ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2019.05.18

因果はめぐる

 悪名高い(?)金曜日のJリーグ。

金曜日の夜はスイミングに通ってるので、帰宅後DAZNの見逃し配信で視聴。

この、見逃し配信、というのも気に食わねえなあ。

別に、見逃したわけでは無く、最初から録画で見る予定だったわけで、

「見逃し」とかいわれると、こちらに落ち度がある感じがするのが、

ビミョーに不快である。

 

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2019年J1第12節

浦和レッズ  2-3   湘南ベルマーレ (埼玉スタジアム2002)

  (前半  2-0)

  (後半  0-3)

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 試合前は、金曜日の地味なカードと思われていたが、

いろいろと「歴史に残る」試合になってしまった、悪い意味で・・・・。(T_T)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まず、驚きのスタメン。

GK西川はいいとして、DFの中央は阿部ちゃん、両ワイドは宇賀神、荻原を置き、

中盤には柏木、長澤と先発から柴戸海。

2トップはなんと、マルティノスとアンドリューナバウトを持ってきた。

槙野、山中、森脇、エヴェルトン、興梠、武藤などはごっそり抜けた。

これはむろん、来週火曜日のACL予選突破をかけた北京国安戦に、

主力を温存するためだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まるで、リーグ戦とカップ戦の比重が入れ替わっているが、

まあ、現状ではこの采配もやむなし、といったところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、序盤はそのサブ組の奮起と、

予想外のメンバーに相手湘南が対応に混乱をきたしていたこともあり、

このスタメンは「吉」とでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前半22分のゴールはマルティノスから柴戸へ出たマイナスのボールを、

柴戸がゴール前の長澤にダイレクトで通し、

長澤が相手DFを背負いながらの素早い反転からのシュートから生まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、わずか3分後の25分には長澤とマルティノスがボールを奪い、

ドリブルで持ち込んだマルティノスがアンドリューナバウトにスルーパス。

これを、アンドリューナバウトが落ち着いて決め、あっという間に2点差。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スタメン抜擢組の連携で、流れの中から得点し、

長澤は今季初ゴール、

アンドリューナバウトは昨年レッズ加入以来の待望の初ゴールを記録し、

流れは完全にレッズ。

こりゃあ、今晩は楽勝じゃい。

スタメン組もうかうかしてられんぞ、

などとヌカヨロコビしたファンは多いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、その流れが、あんな事件で変わろうとは・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 31分、元レッズの梅崎からのパスを受けた湘南GW杉岡は

思い切りよくシュート。

シュートは西川の手の先を走り、

レッズのゴールポストをたたいて反対側のサイドネットにゴールイン。

西川はくやしがりながらもボールを拾って、センターサークルに戻す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、主審が、これを見逃し、ノーゴールと誤審。

試合がそのまま流され、相手ゴール前までボールが運ばれたところで

アンドリューナバウトが、倒され、負傷。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 湘南側の猛抗議があったが、何故か主審は副審に意見を求めず、

そのままノーゴールの判定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 DAZNでは繰り返し、ゴールシーンが流されたが、

スローやストップモーションを使わなくとも、明らかにボールはゴールに入っている。

ゴールシーンやそれ以外のビッグチャンスは

通常スタジアムのオーロラビジョンで試合中に再生されるが、

たぶん、今回は埼玉スタジアムのオーロラビジョンでは

その映像はヤバ過ぎて流されなかったんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ともかく、レッズの選手も、ベルマーレの選手も

あれは本当はゴールインだった、ということはわかっていたはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 となると、湘南の選手はコンチキショー、ふざけやがって、と闘争心に火が付き、

レッズの選手はホッとしながらも、後ろめたいモヤモヤした気分が付きまとう。

ハーフタイムのロッカールームで、その「気分」はさらに増幅されたはず。

レッズの選手にしてみれば自分が悪いことをしたわけでは無いが、

何となく、犯罪の片棒を担がされたような・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ、2点取ったあとだったので、

レッズはあそこで1点失っても良かった。

むしろその方が、ストレートな気持ちで戦えたはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、後半開始早々、湘南菊池のゴールが決まった時は

「2-1だが、ホントは、これで2-2の同点だったんだなあ。」

ということは、みな考えただろうし、

79分にまたまた菊池のゴールで2点目が入った時は、

「あー、2-2で同点だけど、実際は2-3のわけなんだなあ。」

と、思ったはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なので、ロスタイムでベルマーレの3点目が決まった時、

ああ、これで、罪は許された、と思ったヒトもいるかもしれない。

あの幻のゴールがあっても、無くても

レッズの勝ち点は0、湘南は勝ち点3、

ということになったわけで・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 勝負にたら、れば、はないが、

あのゴールが認められていればレッズが勝てたかも、

ということは、じゅうぶん考えられることだ。

アンドリューナバウトのケガもなっかっただろうし・・・。(T_T)

 

げにサッカーとはメンタルなスポーツであるぞかし。

 

 

 

 

 

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