ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2012.03.11

手すり

 先月のある朝、いつものレディアちゃんの散歩コースの
織姫神社の石段の前で彼女がどきっとして立ち止った。
 ビビり症の柴犬はちょっといつもと変わったものがあると、
すぐ反応してしまうのだ。
 石段にこげなものが立っていたのである。
001_20120309220230.jpg
 どうも石段に手すりをつくるらしい。
 手すりは日ごとにずんずん伸びていった。
008_20120311185844.jpg
 もともと真ん中に手すりがあるので、どう考えてもこの手すりは
お年寄りや足の悪いヒトのための「実用」ではなく、「見栄え」のためのようだ。
010_20120311185844.jpg
 
 参道脇の「ザクロの木」も切られてしまった。
(ザクロ星人楽しみだったのに・・・。)
003_20120309220228.jpg
 最近はこんな感じになって来た。
006_20120311185844.jpg
 どうもここの神社は資金が潤沢にあるらしい。
 きっと「○×株式会社○×ナニ兵衛寄進」
なんちゅうプレートがいちいち付くんだろうなあ。
 毎朝この石段脇の斜面を自転車をころがして押して登っていたお蕎麦屋のオジサンは、
最近は仕方なく自転車を担いで登っているようだ。
 
レディアは散歩中にオシッコするのだが、
参道の石段ではまずいので
踊り場から入った石段脇の山の中の地面でしている。
そこへの通路がふさがれるかと思ったら、
今のところ、そこは手すりが途切れている。
(メス犬なので電柱ではなく座りションベンです。)
001_20120309220231.jpg
 ちなみにこの場所、そばに「水仙」が生えているので、
わが家では 「スイセントイレ」 と呼んでいる。
002_20120309220230.jpg
 スイセントイレ、閉鎖されませんように。
人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

1件のコメント
2012.03.07

原稿依頼


 今は昔、ワタシが小学6年か、中学1年かの頃だったと思う。
 死んだオヤジとたまたま二人で車でちょっと出かけた時のことだ。
 前を見てハンドルを握りながら後部座席のオレにオヤジが言う。
「おい、ヒロユキ、お前も何か、これだけは人に負けないとか、
自慢できる、っていうものを持たなきゃだめだ。」
(急にオヤジ殿は何を言い出すのか)「ウン・・・。」
「何か、あるか?」
「ん、うーん、サッカーはちょっと上手い方だよ。」
「サッカー!?」
「いや、リフティングはクラスで一番できるし
(ホントはこの間イノクマ君に最高記録抜かれたけど)
ドリブルも一番タイム早かったし。」
(・・・・ったくこのバカ息子が)
「お前みたいにロクに運動神経も体力も根性もない奴が運動で人に勝てるはずがない。
もっと他の事じゃなきゃダメだ。」
 確かに、サッカーはみんなよりやってるからちょっとできるが、
運動会で一等賞とったこともないし、水泳大会も補欠だったし、
鉄棒に至っては居残りさせられたクラスの落ちこぼれグループだしなあ。
「じゃあ、何かあるかなあ・・・。」
「おまえはこの間作文コンクールで県で一等賞とったじゃないか、
読書感想文でも毎年賞もらってるし、
作文とか文章の技術をもっと伸ばした方がいい。」
「ふーん。」
 なんか、どうもピンとこないなあ、
だいいち作文って全然カッコよくない。
 オレが作文で賞とってもみんな何もいわなかったけど、
この間、ハセガワ君が砂場の鉄棒で大車輪やったら、
みんながスゴイスゴイって大騒ぎだったしなあ。
 まあ、何となく文章書くことはキライではなかったので、
中学校もサッカー部と新聞部をかけもちでやってたわけで、
今も、こんなブログをだらだらと書いてるわけです。
 父がワタシを小説家にしたかったのだとは思いませんが、
こんな開業医ブロガーのワタシのところに原稿依頼が舞い込みました。
 「TMDC MATE」という東京医師歯科医師協同組合の組合報なんですけど。
 以前、某製薬会社の広報誌である「ドクター・ホリディ」に原稿が載ったことがありましたが、
(この記事です「ドクター・ホリディ」「ドクター・ホリディ全文」)
この時はウチに来てるメーカーの人の推薦だったわけですが、
今回はワタシのブログを読んだ編集部の方からの直接依頼なのだ。
 組合報とはいえ40500部の発行!
(多いのか少ないのかわからんがこのブログの読者が一日200人ちょっとだから
これよりは桁違いに多いだろう。)
 うーむ、これで、ワタシも作家生活に。
 古くは森鴎外から斉藤茂吉、茂太、北杜夫、渡辺淳一、
最近では海堂尊氏のごとく、
医者兼作家として二足の草鞋を華麗に履きこなすのだあ。
 などと思いつつ、
 昨日、締め切り当日の昼休み、
やっと書き上げた原稿をメールに添付して編集部に送った。
 実は、依頼があったのは、1月の話。
 一ヶ月以上あった執筆期間だが、わずか1200字の原稿を書き始めたのが
締め切り2日前。
 昔から、夏休みの宿題も試験勉強もギリギリにならないと
手をつけない性格。
 多分、締め切りに追われる作家生活なんて、
一生無理だなあ。
(いや、その前に、そんな才能ないからゼンゼン大丈夫だけど。)
人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

