ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2021.06.29

テキサスの怪鳥~シャパラル2E

 ネタ無くなるとプラモデルの話ですが。

この間、つくったのはコレ。

ユニオンモデルの1/25シャパラル2E。

ワタシの少年時代のお気に入りのクルマ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実はこのユニオンモデルは今はプラモデルを作っていませんが、

この金型はもともとアメリカのIMCというメーカーのキットらしい。

カーモデルのスタンダードスケールは国際的に1/24だが、

アメリカ合衆国だけは何故か1/25というスケールがメジャーです。

パッケージにはこのような脅し文句が書かれており、

マニアまたは工作技術のある15歳以上限定。(笑)

年齢は4倍以上なので楽勝、

工作技術はともかく

マニアかと尋ねられば、まあ、そうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実は、これは中箱で、

その外側には高級チョコレートのような外箱があります。

ここにも「最上級者向」の文字が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、中箱を開けると、さらに内箱が。

マトリョーシカかっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その中にはこのようなバリ多めのパーツ。

1980年ころの再販だが、オリジナルはおそらく55年くらい前のキット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最上級者向けというのは、

細かいわりにパーツの精度が悪く、

金型の劣化からバリが多く組み立てにくいので、

クレーム防止のための措置と思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サイドのメッシュパネルを開口するのには、

たしかに手間がかかりましたが。

このようにドリルで穴をあけ、切り取って整形し、

そのあと、他のプラモデルで余った手持ちのメッシュを貼ります。

まあ、黒く塗っとくだけでもいいんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくして、完成。

おー、カッコイイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャパラル2Eは、実は初めて

このハイウイングを搭載したレーシングカー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャパラルとはアメリカのジム・ホールさんというヒトが

個人で立ち上げたプライベートチームで、

ウイングによるダウンフォースを

初めてレーシングカーに持ち込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シャパラル2から、2B、2Cとマシンを開発し、

2Eから、このあと2F、2G、2H、2Jとユニークなクルマを開発、

そして自らドライブしました。

このマシンは1966年。ワタシ小学1年生でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このシム・ホールさんはテキサスの石油王で、

その莫大な資産を道楽であるモータースポーツに投入。

アメリカのレースを席巻し、

同じ1966年、クローズドルーフのシャパラル2Dと、

翌年のシャパラル2Fでルマンに乗りこみましたが、

ルマンではスピードでは圧倒しましたもののリタイアに終わっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学生の頃「テキサスの怪鳥」という、

ジム・ホールの読み物を少年雑誌で読んで熱中しました。

あれ、ピンボケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時は「チャパラル」と呼ばれていたので、

ワタシなどはそっちの呼び方の方が馴染みがありますが、

「Chaparral」とははアメリカ南西部に生息する

カッコウ科の鳥(日本語名ミチバシリ)のことであり、

2本足で荒野を疾走することから

アメリカでは「ロードランナー」とも呼ばれるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このウイングは、角度を運転席から変えることができ、

直線では平らにして抵抗を減らし、

コーナーではウイングを立てて

ダウンフォースを増やすことが出来ます。

そのため「エアブレーキ」という言い方もされていました。

このメカが小学生のワタシの心をわしづかみにしちゃいました。

その当時の読み物で、

チャパラルはこのウイングを油圧で動かしていると書いてありましたが、

その時はよくわからず、

中学校でパスカルの原理を学んだ時、

あーチャパラルのウイングはこれだったかと瞬間的に理解できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実はこのユニオンモデルの古いキットのシリーズ、

ヤフオクで入手し、相次いで作りましたんで

追ってご紹介します。

 

 

 

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