栃木県内で新型コロナで合併症のない10歳未満の女児が死亡
オミクロン株になってから重症化例が少なくなり、
PCR検査の結果を電話連絡するときも
「PCR検査は陽性でした。」
と告げても、
「ああ、そうですか。」
といった、さしたるショックではないような受け答えが多いです。
そんな中、栃木県内で特に合併症のない10歳未満の女児が
新型コロナで亡くなる、というニュースが報道されました。
詳細は不明ですが、新型コロナはやはり未知の病気。
このようなことが起こっても決して不思議ではありません。
死因が肺炎でなく脳症ですが、
下気道の炎症を起こしにくいオミクロン株では、
デルタ株までのような肺炎による重症例は減少していますが、
脳症はインフルエンザもそうですが子供に起きやすいので
注意が必要ということでしょう。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに
ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げますが、
コロナ診療にかかわるものとしては、
一層気を引き締めて日々の診療にあたらねば、
との思いを新たにしました。

