ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2011.01.04

新春の「ド定番」


 年末が「第9」なら、やっぱ新年はこれだぜ、
ということで妻と行ってまいりました「新橋演舞場」。
 思えば、歌舞伎は夏の「四谷怪談」以来だなあ。
あの時はかの「海老蔵」さん、出てたのね、当時は知らんかったけど。
 お飾りと角松で新春の装いです。
P1030248_convert_20110103195833.jpg
 例のイヤホンガイドにも、干支のウサギさんがついてる。
P1030250_convert_20110103200044.jpg
 さすが新年はチケットが取れにくく、前から5列目だが、
ぐーんと端っこなのだ。
同じ端でも向こう側だと「花道」があるのだが。
P1030251_convert_20110103200153.jpg
 さて一発目は「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」。
ご存知、弁慶、義経の「安宅の関」の一幕ですな。
P1040271_convert_20110104084235_20110104085437.jpg
 これが、すごくオモシロイ。
(ちなみに、舞台写真はお正月にNHKでテレビ中継した映像をカメラで撮りました。
会場はもちろん撮影禁止ですので。)
 そして「幕間(まくあい)」。
今回は会場で買った「幕の内弁当」。
P1030256_convert_20110103200309.jpg
 もともと「幕の内弁当」は江戸時代、歌舞伎などの芝居の「幕の内」に食べる、
というのが語源だから
これは、もうばりばり「正しい幕の内弁当」なのだ。
 さて二幕目は「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」。
これナント舞台は大化の改新前後の話で、
後ろにいるデカイのは「蘇我入鹿」なのだ。
P1040275_convert_20110104084523.jpg
 そんな古い時代の話もあったのかー、とビックリしたが、
時代考証がめちゃめちゃ、っていうか全く無く、
みんな風俗が江戸時代なのが呑気な感じだ。
 この時代にちょんまげ、月代(さかやき)はねえだろう。
 三幕目は「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」。
 P1040277_convert_20110104101641.jpg
 舞台は、鎌倉初期、源頼朝の時代です。
 これは、慣例的に昔から新年に演じられてた演目らしく、
まあその意味では、年末の第9みたいなものだが、
各芝居小屋のその年の役者顔見世興業的なものなので、
どっちかっていうと「レッズ・フェスタ」の選手紹介かなあ。
 この三幕目はアクションも少なく、
はっきりいって、私的にはあんまり面白くなかったです。
 でも、まあ、そんなこんなで、
お正月らしいおめでたい雰囲気を味わってまいりました。
 「こいつぁ、春から、演技がいいわえなあー。」P1030261_convert_20110103200429.jpg
 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

2件のコメント
医療系をまとめました。
2011年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
最近の投稿 最近のコメントカテゴリー アーカイブ