ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2010.01.22

見えない世代


 先日の、CRP新年会でもネタにしたんですが、
こんな本がありました。
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 中身は、拓郎、陽水、かぐや姫などの「定番フォーク」の歌詞が、
ギターコードつきで、大きい活字で載ってるというもの。
 なるほど、ナカナカいい目の付け所ですね。
 これ、絶対ニーズありますね。
 ライブハウスやフォーク喫茶なんかで、
手に手にこの緑の本とアコギを抱えたフォーク中年(老年?)達が
順番を待ってる様が目に浮かぶようだ。
自分の歌うとこに付箋紙はったりして。
 いやー、見えないんすよ、譜面。
 私も、一時は譜面台見てやったこともありましたが、
もうやめました。
 なんせ、見えない。
 特にステージの上は手元が暗くてダメです。
 また、我々は「ロック」それも「英語」しかも「早い」曲が多いので
到底間に合わない。
 しかも、カッコ悪いしね。
 それなので、基本、歌詞はすべて暗記です。
 これが、大変だ。
 若い頃は、それなりの暗記力もあったわけだが、
この年になるとナカナカ覚えられません。
 しかも、テストみたいに何とかかんとか覚えて、試験時間中に解答用紙に書ければOKというもんではない。
半ば無意識にスラスラ出てこないと、テンポも速いし、
ギターも弾かなきゃならんので役に立たない。
 (まあ、多少トチっても、英語なんでテキトーにごまかしちゃうんですが。)
 それなんで、ライブの前は、診察室の机に歌詞カードをおいて、
ヒマがあれば、暗記に勤める。
 毎朝の犬の散歩の時は必ず口ずさんで練習。
 時には歌詞カードをビニール袋に入れてお風呂で暗唱。
 などという、受験生なみの寸暇を惜しんだ努力を積み重ねるのだ。
 実際、私の場合、ギターのコピーや練習の百倍くらい、この歌詞の暗記に時間がかかる。
(ベースの前原先生なんかはコーラスだけなのですごいでっかい字で歌詞カンペつくってるけど。
それもカタカナで。そんくらい短いんだから覚えろー。)

 まあ、この歳になって新たに覚えた英単語なんかもあって、
ボケ防止にはかなり役立ってると思います。
 時々、患者さんの耳垢取りながら
なんかぶつぶついってることがあっても、その時は見逃してください。
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