寒気と寒気
天気予報やニュースなどでは、
10年に一度の強烈な寒気が流れ込むとの話題が
繰り返し報道されています。
今朝の朝日新聞の天声人語でも、
「八甲田山死の彷徨」を引用しながら寒さへの注意を
喚起していましたが
その中の
「かつて経験したことのない寒気だった」
というくだりを
「かつて経験したことのないサムケだった」
と読んでしまい、一瞬、えぅ?と思ってしまった。
仕事がらカルテの記載などでも
「寒気」は「カンキ」ではなく、
「サムケ」と読むことの方が圧倒的に多いので。
気象庁の人は、まず「カンキ」と読むのであろう。
高校生は「生物」を「セイブツ」と読むが、
食料品を扱ってる人は「ナマモノ」と読むだろうし、
一般には「食べてる最中だ」は「食べてるサイチュウだ」でも、
和菓子屋さんは「食べてるモナカだ」としか読まないだろうなあ。
あ、ワタシの苗字、九州地方では「コクラ」らしいです。

