ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2016.03.19

ゆく川の流れは絶えずして

 

 昨日の昼休みWindows10再起動しまくりの記事を書いたら、

なんと、その金曜日の午後から、全く再起動がなく、

今日の診察中も問題なく、ウソみたいにマジメに作動。

 

 

 

 

 

 いったい、なのがどうなったかわからん。

 

 

 

 

 

 Windows10が、解除されることを恐れて、自らいい子になったのか、

プログラム上の問題がやっと片付いたのか、

ともかく、しばし、様子をうかがうことにする。

 

 

 

 

 

 今日も花粉症の患者さんが多い。

 

 

 

 

 

 症状がかなりひどくなってから来られる方もいて難儀する。

 

 

 

 

 

 

 ついこないだも、書きましたが、花粉症はアレルギー性の炎症反応なので、

いったん重症化するとなかなか消退しません。

 

 

 

 

 

 化学伝達物質の放出により、多量のアレルギー細胞と、炎症細胞が鼻粘膜に誘導されるため。

 

 

 

 

 

 

 おとなしい鼻粘膜は最初はある程度の花粉が来ないと症状を起こさないのが、

こうなると鼻粘膜はケンカする気満々で、

少しの花粉や、温度変化、気圧、機械的刺激などの花粉以外の刺激でも

アレルギー物質を放出しまくるので始末が悪い。

 

 

 

 

 

 毎度言いますが、くれぐれも花粉症は我慢しないように。

 

 

 

 

 

 最近、こんな説明をしている。

 

 

 

 

 

 花粉症の治療は川の増水に対し堤防が決壊し無いようにすること。

 

 

 

 

 

 花粉症の薬を飲むと堤防が高くなるので、少し増水しても川は氾濫しないが、

それでも多量の水が来ると堤防は決壊してしまう。

 

 

 

 

 

 いったん決壊すると洪水が引くまでには時間がかかるし、

堤防が壊れているので今度は少しの増水でもまた洪水になってしまう。

 

 

 

 

 

 人間の体には自然治癒力、免疫力があるので、正直、薬なんかなくたってインフルエンザも風邪も治る。

 

 

 

 

 

 だが、アレルギー性疾患は、その免疫が体を裏切っているので、ガマンすればするほど悪化します。

 

 

 

 

 

 

 ひどくなってから、治療するのでは遅いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 卒業式を校庭でやったり、マスク禁止にするのは絶対やめてもらいたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ところで一方、Windows10の方は自然治癒したのかなあ。

 

 

 

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