2023年小児耳鼻咽喉科学会で別府へ 第1日目後編
別府到着が13時26分。
明日からが学会なので観光できるのはこの午後のみ。
インターネットから別府名物地獄めぐりの
定期観光バスをあらかじめ予約しておいた。
ところが、ワタシが予約確認メールをどこかに失くしてしまったので
予約の確認に手間取ってしまった。
なんとか無事確認がとれ、乗車券をゲット。
午後2時出発のバスを待つ。
やって来たのは鬼のツノをはやしたバスであった。
平日だが、けっこうお客さんはいます。
実は地獄めぐりは2回目。
今をさかのぼること30数年前、
また小さかった長男を博多のおじいちゃんの家に預けて、
妻と2人で来たことがあり。
その時も同じ観光バスに乗ったのだが
記憶は断片的。
バスを降り、最初の目的地、海地獄へ。
別府地獄めぐりは昭和3年に
亀の井ホテルの創業者、油屋熊八がはじめた
地獄めぐり遊覧バスが始まり。
ちなみにこの時、彼の考案で
全国で初めて女性バスガイドなるものが登場した。
このお姉さんは、由緒あるその末裔ということになります。
しかし、その場で初めて同乗する30人以上のお客さんを
たった1人でもれなくバスで連れまわして誘導する、
というのは大変な業務だ。
天気も良く、ちょっと紅葉もいい感じ。
海地獄手前の蓮の池には、熱帯のスイレン、
そしてオオオニバスが。
海地獄は硫酸鉄の含有によりコバルトブルーに見えるそうです。
ガイドさんに撮ってもらいました。
湯気で海地獄の「海面」が見えません。
温室にはオオオニバス。
スイレンもきれいです。
地獄というよりは蓮の花が咲く極楽浄土だ。
海地獄から歩いて鬼石坊主地獄。
泥の中から湧き出る温泉が坊主の頭に見えることから命名。
坊主というよりなんとなく「妖怪人間ベム」のオープニングを思い出させる。
(動画56秒ころから)
実は、坊主地獄という施設は別にあって、
ここは鬼石地獄と新坊主地獄を合わせて「鬼石坊主地獄」として園地を整備したもの。
閉鎖されていたが2002年(平成14年)12月16日に約 40年ぶりにリニューアルオープン。
ということは前回来たときは無かった?
「別府地獄組合」というものがあって、これに加盟している7施設が
地獄めぐりの対象で、「坊主地獄」はこれに加盟していないらしい。
この辺、宇都宮餃子会に加盟していない「正嗣」みたいなものか?
続いて、徒歩でかまど地獄、鬼山地獄、白池地獄方面へ。
途中、あちこちから蒸気が噴き出ています。
まずはかまど地獄。
6つの地獄があり、
それぞれ「地獄の一丁目」から「六丁目」と名付けられている。
いろいろな色の変わった温泉が見られる、ということです。
この鬼がシンボル。
2丁目、3丁目
4丁目。
蒸気の実演実験をやっていました。
5丁目はエメラルドグリーン。
そして6丁目。
こちらは赤い。
隣同士なのに色が違う。
さて、かまど地獄を終え、
すぐ近く、鬼山地獄です。
ここにも鬼が。
ここの目玉はワニです。
温泉の熱を利用して、ワニを多く飼育しています。
鬼山地獄というよりワニ山地獄だな。
007にこんなシーンがあったなあ。
5つ目の地獄は白池地獄。
白い池。
地獄のイメージではないなあ。
ここには、別府温泉を開いたといわれる一遍上人の像があります。
そして、熱帯魚館があります。
なんか昭和レトロの良い感じ。
観光客を集めるために、ワニや熱帯魚など、
あれこれ工夫してるわけです。
さてここから、またバスに乗ってあと2か所。
車窓から見えるこの風景が
残したい日本の原風景10選のランキング2位に選ばれたそうです。
最後2つは龍巻地獄と血の池地獄。
龍巻地獄は間欠泉で入り口の赤いランプがともると、
噴出時間が近いということだそうです。
今、点灯しました。
なので、さっそく入場して待つことしばし。
来ました。
本来は30メートルくらい上がるらしいですが、
観光客の安全を確保するために
このような石の覆いをつけたそうです。
せっかくなら高く吹き上がったところを見てみたいもんだ。
ちょっともったいない。
写真で撮ると下から吹き上がってるんだか、
上から流れ落ちてるんだかよくわかりませんね。
そして、最後は血の池地獄。
なるほど、青い海地獄や白池地獄は地獄、という感じではないが
これは地獄っぽい。
赤い色は酸化鉄によるという。
何にでも効くという血の池軟膏が売られていました。
熱血、なるほど、たしかに。
おお、血の池地獄はサガン鳥栖のオフィシャルスポンサーなのか。
大分トリニータではないのね。
選手はケガをすると血の池軟膏、使ってるのだろうか。
さて、これで地獄めぐりは終了。
最後にバスに乗る前に
名物の「大オニバス」の前で写真を撮ってもらいました。
バスターミナルでバスを降り、歩いてホテルに向かいます。
別府タワー?
駅に近い亀の井ホテルに2泊します。
山の方には豪華なリゾートホテルもあるのですが、
何しろ今回は「学会」なので。
だが、お風呂はむろん、温泉です。
いわゆる温泉旅館ではないので、
夕食は外に出かけました。
食べログで駅前のお店を予約。
居酒屋チェーン店でしたが、
これが、なかなか侮れない。
サスガ、海あり県は違う。
これ、鶏ではなく、マグロ尾の身のから揚げです。
ビールもススム。
こちらは、抹茶アイスなんか頼んでいました。
あー、マンゾク。
アジもサバもいっぱい食べました。
明日から学会かー。
気分的にはいま一つ気合が入らないけど。
まあ、こればっかりは仕方がない。
続きます。

