ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.12.15

「タミフル」様のおかげです


 
 突然の急病で各方面にご迷惑をおかけしましたが、
もう大丈夫、完全復活です。
 しかし、体調は回復したものの体力は落ちていて、
今朝の犬の散歩は息切れしたっす。
 さて、今年からインフルエンザの薬は3種類あります。
おなじみ内服薬「タミフル」と吸入の「リレンザ」の他、
一回の吸入で済むという「イナビル」がある。
(厳密には注射用点滴製剤を入れて4種類だが、
これは通常入院患者さんしか使わんだろうから。)
 妻に検査を依頼し、持ってきてくれたのは
おなじみ「タミフル」でした。
「すぐ反応出て、看護婦さんもびーっくりするくらい濃かったわよー。」
 通常迅速検査での反応時間と反応の強さは
ウイルス量に比例すると考えられるので、
相当「濃く」インフルエンザに冒されたと考えられるわけだ。
 もちろん症状も強く、発熱も月曜、朝の38℃から、
38.4℃⇒39.0℃⇒39.3℃と1時間単位で上昇し、
お昼にはついに39.5℃まで上昇。
 しかし、これは40℃までいっちゃうのでは、
と思ったあと、午後3時ころから、急激な発汗が始まり、
今度は1時間ごとにパジャマがびしょびしょになって、
着替えを繰り返す。
(その数10回以上!)
 とともに、どんどん体が楽になり、
熱も38℃台後半から前半へと下がってゆく。
 夜風呂入って、ケンチキのチキンポットパイ食べて寝たら、
その晩はほとんど起きずに翌朝は平熱に下がっていた。
 翌朝、妻が
「あー、やっぱり、新型はタミフル効くわねえ。」
 そうなのだ、忘れてたけど2シーズン前にやはりインフルエンザになった時、
「タミフル」飲むも一向に熱が下がらず、大変な思いをしたのだった。
クリックして参照してください⇒「2009年インフルエンザ闘病記
 あの時は今思えば、旧型である「Aソ連型」の最後っ屁。
ばりばりタミフル耐性だったが、
今回の「パンデミック2009」いわゆる「新型インフルエンザ」は、
若くて勢いはあるが、まだまだ「タミフル様」にはかなわないのだ。
 しかも、これ読むと前回は39℃は超えてないみたいだし、
今回の方が感染としてはむしろ強かったのかも知れぬ。
 今回も、タミフル以外には抗生剤や風邪薬はもちろん、
解熱剤も一切使ってないから、
「タミフル」効いたんだなあ。
 タミフル開始して、半日くらいで効いてきて、
24時間たらずで解熱してるわけだ。
 ・・・待てよ、ウチの奥さん、
ひょっとしてそれ確認したくてオレに「タミフル」持ってきたのか?
 何で、一番新しい「イナビル」持ってこないか、ちょっと気になってたが、
熱も高いので、あれこれ質問する気にもならず
とりあえず飲んでたけど・・・・。
 実験だったのかっ。
 そんなわけで、みなさーん、
今年のインフルエンザは、前のソ連型の時タミフルが効かなかったヒトでも、
ちゃーんとタミフルが効くことが実証されましたのでご安心を。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 あー、これ見ると、前回のブログにも
今後は摂生して、マスクして、なんて書いてるなあ。
 やっぱ、オレゃあ、ダメ医者だなあ。
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2010.12.15

小山実稚恵さんのピアノ・リサイタル


 インフルエンザ発症にさかのぼる、 
前日の土曜日は足利市民プラザで小山実稚恵さんのピアノリサイタルを聴いて来ました。
 最近はオグラんちは誘えばクラシック来るだろう、と思われて、
薬局のショーグンの誘いでしたが、
あいにく、妻は私用で行くことができず、
こいつと男二人でピアノを聴きに行くのはいくらなんでもキモ過ぎるが
アヤちゃんと旦那が行くというので、
ご一緒させていただきました。
 小山実稚恵さん、はよく知らなかったが
日本を代表する名ピアニストらしい。
 このヒトです。
996.jpg
 さて、帰ってから、インターネットで調べてわかったのだが、
この方、1959年5月3日生まれ、
ってことは51歳、っていうか、
オレと(もちろんショーグンもだが、)同い年じゃん。
 しかもオレの誕生日が1959年5月13日だから、かなり、近い。
(ちょっとだけ、お姉さんです。)
 やるなあ、若いです。
 ピアノ・リサイタルってもんは初めて聴きましたが、
なかなか素晴らしいものでした。
 オーケストラやバンドと違って、
休んでる間は全くないわけだから、
かなりの体力と集中力を必要とするはず。
 定番のショパンから、ラフマニノフ、超絶テクのリストまで、
たっぷり堪能しました。
(しかし、リストってホント、マイケル・シェンカーみたいだわ。)
 で、終わって、ロビーに出ると
「サイン会」でサインを待つ観客の長蛇の列が。
 いやあ、あんだけ、ピアノ弾いて、手を使ったあと、
また、こんなにサインしなきゃなんないのかあ。
 プロは大変だあ。
(オレなんかライブ終わると楽器片付ける前に、スイマセーン、ビール、となるのだが)
 お相撲さんみたいに手形かなんかじゃダメなんだろうか。
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