒井注だよね、志村けんじゃなくて、みたいな。

(ちょっと、違う?)

 

 

 23139

 

 

 

 

 

 ・・・・なんか、大きくなりましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 以前は、こんな感じだったのだが。

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 でも、かつてマイク・ブルームフィールド、エリック・クラプトンと肩を並べる

天才白人ブルース・ギタリストといわれただけのことはある。

 

 

 

 

 

 

 素晴らしいギターを聴かせてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界最高峰かつ最高齢のスタジアム・ロックンロール・バンド

のステージはアンコール2曲を含め約2時間、全20曲のショーであった。

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いやー、楽しかった。

また見たいが次回はあるのか?

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ちなみに本日のセットリストは以下。

 

Get Off Of My Cloud
It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It)
Tumbling Dice
Wild Horses
Emotional Rescue
Doom And Gloom
Bitch (Fan vote)

Honkey Tonk Women
 Slipping Away (with Keith on lead vocals and Mick Taylor joining on guitar)
Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals)
Midnight Rambler (with Mick Taylor)
Miss You
Paint It Black
Gimme Shelter
Start Me Up
Brown Sugar
Jumpin’ Jack Flash
Sympathy For The Devil

ENCORE
You Can’t Always Get What You Want
(I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor)

 

この全20曲のうちワタシは赤字の12曲をバンドで演奏しております。

 

 

 

 

 

6割か、一応合格だな。

 

 

__

 

 

 

 

1件のコメント
2014.02.23

再起動

 約10年続いたバンド「CRP」であるが、

昨年夏の納涼祭でいったん公式活動に区切りをつけ、

活動休止になった。

 

 

 

 

 

 

 しかし、何とかこの路線を続けたいなあ、という思いがあり

このたび新バンドが発足した。

 

 

 

 

 

 

 

 一体いくつバンドやれば気が済むんじゃ、といわれそうだが、

恋人や奥さんは複数ではマズイが

アマチュアバンドは趣味の世界なんで

海釣りもすれば渓流釣りもするとか、

油絵も描くけど水彩画もみたいに

いくつバンドやったっていいのだ。

(レッズサポーターでありながらアントラーズも応援する、というのは不可。)

 

 

 

 

 

 

 

 メンバーはワタシのほかに元「CRP」の前原先生、

ドラムに元「かものはす」の中野くん、

そして、ギターにはワタシの実弟治之くんを迎えた。

 

 

 

 

 

 

 

 2コ下の弟、泌尿器科医であるが、実は一緒にバンドやるのは

初めての経験なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 2週間前に初顔合わせをし、一昨日2回目の練習。

 

 

 

 

 

 

 

 けっこうイイ感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 結果的に元「CRP」の二人が中心のバンド。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、新バンドの名称はどうしようか。

 

 

 

 

 

 

 

バンドの構成メンバーの変更によって名前が変わったもの

「オアシス⇒ビーディー・アイ」「ジョイ・ディヴィジョン⇒ニュー・オーダー」

「10CC⇒ゴドレー&クレーム」「ニルヴァーナ⇒フーファイターズ」など。

 

 

 

 

 

 

 

 一方、「ジェネシス」「キング・クリムゾン」「ディープ・パープル」

などのように変わらないモノも。

「ベンチャーズ」なんかオリジナルメンバー1人しかいないし。

あ、クリムゾンもそうか。

 

 

 

 

 

 

 

 ここは「CRP 第2版」という意味を込めて

「Second Edition」というバンド名で行くことに決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 以後、よろしく。

 

 

 

 

 

 因みに「Second Edition」とはご存知の方も多いかと思いますが

元「Sex Pistols」のジョニー・ロットンが

ジョン・ライドンと名を改め結成した「Public Image Ltd.」のセカンドアルバムである

ロック史に残る超名盤に由来しております。

(大学時代、最も好きだったのがこのバンド。)

 

 

無題

 

 

 

 

 

 このアルバム「Metal Box」といい

初版は名前の通り金属の缶に入った45回転30㎝盤3枚組で限定発売され、

その後、通常の見開きジャケットの 33 1/3回転LP2枚組で一般販売されたのが

「Second Edition」といいます。

 

 

 

 

  有名なロック豆知識ですが一応、念のため。

 

 

 

 

 

 

 

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2014.02.22

聴覚障害の身体障害者

 話題の佐村河内守氏、今や「にせベートーベン」との通称のほうが

通りがいいようですが。

 

 

 

 

 

 ゴーストライターの件のほかに

聴覚障害は偽装だった、という点もかなり「やり玉」に上がっています。

 

 

 

 

 

 

 身体障害者手帳を持ってるが実は聞こえている、というもの。

 

 

 

 

 

 

