ダグラス・ワールドクルーザー
ダグラス・ワールド・クルーザーは1924年に
はじめて世界一周を達成した航空機です。
ダグラス社の雷撃機DTを改造して製作された5機のうち
1号機からボストン、シカゴ、シアトル、ニューオリンズと名付けられた4機が
アメリカ、シアトルから東回りで出発し、
ボストン号、シアトル号は脱落したが、
2号機シカゴ号、4号機ニューオリンズ号の2機が
175日かけて44342㎞の大飛行を成功させました。
今回はその「ニューオリンズ」号を作ってみました。
キットはウイリアムブラザーズというアメリカのメーカー。
それほど多くの製品はなく、機種選択は、どれもマニアックすぎるので有名(?)な
「ド・マイナー」メーカーです。
いつ買ったんだろうなあ、少なくとも20年以上前だと思うが。
非常に資料性の高い説明書。
ウインドシールドは塩ビ板がセロテープで説明書にはりつけてある。
これを加工して作れと。
このエンジン、ラジエーターグリルグリルが自動車と同じ形で
機種にドカーンとある。
排気管といい、エンジン本体も車のエンジンみたいな形。
部品点数は少ないが、複葉機はこの「張り線」がメンドクサイ。
単発の複葉機としては、かなり大型。
1930年のイギリスの戦闘機「ホーカー・フューリー」との比較。
1935年の「グロスター・グタディエイタ―」との比較。
1933年の「カーチス・シーガル」は複座だが、それでもこの程度。
このオープンコックピットで世界一周したわけですね。
プロペラなんか木で出来てるわけで。
木の質感、出てるかな。
飛行機が「冒険」だった時代のロマンを感じちゃうなあ。
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