ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2012.11.09

くるりとオルタナ

 先日、ポール・ウェラー日本公演を聴きにいったわけだが、
その時の前座が「くるり」というバンドであった。
 名前は何と無く聞いたことがあるが、
曲を聴いたことはなく、
どんなバンドか全く知らなかった。
 ライブで偶然話しかけられた人の話では
けっこう有名なバンドらしく、
今回同行するはずであったKさんも
実は大ファンとのことであった。
 実際に聴いてみて、
なかなかいい感じのバンドだなあ、
と思ったのだが、
どんなバンドだったかというと、
これが説明できない。
 我々世代は音楽をジャンル、スタイルで語るのに慣れている。
 パンクとかメタルとかファンクとかブルースとか。
 アマチュアバンド、特にオヤジバンドの大会なんかいくと
それはさらに顕著で、
もう、バンドが音を出す前から
このバンドはハードロックとか、ディスコとかフォークとか
演奏する音楽が予想できるし、
中にはビートルズだ、キャロルだ、ベンチャーズだ、
などとバンド名が特定できるものも稀ではない。
 「くるり」の演奏を聴きながら、
お、ここはバーズみたいだとか、
この曲は第2期ジェフ・ベック・グループ風だ、
などと一生懸命自分の中で考えるのだが、
一向に捉えきれない。
 我々の頃はロックというのは「舶来品」であり、
本当の意味での国産ロックはなかったのだが、
若いヒトビトは小さい頃からロック的なものを
イロイロ聴いて当たり前の存在なのだなあ。
 帰ってきて「くるり」をウィキペディアで調べると
ジャンルは「オルタナティブ」と書いてある。
 「オルタナティブ」っていうと私の中では、
「ポップ・グループ」「キャバレー・ボルテール」
「スロッビング・グリッスル」などのバンドのことで
式で表すと
(ニュー・ウエイブ-ポップ)×ノイズ
みたいな音楽という認識なので
かなり意外でした。
 ワタシの「オルタナ」ってこんな感じ、昔こんなの結構聴いてました。


 まあ、音楽をジャンル分けしようとする発想が
そもそも、やはり、オジサンなのだ。
 でも、ロックバンドのリードボーカルは
やっぱメガネかけてちゃダメだと思う。
(除くイアン・ハンターやピーター・ウルフなどのグラサン族およびエルビス・コステロ)
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