2023年小児耳鼻咽喉科学会で別府へ 第1日目前編
11月8日早朝、5時9分の東武線の始発に乗るために家を出る。
空は晴れている。
月と金星。
今年になってこの始発を利用する回数が激増した。
平日なので、出勤のサラリーマンと思しき人がちらほらいるが
毎日こんな早い時間に通勤してるのであろうか。
舘林から特急リバティに乗り換え。
久喜駅6時発の上野東京ラインへ。
この列車は残念ながら上野どまりなので、
上野駅で乗り換え。
そして、東京駅に7時2分に着くと、7時12分発ののぞみ9号。
前回津市の鼻科学会に行った時にはのぞみ11号であったが、
今回は、ちょっとあわただしいが、
どうしてもこの9号に乗らなくてはならなかった。
そのわけは後ほど。
チケットレスのスマートEXになって乗り換えがスムーズになった。
無事に乗り込むことが出来ました。
前回が深川めしだったので、
今朝は、これにしようと決めていた。
前回も、サーモス、ペットのお茶を用意したが
新幹線の車内販売が終了するのは10月いっぱいであった。
で、今回はないのかと思っていたが、実はグリーン車だけは
アプリから注文できるのであった。
隣のサラリーマンがコーヒーを頼んでいた。
まあ、これでまた旅の経験値が上がった。
このお弁当も美味しいなあ。
妻は、おにぎり弁当。
右側の席を選んだので、晴れている今日は富士山が見える。
きれいなのでアップで富士山を撮ろうと思ったが、
車窓から富士山を取るのはなかなか難しい。
いらない看板が入ってしまったり、
木立に遮られたり、
上りののぞみ号を撮ってしまったり、
やっと撮れた。
雲がいい感じです。
今回は小倉まで4時間45分も新幹線に乗ります。
長い時間列車に乗るのはムカシから非常に好きです。
しかもグリーン車。
若いころはグリーン車など一度も乗ったことはなかったですが、
歳をとって、こんな贅沢ができるようになりシアワセです。
コーヒーを飲みながらゆっくり本が読める至福の時間です。
とか言ううちに、もう山口。
お、なんか、呼び捨てで呼ばれた感じ。
次、オレの番すか。
小倉駅で新幹線を降り、
在来線の特急ソニックで別府に向かうのだが、
実は、この小倉駅の乗り換えが、
今回の旅行中の最も重要なミッションを含んでいた。
一つは乗り換えの間に昼食用にある駅弁を買うこと。
そして、もう一つは特急ソニックの乗車券、特急券を
みどりの窓口で受け取ること。
新幹線はスマートEXでチケットレスなのだが、
JR九州はアプリから乗車券の予約、決済はできるが、
その予約番号とクレジットカードをもって、
実際に駅で紙チケットを発券してもらわなければならない。
しかも、新幹線から在来線への乗り換え時間は16分しかない。
なので、あらかじめインターネットで小倉駅構内の地図と、
弁当売り場、みどりの窓口を確認しておき、
通るべき導線を頭に叩き込んでおいた。
まず3階新幹線ホームから、2階に降り、新幹線構内の駅弁売り場に直行。
ここで、狙いの駅弁を無事ゲットし、
新幹線改札を出て、みどりの窓口へ。
ここまでは大変順調であった。
しかし、みどりの窓口、けっこう人が並んでいる。
開いてる窓口は2つしかなく、
そのうち1つは、2人組のおばちゃんが駅員とあーでもない、こーでもないと
交渉してるので全く進まず、
実質、稼働している窓口はひとつだけであった。
発車時刻は迫ってくる。
ピンチである。
ワレワレの2個前にいたサラリーマンの順番になった。
このヒトさっきからスマホ開いて、カードも持ってるから、
きっとワレワレと同じく予約した特急券の発券だな、
と踏んでいた。
すると、その人と窓口の女性との会話で、
「ここはJR西日本の窓口なので、
そのチケットは、こちらで無くて、JR九州の窓口のほうです。」
という言葉が、耳に入ってきた。
あわてて、窓口を離れ外に出るサラリーマン。
きっと、そうだ。
ワレワレのチケットもここではない。
確認をとってるヒマはないので、
瞬間的にそう判断し、列を離れ外に出た。
JR九州の窓口がどこにあるかは聞き取れなかったが、
あの男を追えば、きっと行くはずだ。
トランクをもって、その男を追う。
なんか、スパイ映画みたいになってきた。
階段を上って、左側に曲がったところにみどりの窓口があった。
男性に続いてワレワレも入り、
男性が向かった自動券売機の隣に滑り込む。
チケット受け取りのボタンを押し、
予約番号と携帯番号を入力して、クレジットカードを入れると、
なんとか無事、乗車券、特急券が発券できた。
かくて、発車時刻のギリギリにホームにたどり着くことが出来た。
国鉄が民営化されJR各社に分かれたが、
システムが連携していないのは大変不便である。
12時09分発の特急ソニック19号大分行き。
グリーン車は先頭車両であった。
ゆふいんの森号もそうだが、JR九州の特急列車はどれも洒落ている。
この列車に乗って、このお弁当を食べるために
東京発7時12分ののぞみ9号に乗る必要があったのだ。
折尾駅のかしわめし。
なんと大正10年から発売されているというから
今年で102年目という超ロングセラーである。
いただくのは今回、3回目。
以前食べた時はちょっとアレな時だったが。
これこれ。
いやー、旅気分がたかまるわ。
しかも、ソニックの最前列は運転席から前方が見えます。
これもまた「乗り鉄ゴコロ」をくすぐります。
途中通った中津市は福沢諭吉の出身地だとか。
駅前にでっかい1万円札がある感じ。
かくして、別府到着。
インターネット列車予約はカンタンだが、発券は面倒でした。(-_-;)
長くなったので、この後は「後編」へ。

