ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.11.04

「OMA」練習です


 昨夜はまたまたバンド練習。
 今回は「OMA」というユニットだ。
 来週末、足利「リトルバード」で
「CRP音楽祭」と銘打ったライブ・パーティーを行います。
 これは、通常のロックバンド「CRP」のライブとは違って、
いろんなバンド、ユニットで音楽を楽しもうというイベントなのだ。
(ちなみにCRPの冬の定期ライブは今年も12月第一土曜、
太田のミュージック・アシストです。
こっちは、また、「ぢょしこうせいバンド」の前座あり!?)
 で、この「OMA」は
オグラ・マエハラ・アヤの頭文字を取った
ピアノ、アコギ、ウッド・ベースの「アコースティック・ユニット」なのだ。
(実はOMAには「急性中耳炎(Otitis Madia Acuta)」というウラの意味もあったりする。)
 本番会場のリトルバードで練習だ。
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 とにかく、新曲もあるちゅうに、一回しか練習しない、というのが男らしい(?)。
 あー、オレはジャズの方練習したいよー。
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昨日はフットサル、今日はOMAで、明日はCRPの方の練習かよー。
キツイなー。        PB030352_convert_20101104130955.jpg
 もう、カンペキー!(マジすかー)
PB030350_convert_20101104130809.jpg
 当日は、この「OMA」「CRP」の他、
この間お知らせした「OVERDOSE」そして、
前原先生とアヤちゃんと阿部輝夫氏のジャズバンドも出ます。
 興味のある方は是非どうぞ。
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2010.11.02

亀井教授の言葉


 先日は、恩師である群馬大学耳鼻咽喉科の亀井元教授の葬儀に行ってきました。
 受付時間の短縮などで患者様には大変ご迷惑をおかけしました。
 亀井先生が教授になられたのは昭和59年。
 私の入局が昭和60年なので、まさに教授就任後初の入局者、
妻の入局が昭和61年ですから、
まあ2人とも「亀井チルドレン」なんて言い方もあるかもしれません。
 亀井先生のことを一言で評すと「ジェントルマン」だったと思います。
 非常に温厚な人柄で、我々医局員に対しても、
丁寧な言葉遣いで、決して「呼び捨て」などにはしませんでした。
「小倉さん、これ、どう思いますか。」
「小倉先生、この文献まとめておいてください。」
 などと言った物言いで、
教室員を呼び捨てにして怒鳴りつける教授も中にはいますが、
全くそういうことはありませんでした。
 一緒に手術に入ると、手術室の看護婦さんにも
「ぺアンを取っていただけますか。」
などと敬語を使い、器械を受け取ると
「サンキュー」
と答えるのが常でした。
 妻が耳鼻科に入ったのも、
入局説明会で、教室員と教授がフランクに話してるのを見て決めた、
と言ってました。
 妻と知り合ったのは彼女の入局後ですから、
間接的に、亀井先生のおかげで結婚できた、といえなくもありません。
 亀井先生の言葉の中に常に私が大事にしてる言葉があります。
 まだ私が独身時代の若いころ、ある患者さんの受け持ちになりました。
 その方は、まだ30代半ばの女性の方だったのですが、
舌がんだったのです。
 治療方針を決めねばなりません。
 手術、放射線、抗がん剤、しかもそれらも様々な術式、薬の種類があります。
 何が最適なのか。
 その時、教授回診で先生が私に言った言葉は次のようなものでした。
「小倉さん、この患者さんをあなたのお姉さんだと思って治療してください。」
 そうです。
 この言葉で治療方針に対する迷いがなくなりました。
 それ以後、現在でも患者さんを診るたびに、
その人が
自分の親だったら、恋人、妻だったら、我が子だったら、はたまた自分だったら、
どんな治療を行うか。
 そう考えると答えはおのずと出ます。
 今でも、毎日、事あるごとにこの言葉に帰り、
また、患者さんに手術など勧める場合でも
「いや、もしうちの子だったら、これは切開しますよ。」
などと説明します。
 まあ、私が医者やっていく上での「座右の銘」っていうとカッコよすぎですが、
指針、道しるべみたいなものになってますね。
 
 亀井先生にとっては
私は全く「不肖の弟子」であったわけで、
その点ではまことにお恥ずかしいかぎりですが、
こうして医者をやっていく上で大変お世話になったと思っています。
 先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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1件のコメント
2010.11.01

スロヴァキア放送交響楽団


 今年、人生51年目にして起こった大変革といえば、
クラシック音楽を聴くことになったことだ。
 なんだかんだで、1~2カ月に1回くらいのペースで、
クラシックコンサートに足を運んでいる。
 日本は、特に首都圏はやたらクラシックのコンサートが多いのだ。
 んで、昨日は「グリーンホール相模大野」なんていう
今まで聞いたことない場所まで出かけてしまった。
 神奈川県だが、新宿から小田急線で30分ちょいなので、
足利から乗換2回で行けて意外と便利。
 出演は「スロヴァキア放送交響楽団」という、ややマイナーなオケ。
演目は「ルスランとリュドミラ序曲/グリンカ」
「ヴァイオリン協奏曲/チャイコフスキー」
「交響曲第9番新世界より/ドヴォルザーク」。
 一曲目はもちろん知らないが、他の2曲はよく知ってる。
 実は、チャイコフスキーに関しては、
5月頃、妻の強い希望で行った「ヒラリー・ハーン/フィルハーモニ管弦楽団」
の演奏でいたく感動し、以後、大好きな曲だったのだ。
 で、今回のヴァイオリンは前橋汀子さんだ。
 名前は聞いたことあったが、聴くのは初めて。
 さて、おなじみのイントロ(って言わないかクラシック)から曲が始まるが・・・・。
 ・・・・なんか違和感。
 何となく、オケとヴァイオリンが合わない様な。
 そんな、ギクシャクした感じで曲が進んでいく。
 いや、これは明らかにヘンだ。
 途中から、ちょっとツラくなってきた。
 演奏者も違和感を感じてるようで、
ノッてないのが、シロートの私にもありありとわかる。
 実はこの曲はヴァイオリンは、
マイケル・シェンカーか、エディ・ヴァンへイレン並みの
超絶早弾きテク を要するのだが、
前橋さん、弾きこなせてないなあ。
 コンディションが悪いのか、年齢的にキビシイのか。
 私はこの曲に限ってはこの半年で30回以上は聴いたので、
よくわかっちゃうのだ。
 見せ場のハーモニックスのところ
(ロックのギターではこう呼ぶけど、クラシックでもそういうのかなあ。
要するに弦をおさえずに指を当てるだけで倍音を出す技だ。)
なんかは、音が出きってなかったし。
 うーん、残念。
 休憩をはさんで後半はドヴォルザークだ。
 「新世界より」は超有名な曲、
とくに第2楽章はあの「下校時刻のテーマ」ですね。
 ドヴォルザークさんはもともとボヘミア出身だから、
スロヴァキア交響楽団は地元ということになる。
 おそらくこのオケの十八番(おはこ)ちゅうの十八番なんだろう、
こちらは実に見事な演奏で、さすがでした。
 プログレっぽい大迫力の演奏、カッコ良かったっす。
 やっぱ、「ゴーヤチャンプルーにはオリオンビール」みたいに、
郷土料理には地酒が合うってわけですね。
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