フォードvsフェラーリ
先週の水曜日は映画を見てきました。
さて、どれでしょう。
コレです。(寅さんじゃないよ。)
以前、こんな記事を書いたワタシとしては、
公開前から楽しみにしていましたが、
やっと見られました。
シニアなので、1100円。
今回は、身分証の提出を求められなかった・・・・。
非常に面白かったのですが、
予想と違った点がいくつかありました。
このドラマは史実に忠実に作られていますが、
フォード対フェラーリの
メーカー対決がメインではなく、
キャロル・シェルビーとケン・マイルズという
2人のフォードGTの勝利に賭けた男たちの物語であり、
どちらかといえば、ケン・マイルズが主です。
だが、そもそも、ワタシはそもそも、
ケン・マイルズというドライバーを知りませんでした。
ワタシが知っていたことは
①フォードは若者に対するクルマの販売を強化するため、
モータースポーツ界に打って出た
②特にスポーツカーレースの頂点ともいえる
ル・マン24時間レースの制覇を狙った。
③そのル・マンで4連覇中のフェラーリを買収して手っ取り早く
目的を達成しようとした。
④だが、フェラーリに断られ、独自にスポーツカーを開発
⑤当初は歯が立たなかったが、3年目の1966年のルマンで
フォードGT40Mk.Ⅱが1~3位を独占した。
⑥翌1967年のデイトナ24時間では、フェラーリ330P4が1~3位を独占。
⑦同じ年のル・マンではフォードGT40Mk.Ⅳが優勝、
フェラーリが、2位、3位であった。
といったところ。
これらは当時読んでいた、少年雑誌の記事から学んだことです。
1967年のデイトナについては以前書きました。
実は、以前のブログにも登場していますが、
今も手元に当時ワタシがつくったスクラップブックがあります。
しかし、この記事は1967年のル・マン。
当時小学2年生。
要するにワタシがリアルタイムで知っているのは
1967年以降のモータースポーツ界なのです。
ただ、1966年のル・マン優勝車が、
クリス・エイモン/ブルース・マクラーレンの運転する
ゼッケン2番の黒いマークⅡだったこと、は知っているので、
映画でトップを走るゼッケン1番のケン・マイルズのマシンに
いつトラブルが起こるか、事故なのか、故障なのか、
そればかり気になっていました。
まさかチーム・オーダーで同時フィニッシュさせ、
スタート位置の関係でケン・マイルズの優勝が無くなった、
などということは知りませんでした。
そして、ケン・マイルズはル・マンから2か月後、
ニューマシンのテスト中に事故死してしまいます。
映画ではそこまでが描かれています。
上にあげた⑤と⑥の間、というところです。
つまり、ワタシがモータースポーツに興味を持ったときには、
もうすでにこの世にいなかった、
だから、ワタシは知らなかったわけでした。
そうだったのかー。
52年目にして知った衝撃の事実に、動揺を隠せません。
ところで、以前1966年のル・マン優勝車のプラモデルは以前作ったのですが、
この、ケン・マイルズの「事実上の優勝車」はキットがあるのは知っていましたが、
持っていません。
急に、作りたくなり調べてみるとキットが絶版。
ヤフオクでは、映画公開前までは1000円程度だった中古品が、
オドロキの6000円~10000円で出品されています。(@_@。
1966年ル・マン出場車なら、
以前買ったこの手持ちの新品のキットがあるので、
これでも作ってみますか。
定価2400円、おそらく2000円弱で数年前に入手。
またこのキットから、ケン・マイルズ仕様に仕上げることもおそらく簡単にできますが、
カラーリングはこっちの方がカッコイイからどうしようか。
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