アウェイゴールマジックで川崎フロンターレを破り準決勝へ。
JリーグはDAZNが独占してるからなかなか見られないが、
ルヴァンカップはフジテレビがやってるので、
スカパーで全試合が見られます。
代表戦などのウラでやることの多いルヴァンカップ。
今回は準々決勝で、昨年、一昨年のリーグチャンピオン、
そして今年もリーグ首位を走る川崎フロンターレと激突しました。
ホーム&アウェイの第1戦をホーム駒場で1-1の引き分けで
敵地等々力に乗り込んだ浦和レッズ。
ビデオで見ても腑に落ちないPKによる失点であったが
アウェイゴールを与えているので
0-0ならば川崎フロンターレの勝ち抜けとなる。
緊急事態宣言のおかげで観客は5000人に制限され、
かつアウェイの浦和サポーターは入れない、
という状況での開催。
もとより緊急事態宣言下に
埼玉、東京を抜けて川崎まで行くことはないが、
等々力はあまりいい思い出がないし、
なんせ直近のリーグ戦では0-5で敗れた川崎が相手である。
制限がなくてもチケットとって現地までいったかどうかは疑問だが、
もし行ってたら、最高の体験だったはず。
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2021年YBCルヴァンカップ 準々決勝第2戦
川崎フロンターレ 3-3 浦和レッズ (等々力陸上競技場)
(前半 1-1)
(後半 2-2)
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監督が代わり新しいチーム作り尾をしているレッズは
新加入の選手が多く、背番号は大きい数字が多い。
今回のスタメンも、いわゆる「コロナ以降」の選手が中心で
毎年主軸の12人が月ごと登場する
レッズオフィシャルカレンダーに入ってるのは
スタメンでは関根、柴戸、汰木の3人だけである。
レイソルから新加入の江坂が開始8分、
後方からのパスを胸でトラップして
(ハンド取られなくて良かった)
シュート、まずアウェイのをもぎ取り
0-0での敗退はなくなった。
しかし、40分にコーナーから
レアンドロ・ダミアンに頭で決められ1-1。
第1戦と同じスコアになり、
勝負は後半に持ち越された。
さて、第2戦をホームで戦うのとアウエイで戦うのは
どちらが有利か。
もちろんホームチームの方が一般に勝率は高いが、
アウェイゴールというルールがある以上、
ホームチーム有利とばかりは言えない。
守備が固く、守り切って勝つチームの場合、
ホームゲームが有利と考えられるが、
点を取って勝つ攻撃型のチームは、
それなりに失点のリスクもあるので、
アウェイゴールが負担となる場合があり、
そして、まさに川崎フロンターレは
超攻撃型のプレースタイルのチームなのである。
それでも77分に山村和也、83分にジョアン・シミッチと
ゴールを積み重ねられ、残り時間7分で1-3。
終了間際の時間帯に2点差をつけられたら、
まあ、普通は試合は決まったようなものだ。
しかし、今年デンマークから来日し、
一気に浦和のエースとなったキャスパー・ユンカーが
またまた仕事をした。
このヒトはいわゆる「天性のストライカー」だ。
ゴール前のポジション取り、身体の使い方、ゴールへの嗅覚が抜群で
あのゲイリー・リネカーやゲルト・ミュラーのように
なんか知らないけどゴールが取れちゃうのだ。
たとえが古くてスイマセン。
87分のゴールもゴール前でGKがはじいたボールが
ユンカーに当たったかたちでゴールインしたが、
当たったのは偶然ではなく、やはり彼の「嗅覚」なんでしょう。
さあ、こうなるともう1点取れば同点で3-3ならば
アウェイゴールルールでレッズ勝ち抜けとなる。
アディショナルタイムの90+3分。
こぼれ球に対するショルツの折り返しをユンカーがヘッド。
シュートはGKに弾かれるが、
途中交代でフォワードに入っていた槙野が
倒れながら押し込み、劇的なゴール。
奇跡的な同点弾で、川崎フロンターレを破り、準決勝進出を決めました。
これ、等々力で見たかったなあ。
逆にいえば、直前まで勝利を確信していた
川崎フロンターレサポーターしかいないスタジアムは
スタジアム全体で驚愕と落胆を味わったのだなあ。
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