恐怖の一発録り
こないだ月曜日は、ハード・ロックバンド「オーディオメトリー」の練習。
っていうかレコーディングなのだ。
実は、足利市民プラザで2月にアマチュアバンドのイベントがあり、
これに出ようと、言いだしたのがドラムのコージー鈴木。
まあ、まだ間があるし、いいんじゃないとみんな受けたのだが、
先週になり大変な事実が判明。
ぬわんと、エントリーにはデモ・テープを添えて、とあるのだ。
今まで、ライブ経験のあるバンドなら、
過去に録画・録音してあるものの中から
できのいいのを選んで送るわけだが、
「オーディオメトリー」はまだ2回スタジオでやっただけ。
それもまだ。メンバー全員がそろったことがない、
というトンデモナイ、バンドなのだ。
しかも申し込み締め切りが12月15日。
あわてて、メンバーのスケジュールを調整したが、
みんな、忘年会やら、別のバンドの練習やら、学会・研究会で
全く調整がつかない。
唯一、あったのが、今週の月曜日の夜10時からで、
その時もドラム、ギターの2人は直前まで、もう一個のバンドの練習だった。
10時まで「KADOWAKI-BAND」でコグレBスタで練習の後、
そのまま10時からCスタで「Audiometry」のレコーディングという、
売れっ子スター並みのスケジュールだ。
録音機器を持ってきてねー、と言うので、
我が家のCDラジカセを持ってたんだが、カセットがなかなか見つからねえ。
もうカセットテープなんて何年もいじってねえわなあ。
さて、ラジカセを据えて、いっちょ録音してみっか、
と演奏し、再生して聴いてみようとするのだが、
全然、聴こえない。
???操作が違うのかなあ?
あれこれやって、はっと気付いた。
このラジカセ、マイク付いてないかも!
やはり、そうだ。
かつてはすべての機種についてたはずの内蔵マイクだが、
きょう日のラジカセにはついてないんだ。
そういや、内蔵マイク使うことなくなったしなあ。
いつから消滅したんだろう、時代の流れだなあ、うーん。
そんなのんきなこと言ってる場合ではない。
残り時間20分しかないではないか。
「しょうがない、これで録りましょう。」
コージー鈴木がポケットから出したのは、
これまた ふた昔前の新聞記者や予備校生が持ってたような
ハンディカセットコーダー。
んで、とりあえず、赤い録音ボタンを押し、演奏。
巻き戻し、再生し、ナントカ入ってることを確認。
「しかし、これ、ちょっと早いね。」
焦る気持ちからか、大分走ってしまった。
(「走る」とは、音楽用語で、基準のテンポより早くなっちゃうことだよ、エリリン。)
「よし、今度は、落ち着いていこう。」
そして、再生。
「あれ、これ、さっきのじゃあ?」
「おかしいな。」
「あ、動かねえ。」
「動かねえ、って壊れたの?」
「・・・・壊れたようだ。」
ということで、不可抗力によりレコーディングは強制終了。
もう時間がないので、この「偶然の一発録り」でテープ審査に臨むという、
トンデモナイ事態になってしまったのだ。
やれやれ。
これで、運良く通ったらお慰み、です。
審査員の皆様、是非この状況を酌量して下せえ。
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