ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2017.08.17

勝利を呼ぶ3本線

 

 いわゆる「ブランド物」といえば、

「ルイ・ヴィトン」とか「シャネル」「エルメス」「ブルガリ」などを指すのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一般にブランド品とは上質で作りが良く、

そしてたぶん最も大事なことは値段が高価であること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシが子供のころ、昭和30年代は、

基本的に商品は近くのお店(多くは歩いて行ける)で買うものなので、

「ブランド」という概念はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初めて「ブランド」みたいなものを意識したのは

サッカーを始めた小学校5年生のころ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 足利市教育委員会が主宰する「足利サッカー教室」に加入していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 市内の小学5,6年生を対象にほぼ毎週市営グラウンドで練習を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシは西小から友人数人と参加した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのとき、ある小学校

(ワレワレよりずっと大人数でしかもサッカーの先進校。)の子供たちが

おそろいの巾着バッグを持っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにかかれていた文字が「adidas」であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それまでまったく知らなかったが、

やがて、それが西ドイツのサッカーシューズメーカーであることを知る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中学に進み部活でサッカーをやるころには

雑誌で見るヨーロッパの一流プレイヤーが履いている

「adidas」のサッカーシューズがあこがれの存在であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雑誌の広告のキャッチコピーは

「勝利を呼ぶ3本線」、であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、値段は約20000円と、とても中学生の手の届くレベルではナイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「adidas」と人気を2分したのが、ご存知「PUMA」。

「adidas」がベッケンバウアーをはじめとする

ヨーロッパの選手に多く愛用されていたのに対し、

「PUMA」は、断然南米、ブラジルのプレーヤーが多かった。

(この当時「Nike」は、まだ誕生前である。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「PUMA」の最高級モデルといえば泣く子も黙る「キング・ペレ」。

カンガルー革で、お値段なんと25000円ほどであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワタシが小学生の頃はいていたのは

アキレスや月星のサッカーシューズ風運動靴、たしか1000円はしない。

中学生になって買ったスパイクは4~5000円であったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もちろん「adidas」や「PUMA」では無く、国産のコピーモデルである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当時の国産サッカーシューズメーカーは、

オニツカタイガー(現アシックス)、ヤスダ、

ヤンガー、モンブラン、ミツナガ、タチカラなど。

遅れてミズノがサッカースパイクを作り始めたが、まだ「ランバード」ではなく、

ミズノの「M」をかたどった「Mライン」、

強烈にダサかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 国産メーカーはオリジナルモデルも作ったが、

「adidas」「PUMA」のラインを模した3本線、1本線の「コピーモデル」

も存在した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「コピーモデル」がある、というところが「ブランド」たる所以である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いまや、小学生が「adidas」「PUMA」のシューズをフツーに履き、

フデバコなどの文房具にまでそのロゴがついてるのを見ると、

今の時代これを「ブランド」と呼ぶ人はいないけれど、

当時サッカー少年だったワレワレ世代のオヤジたちは、

少年の日のあこがれを今もココロに秘めているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、ワタシが買うスニーカーはこんなんばかり。

当時のサッカーシューズ風が好き。

 

 

 やはり「PUMA」はブラジルカラー(^o^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほいでもって、ついこの間、

またこんなヤツをネットで発見。

そのルックスにサッカー少年だった頃の気分が昂り、

数日間悩んだ末、アマゾンでポチってしまった・・・。

(だって一度クリックすると毎日広告が出てくるんだもの・・・。)

ラインが黄色だとさらによかったのだが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

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