ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2009.05.29

恐怖の爪きり

 昨日は水曜日、午後の休診を利用して、
ウチの子をかかりつけの先生のところに。
 自分ちの子をほかの病院に?
何か特殊な病気?
 いやいや、そういうわけではありません。
 2時の予約。
何でも、その前の患者さんのシャンプー(!)がその頃終わるとか。
 そう、病院といっても、動物病院、ウチの子とは我が家の柴犬、レディアのことです。
 今日は、「狂犬病の予防接種」と、「フィラリアの健診の採血検査」と「爪きり」、の3大メニューだ。
 実は、ウチの犬、病院嫌いです。
まあ、そりゃ当たり前だ。
 しかし、何がキライかっていうと、この3つのなかで
なんと「爪きり」がダントツに大嫌い。
 しかもその怯え方、あばれ方が半端じゃない。
 ウチの病院も耳鼻科なのでけっこうあばれる子多いが、
ここまであばれる子は、そうはいない。あの子とあの子くらいだ。
(あら、うちの子のことかしら、と思うお母さんが20人くらいいるはず。)
 それで、わざわざ私が出動するのだ。
 「よろしくお願いしまーす。」
 「ハイ、お父さん、しっかり抱っこしててくださいねー。」
ここの先生は、母親と娘さんの2人でやってます。
 まず、注射。
これは意外なくらいすんなり終わる。
ホント、何時やったかわからない。
 次に採血。
少し、緊張するが、別にないたり、あばれたりはしない。
 そして、いよいよ爪きりだ。
噛み付き防止のカラーを巻く。
 そして、なるべくさとられないようにして、まず後ろ足から。
まだ気づかない。
 で、前足になったら、突然大暴れ。
目をむいて怒り、何とか逃げ出そうとする。
「おとうさーん、そのまま、しっかりー。」
 レディアが突然、なんか下から出した。
肛門腺という、臭い物質で、絶体絶命の危機を感じた時に出すらしい。
スカンクやイタチの出すヤツみたい。
あちこち飛ばしてるらしいが、そっちを見ることもできない。
うー、これはクサイ!
 レディアは出してる舌の色が紫になってきた。
 「ま、まだですか。」
 「ハイ、終わりましたー。」
 あーーー、終わったーーーー。
 そのお互い、ホッとしてぐったりした瞬間。やられたー。
P5270002_ks.jpg
 家に帰って、汚れたシャツとジーパンは洗濯機に。
 しかし、コイツ、どんだけ爪きり嫌いだよ。
それにしても、この処置料500円は申し訳ないなー。
まあ、ウチもあばれる子の耳垢を両耳とっても保険で22点ってことは220円だけど。
(ナニ、人間の方が安いのかー!)
 

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