コメントはまだありません
2012.03.05

OYA-G ROCKERS 2012に出てきました。


 3月4日日曜日は先にお伝えしましたように
桐生市市民文化会館でFMぐんま主催OYA-G ROCKER 2012の
本戦決勝に出演して参りました。
 リハーサル前、FMぐんまのアナウンサーのお姉さんにインタビュー受けるワタシ。
なんとなく、自分が患者さんになった気分だ。
003_20120305064326.jpg
 せっかくですのでメンバー(ステージ衣装に着替える前)と記念写真を。
006_20120305064326.jpg
 じゃあ、ヨロシクオネガイシマース。
 本番の司会も担当したこのお姉さん、ラジオにはもったいない美人アナであった。
本番では、こう、ドレスとかスーツとかで来るのかな、と思ったら、
そのままでした。
やっぱラジオだからなあ・・・・・。
001_20120305064326.jpg
 リハーサルです。
012_20120305064326.jpg
 実は、ここで、番組用のレコーディングも行う。
キンチョーしたー。
 020_20120305064326.jpg
 さて、リハも終わって本番前に腹ごしらえ。
 桐生名物「ソースかつ丼」だー。
(会場近くの「藤屋食堂」はソースかつ丼の人気店)
031_20120305064326.jpg
 本番もかつぞー!
(ベタすぎてスイマセン。)
032_20120305064437.jpg
 ってことで、本番スタート。
 60組あまりの応募から予選を通過した8バンドが競うのだ。
046_20120305064437.jpg
 われわれ「Audiometry」は3番目に出場。
 例によって「カルミナ・ブラーナ」のSEにてオドロオドロしく登場。
055_20120305064437.jpg
 一曲目はオジー・オズボーンの「Crazy Train」。
059_20120305064436.jpg
 そういや先週はクレイジーな電車旅行したなあ。
(カンケイナイケド。)
 またまた他人の(!)コンタクトでメガネなしでのステージ若サマ。
067_20120305064436.jpg
 ガッツもがっつりガッツ入ってるぜ。
076.jpg
 2曲目「Steal Away」では不死鳥タルカス植木氏の
リードギターが冴える。
087.jpg
 でも今回は各バンド2曲づつしか演奏できないのだ。
090_20120305064639.jpg
 それでも、目イッパイのパフォーマンスで観客にアピール。
なんせ、コンテストですから。
102.jpg
 キマッタ!?
104.jpg
 さて、気になる審査結果ですが、
審査は来場者が一人2バンドを選んで投票、
その集計と審査員の判定で決まるらしい。
 どのバンドも応援団やご近所同僚が多数つめかけ派手に応援してる中、
我々は地域的に「アウェイ」なので、
サポーターがほとんど来ていない。
 実はウチによく来る桐生在住の患者さん一家に観覧を依頼したのだが、
直前ににインフルエンザで家族友人全滅してしまった。
(ワタシが検査、診断したので間違いありません。)
 こりゃ、どーせダメだなー、と思ってたら・・・・、
 これが、何と、入賞!
 グランプリであるベストオヤジロッカー賞は逃したものの、
優秀3バンドに与えられる賞を見事獲得!
 ちなみに我々「オーディオメトリー」は
ハードロックバンドにふさわしく「耳に響いたで賞」でした。(笑)
137.jpg
 すご腕のバンドぞろいだったので、ほとんど入賞はあきらめていましたので、
この結果は、ホント、ビックリです。
140.jpg
 このイベントの模様は3月11日(日)午後7時からFMぐんまで放送されます。
 ちなみに、商品は「マッコリ缶2ダース」の他、
ナゼカ群馬の野菜、レタスとキューリであった。
134.jpg
136.jpg
 さすが、群馬だなあ。
 森山マサ子さん、誰ですかー。
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

