富山ブラックと黒部の太陽
先日富山の学会で(そのしょっぱさに)衝撃を受けた富山ブラック。
お土産で買ったインスタント麺、食べてみました。
インスタントラーメンとはいえ、半生麺。
お店の形態に近づけるよう、ネギとメンマとチャーシューで。
さらに、ライスも。(≧▽≦)
おお、麺がたしかに黒い。
ほいでもって、さらに臨場感(?)を出すために、
黒部アルペンルートで見た黒部ダムの映画、
「黒部の太陽」をビデオで見ながら。
この映画は、1968年というからダム完成のわずか5年後に公開されている。
当時映画俳優は東宝、東映、松竹、大映、日活の5者協定で
他社の映画に出ることはできなかったが、
東宝から独立した三船敏郎と日活から独立した石原裕次郎が
タッグを組んで製作した超大作。
東宝と日活なので、まあ、ゴジラとガッパが共演したようなもの。
ちょっと、違うか・・・・。(^^;
見たのは以前NHK-BSで放送したのを
録画しておいた2時間20分の特別篇であったが、
オリジナルは3時間16分もあるそうだ。
石原裕次郎が大きなスクリーンで見てほしいと、
ビデオソフト化を許さない遺言をしたので、
長らく、家庭では見られなかった。
まったく、自分勝手な野郎だ。ヽ(`Д´)ノ
映画は短縮版でも冗長で退屈な場面もある反面、
トンネル工事のシーンなどは迫力満点。
調べたところ破砕帯から水が噴き出すシーンでは、
現場のミスで予定より大量の水が流れ込んだため、
あやうく犠牲者が出るところだったという。
たしかに、これは狙って撮れるレベルの映像ではないかも。
実際に黒部ダムやその周辺を見た直後だったので、なかなか興味深く見ました。
だが、関西電力が全面協力していることもあって、
悲惨な工事による犠牲者や、
会社の利権関係で動いたであろう多額のブラックマネーなど、
このプロジェクトの「ブラック」な部分はほとんど触れられていない作品でした。
いっぽう、こちらの「ブラック」も、オリジナルの雰囲気はあるものの
「家庭用」なので、しょっぱさはかなり普通レベルになっており、
映画もラーメンも、実際のホンモノはもっと「しょっぱかった」のに・・・、
というオチでした。(*^^)v
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