ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2017.02.05

岡野俊一郎氏のご冥福をお祈り申し上げます

去る2月2日、日本サッカー界に多大な功績を残した

岡野俊一郎氏が亡くなられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

岡野氏はワタシがサッカーを始めた1970年当時の日本代表監督であり、

その2年前メキシコオリンピックで

日本サッカーが銅メダルを獲得した時のコーチであったわけだが、

ワタシにとっての馴染みはやはりサッカー解説者としての岡野氏である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本代表の試合ではNHKのアナウンサー鈴木文弥氏と、

そして、三菱ダイヤモンドサッカーでは金子勝彦氏とのコンビが懐かしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことに三菱ダイヤモンドサッカーはサッカー少年にとっては必見の番組。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土曜日の午後2時から主としてヨーロッパの世界トップレベルのサッカーを放送していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BSもスカパーもインターネットもない時代、

ヨーロッパサッカーの映像を唯一見ることができる、

まさに鎖国時代の出島のような番組であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その番組でサッカーという日本人にはまだなじみのうすいスポーツを、

わかりやすく丁寧に解説し、その魅力を伝えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時サッカー少年だったワタシは、岡野さんが「東大卒」と知って

非常に驚くとともに、大変勇気づけられた。

何となく、勉強もしないでサッカーばかりやってる後ろめたさの

いいわけになったような気がしてウレシカッタ。(なってないけど。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡野さんの解説にはサッカーに対する愛とともに、

このスポーツに対しての大きな敬意が感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡野さんは「イマジネーション」という言葉をよく用いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーはチームメイト同士がイマジネーションを共有することが大事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野球のような「静的」なスポーツや、陸上や柔道のような個人の競技にはない

サッカー特有の魅力をその言葉で表現していたのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、それをさらに発展させて

世界はサッカーという言葉でつながれる、世界はサッカーで理解し合える、

というメッセージを伝えたかったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のちに日韓ワールドカップを成功させ、

日本のサッカーがカタコトでも世界の言語は話すことができるようになったのも

岡野氏の存在が大きな役割をはたしていると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このワタシが、いまだにサッカー好きなのに対しても。

 

 

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