インボイス制度
仕事柄、医学、生物学はむろん専門分野であるが、
物理学、化学、歴史、地理、数学、語学、文学などと比べて、
ダントツで苦手なのが経済学。
そもそも全く興味がないので、
苦手以前に学ぼうという気もない。
幸い、わが国では医者は金儲けのことなど考えずに、
まじめに患者さんのために診療をしてれば
きちんと暮らしていけることになっているが、
株式や投資、経営や仕入れ、営業、資産運用知識などもまったくゼロなので、
ワタシが医者以外の自営業をやっていたら、
間違いなく倒産してるだろう。
先日床屋さんに行ったとき、
「先生のとこ、インボイス制度になってどうですか?」
と訊ねられた。
うわー、キター。💦
インボイス制度、なんかテレビのニュースで耳にしたことはあるけれど
何のことだか、全く知らない。
ダウ平均株価のダウがいまだに意味不明なのに、
インボイスなんてわかるわけない。
そもそもインボイスなんて英単語、習った覚えがない。
ワタシの心の中の本音の答えは
「インボイス制度って、何?」
であったが、
立場上、そんなことを言うと非常にマズイ感じがした。
ここは、なんとか、話を合わせなければ。
「ああ、インボイスね・・・・」
などといいながら、心の中で
「インボイス、インボイス、ああ、何のことだったけ・・・」
と、必死に記憶の断片をたどる。
と、床屋さんが
「私のところなんか、領収書なんか出さないんで関係ないんですけど、
アピタなんかだと消費税の数字が変わっちゃう、って
騒いでましたよ。」
ああ、インボイスは消費税関連のナンタラか。
そこで、おもむろに
「病院は消費税もらわないんで、関係ないんですよ。」
と、答えてみた。
あー、そうなんですか、なるほど。
と言われて、何とかその場は丸く収まった。
あー、危ないところだった。
だが、なんとか、無事、切り抜けたぞ。
ところで、本当に関係なしで、良いんですよね?

