グレイト・ギタリスト・ハント
歴史に名高い「グレイト・ギタリスト・ハント」とは
1974年ローリングストーンズを脱退したミック・テイラーの
後任ギタリスト探しのエピソードである。
「ザ・ドランカーズ」は先月のライブ後、
ギターの銀河高原ドランカー氏の脱退により
当面は残りの
サッポロ・ドランカー、アサヒ・ドランカー、秋味ドランカーの
3人編成で行かざるを得なくなった。
3ピースバンドである。
3ピースといってまず浮かぶのは
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーの
「クリーム」。
スティング、アンディ・サマーズ、スチュワート・コープランドの
「ザ・ポリス」
そして三波伸介、戸塚睦夫、伊東四朗の
「てんぷくトリオ」などであろう。
共通するのは、いずれも3人各々が
際立ったキャラクターと卓越した技術を持っているということである。
キャラクターはともかくサッポロ・ドランカーは
一人ギタリストとしては技術面ではかなりの不安があるので
「ザ・ドランカーズ」のギタリスト・ハンティングは並行して続けられていた。
ちょうど来日中のジェフ・ベックにも声をかけてみたが
音楽スタイルの違いから折り合いがつかなかった。
「オレは、お前らみたいにストラップを長くして弾くのはごめんだ。」
そんななか、「北朝鮮飯店」では秘密工作員として活躍してる
エビス・ドランカー氏がその地下情報網を駆使して
ある男を「拉致」してきた。
某赤ペケ病院の内科医としてこの春赴任した「I氏」である。
凄腕ギタリストとの噂から我々はこの男に白羽の矢を立てた。
先日I氏に「ザ・ドランカーズ」のスタジオ練習を見に来てもらい、
その後、彼を我々のアジトに連れこみ
中枢神経系をマヒさせる「薬剤」を多量に投与して
バンドへの参加を了解させることに成功した。
さて、新しい兄弟「青島(チンタオ)ドランカー」の活躍やいかに。
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