健康雑誌、健康本
新聞に載っている本の広告をみると
「私はこれで○○を治した」とか
「××をしたらがんが消えた」
などというタイトルを目にします。
「健康」とか「壮快」といったいわゆる中高年向け健康雑誌にも
体験談をもとにした健康法、病気撃退法などが目白押しです。
ちなみに、この手の雑誌の人気テーマは、
糖尿病の自力療法、脊柱管狭窄症の克服法、高血圧を自力で下げる極意、
見るだけで目が良くなる写真、耳鳴り・難聴・めまいの撃退法など、
だ、そうです。
正しいことも、正しくないことも書いてありますが、
気をつけなければいけないのは、
その出来事がたとえ「真実」であったとしても、
逸話の複数形はデータではない、
ということです。
すでに診断されている耳鳴、メマイ、老眼、腰痛などは
命にかかわるものではありませんし、
とくにお金のかからない、
オクラ水、酢キャベツ、こうじ水、腸を元気にする極意、足の指回し
などを試すのは問題ありませんが、
まあ、書いてあるような効果は得られないと思いますし、
出版社側も、本や雑誌が売れればいいので、
そのつもりで書いてると思います。
金の棒でこすったらがんが消えた人が
仮に実際にいたとしても
それは、検証された治療ではないので、
正しい標準療法を受けるようにしましょう。
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