4件のコメント
2012.03.02

今飛ぶといひしばかりにスギ花粉

 今飛ぶといひしばかりにスギ花粉、
     弥生の月を待ちいでつるかな

 【解釈】スギ花粉が今すぐ飛ぶと言ったばかりに、待ち続けついに3月(弥生の月)になってしまったことだ。
 【解説】2月にもうすぐ花粉が飛びますよと(オグラセンセイが)言ったので、
     その気になって待ち構えていたら
     (ロクに飛ばないうちに)3月になってしまったという花粉症患者さんの
     ほっとしたやら、しかし、これでいいのかというゆれる心を歌った歌。
     初期治療として、花粉情報を見ながら始まりそうになったらら飲み始めてね、と言われ、
     早々、1月下旬に薬をとりいって待ち構えていたが、
     一向に花粉情報では、関東地方の全体が青色の「少ない」から動かない。
 【語訳】「今飛ぶと」:「今」は「すぐに」の意味
     「いひしばかりに」:「し」は過去の助動詞「き」の連帯形で、「ばかり」は限定の副助詞。
     「まちいでつるかな」:「待ちいづ」は「待っていて出会う」の意。
                完了の助動詞「つる」の連帯形と詠嘆の終動詞「かな」が付いている。
       (用例)「まちいでつるかな」⇒「待っていて出会ってしまったことだよ。」
           「あれはつるかな」⇒「あれはつるなんだろうか。」
           「それはかめかな」⇒「それはかめなんだろうか。」
           「これはこみねかな」⇒「これはショーグンさまの娘。」


 今年の冬はやけに寒く、記録的な大雪や低温を観測してるようだが、
影響でスギ花粉の飛散開始も大きく遅れています。
 まあ、1月末から多少なりとも洩れとんではいるのだが、
一般的な飛散開始とはまだ言えません。
 梅の花なんかも開花が遅れてるようで、
梅まつりなんかを毎年やってる梅林なんかは、
お客さん来なくて大変みたいですね。
 もともと、今年はスギ花粉飛散量は少ないだろう、
と言われたこともあって、患者さんの関心は一般に低く、
薬とリに来る人も少ないみたいです。
 一因には昨年は花粉量はそれなりに多かったのだが、
意外とみんな軽く済んだ方が多いという事実。
 花粉が一番多い時に地震で原発が爆発して、
特に子供たちに「外出ちゃイカン」ということが徹底したため、
花粉暴露量が少なかった。
 しかも、ガソリンも無くなっちゃったので、
おとーさんもゴルフに行かないし、
おかーさんも、買い物はなるべく出ないで
まとめ買い、家にあるもんで何とかする、
なんてことが多かったので、
日本国民(特にここら辺)の人は総じて花粉吸入量が少なかったはず。
 みなさん、油断しないでください。
 まあ、このまま少なく推移すればいいのですが。
 ただし気になることがひとつ。
 スギ花粉はもう夏のうちに作られて、できています。
 これを、スギの木は春のうちに残らず吐き出すのだ。
 開花が遅れた梅は、早咲き、中咲き、遅咲きが一気に開花して、
帰って楽しめる可能性もあるとニュースで言ってました。
 もし、気候の関係でたまっていたスギ花粉が一気に放出されたら・・・・・。
 花粉量はトータル量も重要ですが、
実はピークの花粉数は発症者数に大きく影響する。
 スギ花粉は1個や2個入っても、症状は起きません。
 ただし一時に大量に吸って花粉症が発症すると、
その後は、少量の花粉、さらには花粉でなく、
温度、気圧、湿度、機械的刺激(埃っぽさなど)別の刺激でも、
花粉症の発作が誘発されます。
 今年は大丈夫じゃんなどと思ってるスギ花粉症の方、
雨の上がった後など、くれぐれも厳重にご注意を。
 これを機会に、また花粉症の事をよく知りたい、という方は、
右のカテゴリ内の「花粉症」をクリックしてご覧ください。
 「花粉百人一首」の過去作品もあります。
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

コメントはまだありません
医療系をまとめました。
2012年3月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