1/16 ニッサンR380Ⅱ
やはり、並べて楽しむのがプラモデルの醍醐味。
日本グランプリでのライバル「ニッサンR-380Ⅱ」。
以前も書きましたが、
実は1/16のキットをやはりオークションで入手済み。
これはフジミ社から発売されていますが、
元の金型は大滝製作所から1968年ころ発売されたものです。
オータキも前身は戦前からあるメーカーらしいですけど、
1980年代に倒産、その金型は複数のメーカーにわたったようです。
ネットに当時のカタログがありました。
しかし、車種の選択の基準がワカリマセンな。(^^;)
1/16といっても古(いにしえ)のキットなのでスカスカ。
この間組んだ同時期の今井科学の方がやはり数段すぐれていた印象。
フジミの組み立て説明書。
このキットはもともと矢田部のサーキットで数々の国際記録を樹立した
上が赤、下がシロの車体をキット化したものらしく、
それに1967年日本グランプリのデカールを追加して
バリエーションキットとして発売したものらしい。
まずは仮組みして下地。
グンゼのハーマンレッドでスプレー。
全部赤なのでラク。
さて、デカールをまず一個貼ってみましたが
そこで重大な事実が判明。
どうも日本グランプリ出場車は左右前後に計4つのゼッケンナンバーがあったようですが、
なんと、キットには3枚分しかない。
フジミ、他社の金型、バリエーションキットとしてもリサーチ甘すぎ。
仕方なく、コピーして自作。
貼ってみると白の色目が違う。
仕方なく、キットのデカールをはがして、4枚とも新調しました。
デカール生きてて、良かったと思ったのに。
これでヨシ。
いろいろあったが完成。
ドアも開きます。
先代のプリンスR-380 のボディデザインはポルシェ904のコピーであったが、
これはまさにガルウイングドアまでポルシェカレラ6のコピーですね。
しかも、かなりブサイクなコピー。(^^;)
エンジンルームも開きます。
エンジンヘッドには「PRINCE」の文字が。
このクルマはニッサンですが、
この前年、日産はプリンス自動車をそのレース部分ごと合併吸収、
なので、このクルマは実はほぼプリンス製なのだ。
前も開きます。
でも、たいしたモノは入ってない。(≧◇≦)
ポルシェカレラ6ではスペアタイヤが入っていましたが。
どうもこのキットは実車に比べてノーズ部分がやや寸詰まりのようだ。
でもここを延ばすのは大工事なので。
しかも、あまり思い入れのないクルマなので・・・。
ともかく、ワタシの中では
ポルシェカレラ6に対する敵役というかやられメカというか・・・・
国産マシンなんだけど、ポルシェの方がカッコイイし早いし。
この角度から見ると、それなりに雰囲気があります。
しかし、このカエルみたいなデザインは、
カッコイイとは思えませんでした。
このポルシェカレラ6に及ばず2位位に甘んじた日産自動車は
翌年、ニューマシンR381で念願の日本グランプリ優勝を果たすのですが、
その話は、また、後日。
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