1/72F-4JファントムⅡショータイム100(ハセガワ)
この間、エッシーのファントムの考証に専門家の方から指摘があり、
ヤバイなあと思いつつも、またファントム。
実は、このF-4Jショータイム100は、
ファントム嫌い(?)のワタシが
ずっとムカシからこれだけは作りたいと思っていた機体なのです。
ベトナム戦争時の1972年北ベトナム軍のミグを撃墜して
エースとなったカニンガム大尉、ドリスコール中尉の乗機でして、
「ベトナム空中戦」という本を
大学生のころ読んで以来気になっていたのです。
ところが、最初はハセガワ1/72にこの機体のキットが無く、
このキットは1990年発売のハセガワF-4JファントムⅡのデカール替えで、
2000年に発売されたものだと思う。
なので1990年の説明書を見て組み立て、
デカールは2000年版の捕捉説明書を見て貼るということになっています。
なんだかんだで20年近くも眠っていたこのキット。
まあ、今までのファントムが練習台にはなったわけで、
カタチになるのは早い。
少しウエザリングまがいのモノもかまさないとかなと思い、
なんか小細工してます。
まあ、あまり深入りはせずにサクサク行きます。
んで、完成。
空母コンテレーション所属VF-96のこのカニンガム機は、
1972年1月19日にMiG-21を、5月8日にMiG-17、
そして5月10日には3機のMiG-17を撃墜したとされています。
しかし、至近距離でSAMが爆発し油圧系統に被害、
スピンを繰り返し海上まで飛行、
クルーは脱出して無事でしたが、機体は海に沈んでしまいました。
ベトナム戦争後、カニンガム大尉は
いわゆるトップガンの教官になります。
その後20年間務めた空軍から、政治家の道へ。
共和党からアメリカ下院議員を14年間務め、
タカ派発言や同性愛者に対する差別発言で物議をかもしたりしましたが、
軍事産業からの多額の収賄が発覚、
有罪が確定し、8年間の刑務所暮らし、
今は出所して78歳でアーカンソー州で存命中、
というなんとなく経歴だけで人物像がうかがわれるようなオッサンです。
軍人やスポーツ選手が政治家になるとロクなことがない、
という見本のような例ですが、
戦闘機乗りとしては超一流だったのでしょう。
ところで、今回はミサイルまで手が回らず、
この機体は丸腰です。(゚Д゚;)
そのうち、考えます。
ウェザリング効果は出てるような、出てないような・・・(^^;)
ともかく、在庫がまたこれで一つ減りました。
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