1/72 ホーカーハンターFGA.9
目先を変えて、イギリスのヒコーキ。
ホーカー・ハンターです。
ドイツレベル社製。
比較的新しいキットです。
海外キットなので、一応台所洗剤で洗っておきます。
イギリス期の迷彩はほぼボカシが入らないので、
この「ひっつき虫」という紙粘土みたいなヤツでマスキング。
ムカシはマスキングテープをハサミで切ったりしてたので、
かなり作業が楽にになりました。
途中の写真がないので、いきなり完成。
週刊エアクラフトでは
「最も美しいジェット機」とかいうコピーが
つけられていたように思いますが、
ちょっと、同意しかねます。
なんかあっさり、もっさりしていて
幼稚園児がクレヨンで描くジェット機、
みたいなデザイン。
ちっともカッコ良くない。
まあ、逆にイギリス機って、
唯一の例外「スピットファイア」を除いては、
第二次世界大戦以来、
世界で最も醜い航空機と言われたフェアリーガネットをはじめとして、
デハビランドベノム、バルカン、ヴィクター、
バッカニア、ライトニングなど、
ブサイクな飛行機の宝庫であり、その中ではましな方であるとはいえます。
そのへん隣国フランスのヒコーキはみな美しい。
ミラージュ一族をはじめ、シュペルエタンダール、コンコルドなどと好対照ではある。
でも、これもなんかヘンテコだなあ。
ここ角度から見るとヴィクターにもちょっと似てるし。
キット自体は良く出来ていて、
組み立てにストレスはあまりありません。
まあ、形が単純だから、立体化しやすい、
というのもあるのでしょうが。
それでも基本的にこの時代のジェット機然としたスタイルは好きです。
運用開始は1956年。
時代はすでに超音速戦闘機の時代に入っていたので、
亜音速のハンターの寿命は短かった。
このどんよりした色調のイギリス空軍の制空迷彩も
イギリス機の魅力の一つですね。
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