 身体障害者の等級は1級から6級までありますが、

このうち「聴覚障害」については1級と5級はなく

2級、3級、4級、6級までが設定されています。

 

 

 

 

 

 

2級が一番重くいわゆる「ろう」です。

 

 

 

 

 

 診断は県の認可を得た身体障害者福祉法指定医師が行い、

当院はワタシも副院長も「指定医」です。

 

 

 

 

 

 

 認定はこういった指定医のいる医療機関で受けますが、

そのほかに身体障害者更生相談所などの施設に

指定医師が出向いて診断、認定をすることがあります。

 

 

 

 

 

 

 当院で診断してる方は難聴でお困りの方で、

役所や知人、あるいは民生委員の方などに勧められて受診する方で、

問題のある方はまずいらっしゃいませんが、

世の中には「身体者障害者手帳」欲しさにいろいろと不正を行う方もいます。

 

 

 

 

 

 

 

 以前、札幌でブローカー的な人とつるんで

身体障害者手帳を不正診断していた医者が逮捕された事件がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 障害者手帳を取得するといろいろ有利なので欲しがる人もいるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシが大学病院にいたころは医局の医師が交代で

大学のすぐ近くにある更生相談所に出向いて

身体障害者の診断をする仕事がありました。

 

 

 

 

 

 

 ここに、手帳欲しさの難聴者が結構来ます。

 

 

 

 

 

 

 もちろん、難聴が全くないわけではないのですが、

身障者のレベルまで悪くないのに、聴こえないふりをして認定を受けようとするヒトビトです。

 

 

 

 

 

 

 鼓膜などの診察のあと聴力検査室で医者が実際に聴力検査をするわけですが、これがヒドイ。

 

 

 

 

 

 

 聴力検査はご存知のようにレシーバーで音を聴かせて、

聴こえたらボタンを押すというもの。

 

 

 

 

 

 

 

 この手の方々はハナっから全くボタンを押す気がない。

 

 

 

 

 

 「ちょっとでも聞こえたら押してくださいねー。」

と大声で言うのだが、マッタク聴こえないというそぶりで

顔をしかめて顔の前で手を横に振るばかり。

 

 

 

 

 

 

 

 慣れてくると詐聴の人は何となくわかるのだが、

聴こえないといわれればこちらは否定するすべがない。

 

 

 

 

 

 

 仕方ないので「全ろうで障害2級ですね。」と「筆談」して、

手続きの説明する。

 

 

 

 

 

 

 

 しめしめやったぜ、と帰ろうとする詐聴者の背中越しに

 

「ああ、○○さん、ちょっと待って、忘れてました。」

 

と声をかけると、

 

「はあ、なんでしょう。」

 

と振り向くヒト。

 

 

 

 

 

 

 こちらは、にっこり笑って

「少し聴こえるようですから、また今度検査しましょうか。」

 

 

 

 

 

 これは実話です。

 

 

 

 

 

 しかも一度ではない。

 

 

 

 

 

 

聴力検査中にあまりに押さないので、

「まるっきり聞こえないと補聴器の補助出ませんよ。」

というといきなり反応してボタン押しはじめる人もいたなあ。

 

 

 

 

 

 

 

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2014.02.20

新型インフルエンザ等対策特別措置法

昨夜は「新型インフルエンザ等に対する特措法」の話を

聴いてきました。

 

 

 

 

 

 

いつ鳥インフルエンザがヒトヒト感染能力を獲得し、

新たなパンデミックとなるかわからない。

 

 

 

 

 

 

2009年のいわゆる新型インフルエンザの流行時の対策、対応を踏まえて

新たに制定された「新型インフルエンザ等に対する特別措置法」。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、この法律もまだまだ甘い、

と北大の喜田先生はでこの間、別の講演でおっしゃってましたが。

 

 

 

 

 

 

 

この法律の説明と、こういった新興、再興感染症を有事の際に治療する気のある医療機関

その際ワクチンを供給するのであらかじめ登録しておきなさい、という話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

いずれにせよ、致死性の高い新型感染症が広まったら、

我々、第一線の医者はそれこそ真っ先に命が危ないかもしれないわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

ワクチンだって効くか効かないかわからないし

全部の医療機関に回るかどうかもわからないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、医者として現役の間にそのような事態になったら、

それも運命なので、死ぬ気で頑張りますぜ。

 

 

 

 

 

 

 

この間の月曜日に大量に浴びたインフルエンザウイルスは

何とか、今のところ発症には至っていないようだが・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても今回の栃木県健康増進課主催のこの会のタイトル、

「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく特定接種の登録申請に関する説明会」

 

 

 

 

 

・・・・・・・長すぎっ。

 

 

 

(いかにも厚労省のお役人がつけたようなタイトルではある。)

 

 

 

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