ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.08.03

フェラーリ312B2

 プロターの1/12フェラーリ312T5があっさり完成したのに気を良くして、

次に挑んだのが、コレです。

ちょうど1年ほど前、ヤフオクで購入。

8190円でした。

 実は、この実車については、あまりよく知りません。

1970年の312Bのモディファイ版として1971~2年を戦ったマシンであるが、

このモデルが、どのグランプリを走った仕様かは資料がなくてわかりませんが、

まあ、イタリアのメーカーなので、その辺は適当なんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このあとの312T5シリーズは、312TからT5までの全タイプを

1/12で出している今は無きプロター社ですが、

時代的に考えると、この312B2が、初めてのF1モデルだった可能性が高い。

91年のカタログが入ってますから、そのころのキットですが

これはおそらく再販ものでオリジナルはさらに古いと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんと、エンジン内にシリンダーピストンが再現されていて、

実車同様に動くようですが、

組んでしまえば見ることも動かすこともできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間と手間の無駄ですので、このギミックはオミットします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3リッター12気筒水平対向エンジン。

このエンジンが312の名前の由来で、

312Tシリーズにも受け継がれ、以後1980年まで使われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前、プロターの312T2を作った時に、

なんでこのエンジンはシリンダーまで再現されてるんだろう、

とこのブログで書きましたが、当初はピストンもあったのでした。

さすがに、それ以後はピストンギミックは廃止されたようです。

年代物のキットなので透明ビニールパイプが硬化しており、

パイピングの際に何回もピンを折ってしまい、

それらは真鍮線に置き換えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 がい骨ができました。

今回、作業がはかどったのは、付属のマイナスネジを一切使わず、

ネットで購入した極小プラスネジを用いたため。

写真上部のプラスチックのケースに入っています。

ケースは例によって、中耳炎の留置チューブが入っていたものを流用。

役立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エアファンネルはメッキパーツで全然抜けてないので、

この間の312T5に付属の治具を使って自作。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、金網は当然付属しないので、

ホームセンターで買ってきた200円の茶こしをバラしました。

余った金網であと数十台分取れそうだが、そんなに機会はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デカール類は例によってプロター独特のインレタ型ドライデカールだが、

ここで問題発生。

スポンサーのデカールは「生きて」いたが、

ゼッケンナンバーが、ノリがダメになっていて転写できず。

以前作ったタミヤのフェラーリ312Bの余りデカールがあったので、

それで事なきを得ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ということで、完成。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 葉巻型のF1はイイなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 平たく角ばっていて葉巻タバコの形はしていませんが、

フロントラジエーターの最終期です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コーリンチャップマンの手による

サイドラジエーターのロータス72のデビューは1970年ですから、

このマシンは1971年にすでに時代遅れ。

F1のデザインは葉巻型からクサビ形に移行していました。

するとこれは、なんとか、クサビ形に近づけたデザインなのか(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おそらく、フロントタイヤの大きさがミススケールで、

実際より大きくモデル化されてるようです。

そのため何となく、チキチキマシンみたいですが、

タイヤの交換はやめときました。

先ほど書いたようにタミヤがこの1年前の312Bを1/12でモデル化してるので、

それを流用することもできますが、

オカネと手間がかかるので、ここはあくまで

「製作者の意図を尊重してそのままお送りしました。」

デカールは余ってるけどさすがにタイヤは余らないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 むき出しエンジンが魅力の葉巻型マシンですが、

ヘンなカバーがついていて一部しか見えません。

ボロ隠しにはイイが、このカバーはカッコ悪いなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「茶こしエアファンネル」もいい仕事しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところでこの「プロター」のステッカー。

説明書にあったので、貼っておきましたが、

手持ちの資料では、プロター社がフェラーリの

スポンサーをしていた記録は見つかりませんでした。

たとえばイタリアGP限定とかで、スポンサーをしたのかもしれませんが、

「おもちゃ」だから、ということかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 後ろからだけエンジンが見えます。

サスペンションコイルがすごいところにあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、ゼッケンは③のジャッキー・イクスにしようと思ったが、

なかったので、④のクレイ・レガッツオーニ仕様になりました。

ありゃ、そういえばこのキット、シートベルトついてなかったなあ。

エンジン内部のピストンはあるのに・・・。

さすが、イタリア製。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クレイ・レガッツオーニ氏も名前くらいしか知らないのですが、

生涯優勝回数5回(うちフェラーリ4回)、

1980年のレースでブレーキペダルが折れるというアクシデントにより、

下半身不随の重傷を負い、引退。

その後も両手だけで運転できる車で自家用車の運転はしていましたが、

2006年イタリアの高速道路でトラックに追突する事故を起こし

帰らぬ人となったそうです。享年67歳。

このコックピットはメーター類の配線が見えるのでちょっとモデル映えします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 コロナ禍のステイホームのおかげで、

プラモデル在庫が減ったことはアリガタイが、

またヤフオクでちょこちょこポチってしまうのが問題。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人生の残り時間を考えると、これは何とかしなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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