ルマン:ロンド―とポルシェ
今年のルマンはワークスがトヨタのみとなったため
トヨタがどうにか優勝できましたが、
今までにもルマンはワークス参戦の状況で大きくその様相を変えています。
その中で極めて特徴的なのが1980年のレース。
1980年はワークスポルシェが次期マシン開発のため本格的な参加を取りやめ、
事実上ワークス不在のルマンとなりました。
この年、地元ルマンの生まれのクルマキチガイ、
もといカーマニアのジャン・ロンド―氏は、
自らデザインしたマシンに、自分の名前を付け、しかも自分で運転して優勝してしまう。
その時に優勝したのがこのクルマ、ロンド―M379。
超カッコ悪い。(^^;
翌年ワークスポルシェは938-81を持ち込み、
ジャッキー・イクス、デレック・ベル組のマシンは2位に14周の大差をつけて優勝しました。
ちなみに、この時の2位は前年チャンピオンのロンド―。
このルマンはルマン・キングと呼ばれたジャッキー・イクスの5勝目であり、翌年彼は6勝目を挙げる。
そしてこれはルマンのポルシェ7連覇の皮切りとなった。
このポルシェ936はタミヤから936-78がモデル化されていますが、
この年はルノーの後塵を拝し、ポルシェは2位。
というわけで、ほぼシェイプの同じ936-81ルマン優勝車を、
別売デカールで仕上げました。
むろん、黒ヘルはジャッキー・イクス氏。
おなじみのマルティニカラーと違うこの「Jules」は、
フランスのあのクリスチャン・ディオールの香水らしい。
このデカールはもう10年以上昔、恵比寿にあった
カーモデル中心の模型屋さん、Mr.クラフトで購入したもの。
当時はよくここでモケイ買っていました。
マルティニ・ストライプもあまり好きではないけど、
この全体に書きこまれた「Jules」のデザインも、あまりカッコいいとは言えないなあ。
なんか「耳なし芳一」みたいで・・・・・・。
この翌年のルマンから主役はいわゆるCカーに代わり、
あの名車中の名車ポルシェ956~962Cの黄金時代になるわけです。
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