ディスタンス
新型コロナウイルス感染拡大以降、
発熱患者は診ない、という医療機関も多いと聞きます。
それも無責任だが、
そうすれば患者さんは、
どこか診てくれるところに行くしかないわけで。
すると、かかりつけ医ではなく
「初診」でかかることになりますが、
患者さんを直接診察しない医療機関もあるようです。
いわゆるオンライン診療では、
高血圧や糖尿病などの慢性疾患で受診している患者さんの
投薬はできるでしょうが、
初診の発熱患者の治療はどう考えてもできない。
そして、対面診療してます、というクリニックでも
実際にはきちんと診察していないところがあるようです。
先日受診したセキの患者さんは、
某クリニックにかかってクスリを処方されました。
驚いたことに、セキ止め、去痰剤のほか
抗生物質、気管支拡張剤、解熱剤、アレルギー、
喘息用のステロイド吸入から漢方薬まで、
ありとあらゆるクスリが処方。
しかも診察は、
患者さんから2メートル以上離れたとこからの問診のみで、
聴診器はおろか、口の中を見ることもなかったそうです。
それで、どのような診断でしたか、と訊くと、
「コロナではない」といわれたそうで・・・。
根拠はコロナの人と接触してないから。
シロートか。
いくら何でもこれで医者としてカネもらってんのはヤバイ。
ちなみに、診断は
鼻の中を見たら膿性の鼻汁がのどにまわっていて
レントゲンで風邪に続発した副鼻腔炎ということでした。
山のように出されたクスリはほとんどからぶりでした。(T_T)/~~~
政府はオンライン診療を推奨してるみたいですけど、
効率ばかりではなく診療の質の確保や、
患者さんのこうむるデメリットも良く検討すべきでしょうね。
2メートルのディスタンスや駐車場での診察では
まともな医療ができるはずがない。
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