ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.02.09

男もすなるロックというものを・・・


 「男もすなるロックというものを女もしてみんとしてすなり」
 先日の「ランナウェイズ」で、いろいろ思い出しました。
 私がロックを聴きだしたころは「女性ロックバンド」なんて存在しませんでした。
 女性ロッカーとしては
「ジャニス・ジョプリン」「グレース・スリック(ジェファーソン・エアプレイン~スターシップ)」
などがいましたが、彼女たちはあくまで「ボーカリスト」でした。
 その後「スージー・クアトロ」がべースを弾きながら革のジャンプスーツでシャウトし、
「サディスティック・ロックの女王」と呼ばれましたが、他のメンバーは男性でした。
 そんな中、1976年に登場した全員女性のロックバンド「ランナウエイズ」は確かに衝撃的でした。
 おりしも「パンク・ロック」というものが誕生したというニュースが伝わり、
われわれロック小僧が「パンクって何?」と言ってた時代です。
 当時まだ、セックス・ピストルズの「Never Mind The Bollocks(邦題:勝手にしやがれ)」は世に出ておらず、
クラッシュやジャムもデビュー前、
パンクロックの音源として我々が初めて耳にしたのが、
「ラモーンズ」と「ランナウェイズ」だったのだ(苦笑)。
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 その後、「ゴーゴーズ」や「バングルス」などのポップ・ロックのバンド、
「スリッツ」「デルタ5」などのニューウェーブ系のバンドが相次いで、
女性バンドってフツーになりましたけど。
(しかし「スリッツ」「デルタ5」ってそのものずばり「女性です」って言ってる露骨なネーミングで当時ビックリしましたが。)
 ここでロックオタクの私がお伝えする女性バンドに関する小ネタを2つほど。
 その1「日本のランナウェイズ」
 ランナウェイズはその過激な下着ファッションによって
音楽性よりも日本の男子学生&スケベオヤジに人気が高まった。
それを受けて「日本のランナウェイズ」をイメージしたバンドが結成される。
 その名は「ガールズ」。
実は、このバンド仮称「ガールズ」として、あるテレビ番組でバンド名を一般公募。
その結果決まったバンド名が「ガールズ」。(ってまんま同じやん。)
 ガールズはメンバーの「ジニー、イリア、リタ、ジル、サディ」の頭文字をとって
「G.I.R.L.S.」だったので、名前変更は無理だったのか。
(じゃあ、一般公募するなー。)
 で、その番組でデビュー曲の「野良猫」(これもベタすぎて悲しいタイトルだが)
とともに演奏したのが確か
「レッド・ツェッペリン」の「リビング・ラビング・メイド」!!
 テレビで見ていた私はその演奏が あまりに下手なので死んだ!
 ちなみにその後、リード・ギターのイリアさんは近田春夫のバックバンド「BEEF」から
「ジューシー・フルーツ」を結成し「ジェニーはご機嫌ななめ」で、大ブレイク。
 リードボーカルのリタこと野元貴子さんはその後「ピンナップス」のリードボーカルになり
80年代初頭のニューウエーブの波に乗り、ホンの少しだけ売れました。
 その2「元祖女性ロックバンド」
 実は1976年のランナウェイズの2,3年前、オール女性のロックバンドが存在しました。
その名を「マザートラッカー」。
たぶんイギリスのバンドです。(いやアメリカ?オーストラリアってことはないと思うが・・)
デビュー曲(?)「トゥナイト」は、文化放送あたりのラジオでもコマーシャルが流され、
プロモーションされましたが、まったく売れませんでした。
 私、レコードは買いませんでしたが、
NHKのFM放送で特集したのを5~6曲カセットに録音して持ってました。
(捜せばまだあるかも?)
 まあ、当時ロックマニアでロックなら何でもかんでも聴きまくってたんですが
このバンド、別の意味で気になってました。
 というのは、音楽雑誌で紹介された写真で、ギターとベースのお姉さんは、
ジーパン姿でしたが、なんと、おっぱい丸出しで演奏 してたのです。
 小さい写真でしたがやはり中学生には衝撃的です。
 ほんとにそんなライブやってたんだろうか?
いや、見たかったー。
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