学会(?)で富山へ~その1
最初に言っちまいますが、今回の学会参加を決めた理由は2点。
ひとつは、開催地が今まで学会があまり開催されたことがない富山市だったこと。
金沢や新潟は何回も行ったことがあるが、富山は初めて。
しかも、北陸新幹線が開通し富山はぐんと近くなったので、
是非これに乗ってみたかった、というのもあり。
もうひとつは、学会期間が23~25日であるのに対し、
10月22日が天皇陛下の即位礼正殿の儀にともない祝日だったこと。
これにより、学会前日から「合法的(?)」に開催地入りできる。
むろん、観光も。
つまり「開催地」と「祝日を利用できること」が、選択の理由なので、
いつもは自分の所属する「鼻科学会」「気管食道学会」に行くのであるが、
今回、参加したことのない「めまい平衡神経学会」に行ってきたのです。
ところが、直前の台風19号の直撃によって、肝心の北陸新幹線が、
長野~上越妙高間で止ってしまった。
これで、歯車がずれた。
なんとなく、出かける前から不穏な空気は漂っていた・・・・・・。
10月22日火曜日、臨時の祝日の朝、レディアを預けて、まず高崎に。
高崎までは電車を使うより、クルマで行った方が断然早いので、
高崎駅にクルマをとめて、そこから上越新幹線でゆく作戦。
ただし、交通事情が直前まではっきりしなかったので、
事前にキップは一切買っていない。
出たとこ勝負の旅になった。
長岡からは、在来線で上越妙高まで急行があるらしい。
新幹線の車内で車掌さんに訊いたら自由席の急行券は車内で買える、
ということで、これをゲット。
乗換時間が少なかったので助かった。
しかし、在来線は安いなあ。
切符にある「トキ鉄」が謎であったが、
北陸新幹線の開業に伴いJR西日本の北陸本線の一部と、
JR東日本の信越本線の一部を運営する第三セクター路線であり、
正式名称は「えちごトキめき鉄道」というらしい。
あの鳥の「トキ」とかけたのであろうが、
何とも言えないネーミングセンス・・・・・・・。(+_+)
電車はいかにも第三セクターな風景の中を走る。
特急であるが、停まるのはこんな駅。
特急「しらゆき」は電車はわりと新しくてきれいなのだが、わずか4両編成。
1時間ちょっとかけて上越妙高に到着。
みどりの窓口で特急券を買って、北陸新幹線に乗り換え。
はくたか559号、金沢行き。
現在北陸新幹線は金沢~上越妙高間で臨時ダイヤで運行。
新幹線は快適。
天気も良くなってきた。
約40分で富山に着いたのは13時16分。
入場スタンプ2個乗り継いで、やっとここまで来たぜ。
車内販売も駅弁を買う時間もなかったので、富山駅でお昼。
実は狙っていたお店があった。
中学時代のサッカー部の同級生で当院の顧問税理士であるヤマちゃんが、
富山に行くならここに行け、と指定したお店。
今や、全国的に有名なラーメン「富山ブラック」の元祖の店だそうだ。
行列に並んで食べるのは嫌だなと思ったが、
ランチタイムを過ぎ、平日ということもあって店内お客さんははまばらであった。
メニューはシンプル。
券売機で食券を買います。
事前にネットでリサーチしたところ、ショッパイのでライスをつけるべし、
とあったので、ライス付きセット¥1000。
いや、黒いな、さすがに。
妻は単品で。
おそるおそるいただきます。
まず、まぜるべし、というので。
麺も、黒っぽい。
うーーー、いやあ、これは、ショッパイどころではないね。(@_@)
ライスあってヨカッタ。
スープというより「タレ」、あるいは醤油そのもの?
スープは当然飲んだりすすったりできるシロモノではないので、
レンゲもないわけだ。
むろんライスは完食。
これは、正直、マイリマシタ。
オイシイとかマズイよりしょっぱ過ぎてワカラン。
ホントに人気あるんだろうか。
シゲキ的ではあるが、高血圧症の身にはどうもあまり良くないようだ。
さて、口内に慢性的な渇きを覚えつつ、宿泊地に向かいます。
1日目は学会関係ないので、温泉でも、ということで、
今夜の泊まりは氷見温泉。
富山からまず高岡まで。
これがまた第三セクターの「あいの風とやま鉄道」。
うーん、この地方のネーミングセンスにはついて行けない・・・・。
「わたらせ渓谷鉄道」はすごくシンプルで良いネーミングなのだなあ、と改めて思う。
さて、高岡市は富山県第2の都市。
途中下車したが、何もないので散策はやめた。
駅に地下街があるというので行ってみたらこんな感じであった。
これを「ちかがい」というのは「まちがい」だ。
高岡大仏もつまらなそうなので、観光もなく、
もう温泉行っちゃおうということで。
ここからはJR氷見線に乗り換え。
電車ではなくディーゼルカーである。
ムカシは「気動車」といいました。
ここは、一応JR西日本の管轄。
発券してるのは(あいの風とやま鉄道)だが「西日本会社線」とある。
氷見駅はそのどんづまりなので、「氷見線」はいわゆる「盲腸線」である。
旅情あふれる超ローカル線。
2両編成だが、空いています。
しかも、列車だが、バスのようにワンマン運転。
無人駅では、乗るときに整理券をとり、
無人駅での降車時には運転手さんが駅員もやります。
なんか日本の果てに来たなあ、という思いあり。
海が見えてきました。
波がけっこうあります。
実はここ「雨晴」駅は、噂の絶景ポイント「雨晴海岸」で有名。(後から知りました💦)
立山連峰を望むショットは、アングルの都合で明日のブログで紹介します。
さあそして、終着駅に到着。
なんと、今夜泊まる宿のヒトがワゴン車で迎えに来てくれていました。
到着時間がわからないので、送迎の連絡はしていなかったのでビックリ。
まあ、1,2時間に1本なので
夕方氷見駅着は3時51分、4時51分、5時54分しかないのだが、
それでも暖かい心遣いがうれしかったです。
宿まで10分ちょっと。
ココが今回の宿。
決め手は、翌朝は学会なので学会場から最も近い温泉地、
ということで。
たしかにお魚、美味しかったです。
氷見うどんもいただきました。
そして、モチロン日本酒も。\(^o^)/
しかし、このあと、トンデモナイ事態が勃発するのであった。
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