ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.08.05

疑惑のムシ歯


 先週末から、何となく左の奥歯が痛い。
 もともと左の上の一番奥の歯にちょっとした虫歯があり、
外側がややえぐれてるのが気にはなっていた。
 できれば、歯医者さんに行きたくない。
 週明けに痛みはなくなったが、
旅行等も控えているので、勇気を振り絞って、
今朝、電話して歯科の予約を取った。
 なんと残念ながらお昼の予約空いてるそうだ。
 午前中、気が重いこと重いこと・・・。
 一方、看護婦さんやらスタッフのみんなの嬉しそうなことといったら・・・・。
 歯科医のK先生は、学年が2コ下で、弟と同級生だが、
ワタシはガキの頃よりそのお父様の先生の代から虫歯でお世話になっていた。
 「スミマセン、ヨロシクオネガイシマス。」
 緊張して、診療台に座る。
 助手のお姉さんが後方からさささっとエプロンをつける。
 気分的には後ろからいきなり羽交い締めにされた感じだ。
(被害妄想も甚だしい)
 カーテンの向こうではチュイーーーンなどというドリルの音が・・・。
 おおおお、景気良く削ってるなあ。
やな音だー。
 思わず、冷や汗がにじむが、
どうも患者さんはおらず、
義歯かなんかの制作をしてるようだと、やがて気付く。
 センセイ登場。
「痛むんですか?」
「いやあ、今日は、もう痛くないんですが・・・・。」
(だから、やっぱり、いいです、じゃあ、これで。)と、言いたいワタシ・・・・。
 と思う間にぐわーんと倒れるイス。
もう逃げられない。
「うーん、たいしたことないみたいだなあ、こっちの下の歯は痛くないですか?」
「・・・ダイジョブです。」
 で、レントゲンなどもとって、結局、
「ここ、ちょっとえぐれてるけど、この位は大丈夫でしょう、薬付けときます。」
(や、やったあー、削らないのね。)
「ただ、こっち、この下の親知らずは、 完全に虫歯 です。
この歯は抜きましょう。
近々、(バンドで)歌う予定なんかありますか?」
「ア、アサッテ、ライブなんで、今日は、無、無理です。ホントです。」
(ほんとにライブあってヨカッター。)
 それにしても、げぇー、親知らず抜くのかあ、痛そうだ。
 要するに、疑惑の歯は、ダイジョブだったが、
別にバクダンが見つかってしまい、
お盆休み明けにまた改めて受診することになってしまった。
 ううむ、PKを、いったんはキーパー上手くはじいたんだけど、
ボールがまた相手の前に転がって結局ゴールを奪われちゃった感じ。
 残念!
 んで、そのあと、薬何やらつけてもらい、
歯石のクリーニングなど受けた。
(これだって結構イタイ!)
 というわけで、歯石とった後の違和感のある歯のウラを舌で触りながら
心に傷を負ったまま、帰宅したのだった。
 抜歯、こええよー。
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