ACL準決勝はまず敵地でドロー、アウェイゴール1
ルヴァンカップから姿を消し、天皇杯も負け、
リーグ戦の上位進出も困難となった今、
わが浦和レッズの唯一の「希望」はアジアチャンピオンへの可能性である。
準決勝の相手は、グループリーグでも戦った「上海上港」。
フッキ、オスカールを有する例の「爆買いチーム」である。
グループリーグではアウェイで3点取られ圧倒的にヤラレタ感があったあと、
ナゼか2点を返すことができて2-3のスコア。
埼玉スタジアムのホームゲームでは、オスカールの2回のPKをしのぎ、
1-0で勝ったが、この時はフッキがいなかった。
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ACL準決勝第1戦
上海上港 1-1 浦和レッズ (上海体育場)
(前半 1-1)
(後半 0-0)
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レッズのスタメンを見ると、なんと柏木、ラファエルシルバが復帰、
ベストメンバーである。
やはりここに合わせてきたか。
4バックはセンターにマウリシオと阿部、サイドに遠藤と槙野で、
何かとメンドクサイ森脇を外したのも、ワタシ的には「いいね」である。
完全アウェイのスタジアムの中、試合の入りは悪くなかった。
し かし、15分、注意してたはずのフッキの力づくの個人突破から、
30mあまりのスーパーゴールを決められてしまう。
やはり、こやつは怪物だ。
あれを決められては・・・・という思いが確かに芽生えた。
しかし、柏木を温存しただけのことはあった。
27分、ラファエルシルバのパスをエリア内で興梠が落とし、
そこへ走りこんだ柏木が利き足でない右足で見事にシュート。
同点となる。
このアウェイゴールは大きかった。
レッズの選手に勇気を与え、上海上港の選手に不安と焦りを与えた。
ともかく、今回のACL決勝トーナメントでの
浦和ホームでの2度にわたる奇跡の逆転劇は
上海上港サイドにも十分伝わっているはず。
得体の知れない恐怖の埼玉スタジアムの第2戦の前に、
その前にここホームで何とかしなくては、
という思いはもともと強かったであろう。
また、レッズ側もたとえ第1戦でまずっても、ホームで何とかなるかもという、
(根拠のない)楽観的なイメージが試合をやりやすくしていた可能性はある。
その意味では第1戦がアウェイ、第2戦がホームゲームという割り振りは
レッズにとってラッキーであった。
そして、上海上港は強力な攻撃陣が売りである一方、守備は一流とはいいがたい。
しかも準々決勝のイエローにより
正GKをはじめディフェンスの主力を出場停止で欠いていた。
この辺も上海上港の腰を引けさせた要因であろう。
試合はほぼレッズのプラン通り、1-1のドローで終結。
第2戦のホームに向けてアドバンテージを得ることができた。
ただし、繰り返すがこの上海上港は攻撃偏重のチーム。
第2戦を0-0でしのげるとは考えづらく、
手負いになった猛獣が全力で襲いかかってくることは当然予想される。
実は、アドバンテージはほぼないのかもしれない。
第2戦の埼玉スタジアムは10月18日である。
この日は人間ドックだが、なんとしてでも行かなくては。


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