ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.02.14

新型コロナウイルスの流行

 新型コロナウイルスの感染は国内各地で散発的に発見されてきていて、

政府はあくまで「流行状態にあるとは言えない」と言っていますが、

これはもう、国内に蔓延している、と考える方が妥当でしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 軽症の人、無症状の人もいるわけで、

これを完全に隔離することはもはや不可能。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、確定診断には時間と手間のかかるPCRしかないわけですし、

わかったところで特効薬やワクチンがあるわけでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やはり今後これが通常の「風邪のウイルス」として、

毎年流行するようになるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なぜ、新型コロナウイルスが困るかといえば、

このウイルスに対する薬剤がないことと、

もっと大きな問題は

「新型」なもんで、あらかじめ抗体をつくる準備が人間に無いこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人類はその長い歴史の中でさまざまなウイルスに出会ってきて、

そしてそれに対する免疫を獲得して、生きながらえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もっといえば、ウイルス感染に生き残ったヒトが、

次の世代に遺伝子情報を伝え、

身体を守る抗体の設計図を残してきたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 普通の風邪のウイルスである旧型コロナウイルスも、

はじめてヒトーヒト感染するようになったデビュー当時は、

かなりの致死率であった可能性も高いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、感染した「宿主」をすぐ死にいたらしめてしまうような

「強毒性」のウイルスは、

ウイルスのデザインとしては失敗作です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウイルスは宿主の細胞の中でしか増殖できませんから、

すぐに宿主が死んでしまえば、

住処が無くなってウイルスそのものが死んでしまいます。

ウイルス的には宿主がなるべく死なないで、

たくさんセキなどしてまわりに感染が広がった方が、

子孫が繁栄するわけで、

ある地域で発生して、あっという間にそこの住民が全員死んでしまえば、

ウイルスもそこで一巻の終わり、ということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうもこのウイルスは、

エボラ出血熱のような致死率の高い、封じ込めることのできるウイルスではなく、

インフルエンザのような、共存をはかるべきウイルスのような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今、一番求められるのはワクチンの開発で、

人類全員がある程度の免疫をつけてしまえば、

普通の風邪のウイルスとして共存していけるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、さきにあげた怖いウイルス「エボラウイルス」の致死率は50~90%。

しかし、世の中にはもっと怖いウイルスがいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「狂犬病ウイルス」の致死率はなんと100%。(@_@。

日本にはいまのところいませんが、

世界では毎年5万人以上の人が亡くなっているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、このウイルスはその強毒性と、ワクチンの存在、

そしてヒトーヒト感染をしないため、

日本では完全に封じ込めができているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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