夏の残像
季節外れの学校健診が連日。
8月末の始まったころは、
猛暑の中、エアコンの効かない「換気の良い部屋」で大変だったが、
ここにきて気温も下がり、
健診自体はだいぶ楽になってきました。
そして助かるのは風邪ひきや花粉症の影響が少ないので、
病気のチェックが入る生徒がきわめて少ないこと。
1クラス1~2人lくらいかなあ。
ワタシは小学校3校、中学校1校、高校2校、
特別支援学校1校の校医を受け持っていますが、
昨日は中学校の健診。
皆、マスクをつけていますが、
健診の時は、当然外してもらいます。
何クラスか診たところで、あることに気づきました。
生徒のつけてるマスクは、様々なタイプがあり、
不織布のサージカルマスクだったり、
布製のお母さんの手作りマスクだったりしますが、
特に女子はいわゆる立体型マスクをつけてる子がわりと多い。
ポリウレタン素材のこのタイプです。
ある女の子の耳を診るときに、
耳から頬にかけて、このマスクのヒモのあとが
日焼けあととしてクッキリ残っているのに気が付きました。
そう思ってみると、濃淡はあるけれど、
マスクの日焼けあとがある子はけっこういました。
このタイプは耳にかける部分が太く、
顔へのフィットも良いので、ずれにくく日焼けあとがつきやすいのでしょう。
UVカット仕様なんかだと、よけいにですね。
この夏、コロナのおかげで水着のあとは残らなかったけど、
マスクのあとだけが残ったんだなあ。
2020年ならではの夏の残像です。
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