F-86Fセイバー
今度はコレ。
このあいだに続いての「ハチロク」です。
やはり、セイバーといえば航空自衛隊、
まあ、ワタシ的には前にも書いたように
ゴジラ映画のやられメカですが・・・・。
さて、各部隊のマークがチョイスできますが、どれにしようかな。
と、いっても尾翼のマークが異なるだけで、
派手な迷彩はなく、どれも単色銀塗装。
その尾翼のマークも三角やストライプなどの図形ばかり。
なので、唯一絵柄である第8部隊にしました。
名古屋、小牧基地所属なので、名古屋名物「シャチホコ」。(*^^*)
空自なので資料は豊富です。
ネットを漁るといろいろあります。
まずはコックピットですが、
このフジミのキットはインテイクからジェットファンまでが再現され
その上に乗っています。
完成後、まったく見えなくなっちゃうんですが・・・。
こんな感じでおさまります。
先端に鉛の錘を入れてエポキシパテで固定しておきます。
コックピットは戦闘機としては幅広。
F-86は1947年初飛行、1949年実戦配備。
1950年代にかけてアメ車はどんどん大型化し、
でかいバスタブみたいなクルマが流行しましたが、
そんなイメージが無きにしも非ず。
この写真、いいですね。
日差し斜めの感じは朝なのか夕方なのか。
翼の上の若者はパイロットなのか整備士なのか。
機体番号はこの970番にしよう。
この写真のように駐機状態の時はほぼ必ずエアブレーキが開いて垂れ下がっています。
なので、それを再現しようと。
しかし、いやらしいことに日の丸が一部かかっています。
張り付けたあと、半がわき状態でナイフでラインに沿ってカットします。
そろりそろりと起こしてみます。
よし、OK。
かくして、完成。
空自のセイバーは無塗装銀ではなく、銀塗装。
ギラギラのジュラルミンではなく、全体が少しくすんだ色目になります。
しかし、機銃パネルのところだけ色目が違います。
白黒写真だとやけにはっきりします。
このくらいかな。
コックピット。
ちょっと曇って写ってしまいました。
このマークを、おお、カッコイイ、と思うか、
ったく、しょうがねーなー、趣味ワカランよ、と思うかですが、
それこそが「名古屋人か否か」ということです。
なんでも「シャチホコ」を初めて天守閣に載せたのは、織田信長だとか。
中国の建物に似せたため、とチコちゃんでやっていました。
このイナタいフォルムが、郷愁を誘います。
自衛隊で使われていたF-86と、M4シャーマン戦車は、
ワタシにとってジェット機と戦車のデフォルトです。
デザインに、共通のイメージを感じます。
F-86Dと並べてみます。
形の違いは、ほぼノーズだけですが、何となく国籍マークの関係で、
鼻の高いアメリカ人と、鼻の低い日本人に見えてしまう・・・(^^;)
外人さん、ハナ、高い。
ゴジラ相手では全く役に立たなかったF-86ですが、
一番の晴れ舞台は、なんといっても1964年10月10日。
航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、
東京オリンピックの開会式で、
国立競技場の上空に鮮やかな五色の輪を描いたのでした。
これは、以前作ったF-86Fのブルーインパルス仕様。
同じフジミの1/72のバリエーションキットです。
当時、少年雑誌で世界のエアアクロバットチームとして、
アメリカのサンダーバーズ、ブルーエンジェルスや
イギリスのレッドアローズなどとともに紹介されていて、
日本にもあるんだ、と知り大変誇らしく思った記憶があります。
「ブルーインパルス(青い衝撃波)」と紹介されていて、
このチーム名もやたらカッコいいと思ったものです。
その後、ブルーインパルスの使用機体は国産のT-2から、T-4 へと変遷しましたが、
カラーリングも含め、歴代のブルーインパルスの中ではこのセイバー版が一番好きです。
2020年の東京オリンピックでも
ブルーインパルスが登場するはずでしたが、
残念ながらオリンピックは来年に延期になってしまいました。
しかし、この様子では来年も危ういかも?
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