ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.08.03

オリンピックのサッカーは準決勝で敗れましたが

オリンピック東京大会の男子サッカーで

日本は準決勝でスペインに敗れ、

決勝進出はなりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、すごい時代になったもんだ。

日本が今やオリンピックでメダルを争う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、時代はさかのぼって、

日本にJリーグが設立されたのは1992年のことです。

ついこの間のようにも思ってましたが、

もう30年近く前なのだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その設立の何年か前、おそらく1989年ころだと思いますが、

日本のサッカーリーグのプロ化が宣言されたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時にワタシが瞬間的に思ったのが、

ああ、日本はオリンピックをあきらめたな、

ということでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーの世界大会といえば、

なんといっても1930年に始まったワールドカップ。

いまでこそ、ラグビーワールドカップとか

バレーボールワールドカップもあるようだが、

サッカーだけは唯一アタマに競技名のつかない

「元祖ワールドカップ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本は1938年からエントリーしたが、

1回も出ることが出来ず、

しかもほとんどは最終予選までたどり着けず、

アジア1次予選、2次予選で敗退していました。

当時はもちろんテレビ中継などはなく

結果は新聞の下の方のちっちゃい記事で知るくらい。

あー、またダメだったか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぽうオリンピックも

1968年メキシコ大会で奇跡的に銅メダルをとりましたが、

以後、日本の出場は20年以上かなわず。

アジア予選で敗退していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワールドカップと違い、

当時オリンピックはアマチュアリズム精神にのっとり

プロスポーツ選手は出場できない、

という規約があったため、

プロ選手を抱えるヨーロッパ、南米の強豪国は

強いチームを送ることが出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてオリンピックを席巻したのは

自国にプロリーグを持たず、

またスペイン、イタリア、イングランドなどの

ヨーロッパのプロサッカーリーグと交流のない、

いわゆる「東側諸国」で、

彼らは1952年から1982年までメダルを独占し、

この間いわゆる「西側諸国」は

デンマークが銀メダルを1回、

スウェーデンと日本が銅メダルを1回獲得したのみだったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので日本はワールドカップ出場は到底かなわないが、

オリンピックならばアマチュアの大会なのでなんとかなるかも、

というのがワタシの考えでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、1992年よりオリンピック規定が改訂され、

23歳以下であればプロ選手でも参加できるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この30年前のJリーグ発足により

結果的に日本の子供たちのサッカー人口が増え

サッカーをやる母集団が格段に増えました。

さらに育成やシステムの整備により

選手の質が飛躍的に向上し、

日本サッカーは質、量ともに世界と戦えるレベルになったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今や日本はオリンピックはもとより

ワールドカップでさえ連続出場を果たしており

こんなことは30年前には想像もつかなかったことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回世界のベスト4。

サッカー大会としてのオリンピックの価値は

ワールドカップにははるかに及びませんが、

サッカーが、ほとんど全世界のあらゆる国で

プレーされているスポーツであり

その総競技人口を考えると、

野球やテコンドーなどの一部の国でしか行われていない

ローカルスポーツに比べ、

これはとんでもなくスゴイいことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、今回本当に驚いたのは、

試合後の選手の表情やインタビューから

こいつら本気で金メダル取るつもりだったんだな、

ということがうかがわれたことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2012年のロンドンオリンピックで4位になったときには、

そこまでの感じはしませんでした。

3位決定戦で負けたからクヤシイ、

ということはありましたが、

金メダルとれなくて悔しいというコメントは

なかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、このあとの3位決定戦。

相手は奇しくも1968年に銅メダルを取った時と

同じ相手、メキシコです。

ぜひともこれは勝つべし。

 

 

 

 

 

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