ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.02.16

少年メリケンサック


 実は、公開当時から気にはなっていたのだが、
つい見そびれていた映画「少年メリケンサック」。
 先日、スカパーで放送されてついに見ました。
「すげー、オモシロイ!!」
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 いやあ、久々に感動したなあ。
 物語は、レコード会社の宮崎あおいちゃんが、
ネットで「少年メリケンサック」というパンク・バンドを発見し、
プロデュースしようとしたが、実は映像は30年前のもので、
メンバーはしょうもねえオヤジになっていた。
 そのバンドが再結成する、という話なんだけど、
いやあ、オレ達の若いころ思い出すぜ。
バンドリーダーの設定が50歳っってのもぴったり同じ世代だし。
 そうだった、そうだった。
 我々も乱闘こそなかったが、危ないステージもあったし、
他のバンドを「クソ」呼ばわりして、コケにしまくっていたのも同じだ。
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 メンバーの楽器が、白のレスポール・カスタムに、ベースが白のプレジってのも
ちゃんとツボを押さえてるなあ。
(ドラムはモヒカンだし。)
 実は、CRPの土井先生に白のカスタムを買うように圧力をかけたのは
このオレなのだ。
(しかもこの写真のギターのストラップの下げ具合もいいなあ。)
 おまけに、「少年メリケンサック」のこのマーク、
そう、「スターリン」のパロディですな。
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 こっちが「スターリン」。
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 当時、スターリンは日本で最も過激なバンド。
 観客が大暴れして会場を破壊するので、
社会的に問題になり日本各地で「スターリン」にはホールを貸さない、
という施設が続出、という時代だった。
 実は、その頃、群馬大の学生だったオレのバンドで、
その「スターリン」の前座をやったことがあった。
 あん時は、怖かったなあ。
 真っ暗な会場、オールスタンディングのパンクスだらけのとこから、
爆竹やロケット花火がびゅんびゅん演奏中のステージに飛んできた。
 演奏中にあれほど身の危険を感じたことは、その後あまり無いなあ。
(フツー無いか。)
 今「CRP」でギター弾いてる土井先生は、
一緒にその修羅場を経験してるけど。
 ついでに、映画の中で登場する、「アイドル」ロックグループ。
その名も「少年アラモード」。
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 もちろん、これ「レイジー」とか「ベイシティ・ローラーズ」のパロディなんだけど
(タイトルの「ネバーマインド」はもちろんピストルズのアルバムからだね。)
当時群馬大の教育学部のバンドで、
ほのぼのフォーク・ロックをやってるバンドが、
「アラモード」っていう名前だったの思い出して一人でウケてしまった。
 実はオレは当時その手のバンドが大キライで、(今もキライだけど)
その「アラモード」を皮肉るオリジナル曲まで書いて、
ライブで当人たちの前で演っちゃったのだ。
 そのバンドのメンバー、先輩なんだったけど、
まあ、オレも若気の至りまくりだったんです。
 
 それにしても、こんなん見ちゃうと、
なんか、オヤジのロック・スピリッツに再び火がついちゃうなあ。
(まあ、年寄りの冷や水はほどほどに)
 好きです!パンク!ホントです!
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