ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.01.06

忘れ物には気をつけよう


 実は、先日、お正月に東京に歌舞伎を観に行った折、
ちょっとした失敗をやらかした。
 朝、9時前の「りょうもう号」で妻と行ったわけだが、
車中でいつものように、音楽を聴きながら本を読んでたわけだが、
眠くなったので、本をおいて寝てしまった。
 まあ、電車で寝ることは多いし、
妻もとなりで寝てたみたいだったし。
 で、なんかの気配でふと眼を覚ますと、
妻が立ちあがってコートを着ているところ。
 えっ、なに、どこ?
 と、カーテンを少し開けると、どっかの駅に着いていて
千代田線と書いたグリーンの丸が目に入った。
 や、やばい、北千住だ。
 と、あわてて網棚のコートをとって、足元のバッグを持って
妻の後を追ってホームに飛び出した。
「いやあ、すっかり眠りこけて、危ないとこだった。
起してくれてもいいじゃん。」
「ええ、でもいつも大丈夫でしょ。」
 そう、電車で眠っても私は眠り過ごすことはまず無い、
ウチの奥さんの方が時々あるくらいだ。
 どうも、朝、おせちとお雑煮の時、
今日は電車だから、と日本酒をちょこっと(?)飲んだせいみたいだ。
 まあ、目覚めて良かった、とコートを着なおし、
エスカレーターに乗ってはっと気付いた。
 切符忘れた!
 あ、文庫本も!
 しまったー、あわててコートとバッグは持ったものの、
窓のとこにおいてカーテン閉めてたので、
そこに置いた切符と文庫本を忘れてきちゃったのだ。
 どうしよう。
 ということで、とりあえず駅の事務室に行って、
事情を説明した。
 幸い、指定席だったので妻の切符から座席番号がわかり、
改札も通り、文庫本も帰りに浅草に回って受け取ることにした。
 本自体は、5~600円なのだが、
「浦和レッズのブックカバー」に入っており、
これは、ちょっとなくすのに惜しいので、
無事戻って良かったです。
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 事務室で、住所、名前、連絡先を書かされ、
なんか、気分は警察の取り調べをうけてるみたいな感じ。
(別に犯罪を犯したわけではないが、
自分の不注意でお手数おかけしてスイマセン
の気持ちがこっちは大いにあるわけで
かなり負い目を感じてるわけです。)
 その時、駅事務員さんに
「文庫本のタイトルは?」
と、訊かれ、ええ、そんなことも訊くんですかー、
なんか恥ずかしいなあ、と思いつつも
「司馬遼太郎の 『項羽と劉邦』 の下巻です。」
と小さい声で、一応正直に答えました。
 でも、後から考えると、
まあ、忘れ物があまり変なタイトルの本じゃなくて良かったかなあ、と。
 よく読んでる椎名誠氏の本なんかで、例えば
「えー、 『時にはうどんのように』 です。」
なんて答えなきゃなんないことになると、ちょっと恥ずかしかったかもなあ。
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