ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2008.07.31

ロックな高校生(第2話)

 さて、希望に満ちて女子高の学園祭に乗り込んだ我々4人。
おー、女子高だー、女だ、女だー、すげー。
普段入れない、女子高の中に入れて、大興奮。
何せ、わが足高の天文部は昼間、天体望遠鏡で女子高の観測を行っている。
私も一度「観測」に、参加させてもらったが天体望遠鏡は上下逆さに見えるので、いまいち見にくい。
別に、着替えやプールが覗けるわけではないが、
「おおー、女の子が動いてるー。」[emoji:v-343]
だけで、結構喜んだものだ。
という点では、女子高に足を踏み入れた我々には、
初めて月に足跡を印したアポロ11号のアームストロング船長のような感動があったわけだ。[emoji:v-280]
(いや、それほどじゃないか・・・。)
さて、音楽室はどこじゃ。
さすがにギターやベースをぶら下げて校内をふらふらしてる男子高生は不自然だ。
で、音楽室に到着。
女子高生バンド、バンド名は「セクシー・セディ」。
ちょっと、こっぱずかしい名前だがビートルズの曲名からとったわけですね、きっと。
(ちなみに我々のバンド名は「アースバウンド」。
イギリスのプログレッシブ・ロックのバンド「キング・クリムゾン」のアルバムタイトルからとりました。
ただ、どこ行っても「アース・バンド」と間違われちゃうので苦労した。
Earthboundは「地球に向かって」とか「地球に根づいた」とかいう意味なんですが
まあ、我々はクリムゾンのアルバムタイトルならかっこいいベー、という程度でつけたわけですが・・・。)
我々が着いたのをステージの上から(といっても音楽室だから「教壇」ですね)確認した彼女たちが
ころあいを見計らって、打ち合わせどおり
「さて、ここで飛び入りの方がいらっしゃれば・・・。」
来た来た来たー。
「はーい。」
とマヌケに手を上げる我々。
他のお客さんが、不思議な目で振り返る中
ぞろぞろと前に出て、セッティングを始めたわけです。
いやー、メチャクチャ不自然ですねー。
で、そんなわけでいきなりディープ・パープルの「スピード・キング」なんかを演奏しちゃったのです。
相当うるさかったみたいです。
しかもPAもモニターもないので、バランスもばらばら。
ナニ歌ったかわからんといった感じだった、と思います。(それって、今も同じじゃん)
まあ、ともかく
女子高で、演奏したぞ。」[emoji:v-218]
ということで、大いに満足した我々でした。
しかし、この話はここで終わりません。
この後思わぬ展開を見せることになります。
次号を待て!

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2008.07.31

ロックな高校生(第1話)

 先日のGOKURAKU-YAのライブにスペシャルなゲストが来てくれました。
(いや、堀越君の彼女も相当スペシャルなんですけど・・・。)
実は私のかつての同級生の女の子と、その友人。
同級生だから、女の子ってことはないよね。(失礼)
その彼女、Mちゃんは幼稚園、小学校、中学校と同級生でした。
いや、別に、私の彼女だったとかではありません。
中学のとき私が学級長で、彼女が副学級長だったりしたけど。
そして、Mちゃんは高校は女子高へ。
私は男子校である足高に入り、ロック・バンドをはじめました。
そのバンドのべーシスト、高校に入って知り合ったO君が、なんとMちゃんのいとこでした。
我々は、Oのうちの町工場跡の建物をスタジオ代わりにして
練習していました。
(貧乏な高校生にスタジオ代なんかないし、そもそもあまりそういう施設もなかった。)
織物会館でほかの高校のバンドと会場を借りて
自分たちで、チケット売ってライブやったりしてました。
そんなある日ベースのOが
女子高の学園祭に出られるかもしれないぞ。」
と言い出しました。
彼が言うにはいとこのMちゃんも最近バンド組んだらしいよ、とのことです。
へー、彼女ピアノうまかったからなー。
しかしクラシックしか知らないと思ってたがロックバンドとはなー。
当時、まだバンドは珍しく、不良とまでは行かないまでも
あまり上品なものではない、ってイメージが残ってましたからねー。
美人で、頭よくて、優等生タイプの彼女がロックバンドってちょっとギャップがありました。
で、その女子高バンドが、学園祭でライブやる、そこに出られそうだ、というわけです。
もちろん、フツーに男子高生が女子高の学園祭に出るなんて
職員会議で通るはずがありません。
そこで、そのライブ会場にわれわれがお客さんとして行き、
途中で
「では、せっかくですからここで飛び入りで演奏される方がありましたらどうぞ。」
と、声かけをするという段取りにしました。
これなら女子高の先生も文句は言えません。
しかし、飛び入りとは・・・。
のど自慢じゃあるまいし、楽器もって見に来てりゃミエミエだ。
それにしても「女子高でライブかー。
なんてすばらしいんでしょう。
全足高生の夢といってもいいくらい。
誰一人彼女のいない、われわれバンドメンバーの4人は、その日を夢見て、にわかに練習に励むのであった。
以下続く

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