1/35タミヤ ティーガーⅠ後期型
この間、夏休みにヤークトパンター前期型を作りましたが、
ツィメリット・コーティング付きは、楽で良い。
実はその約1年前、昨年9月に作ったのがこのモデル。
タミヤの1/35ティーガーⅠ後期型。
この記事のあとティーガーⅠ全タイプ制覇を目指して作りました。
タミヤのこのキットは、実は歴史的に意味の深いキットです。
戦車や軍用車両などのミリタリーモデルは1970年代前半に大ブームとなります。
それを牽引したのは
タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズ(MMシリーズ)でしたが、
バンダイからは1/48、ハセガワからは1/72、フジミからは1/76で
それぞれミリタリーモデルがシリーズ化されました。
しかし、その後、オイルショック、スーパーカーブーム、
ガンダムプラモデルブームなどの影響でミリタリーモデルは衰退し、
いわゆる「ミリタリーモデル冬の時代」を迎えていました。
しかし、1989年12月、タミヤはミリタリーミニチュアシリーズの新作として
「タイガーⅠ後期生産型」をリリースします。
それまでなかった、かつてモデライズしたキットのリニューアルであり、
その後の第2次ミリタリーモデルブームの火付け役となった記念碑的製品です。
タミヤのキットはあえて背景を廃した、
いわゆる「白箱」がトレードマークですが、
このキットのパッケージは「グレー」です。
それまでと一線を画したい、というタミヤの決意表明とも取れます。
いつかは作りたいと思っていたこのキット、
中古で当時モノを入手することができました。
この値札が背中を押しました。(笑)
むろん、コーティング・キットがあったことも大事。
当時の製品カタログが入っていました。
このころからF1ブームも始まっていくころですが、
まだ1/12の新作は出ていません。
タミヤ初の連結式キャタピラ。
メーカーの気合を感じるが、個人的にはこれは、メンドクサイ。
組み立てはドラゴン製などとは比べ物にならないくらい楽です。
ワタシはいつも戦車モデルは底に穴をあけてボルトを入れます。
塗装の時の「持ち手」です。
完成後、抜き取る「へその緒」みたいなもんです。
最近はこのオキサイドレッドのサーフェーサーを使うように
よく模型の指南書には書いてあります。
効果のほどはイマイチよくワカリマセン。
その上から影の暗い色を入れます。
そして、ややその影を残すように基本色のダークイエロー。
白入れて明るくしたやつです。
2色目、ダークグリーン。
3食目レッドブラウン。
全てフリーハンドで超テキトーです。
まあ、こんなもんかな。
といったところでデカールを貼ります。
このあといろいろウェザリングして完成。
さて、ナゼに、昨年作ったモデルが今頃アップされるかというと、
実は、最後の汚しの前でほったらかしになっていて、
今回、ドラゴンのヤークトパンターのウェザリングと合わせて完成させたため。
カーモデルやヒコーキと違って、
ミリタリーモデルは、どこまで汚すか、という決まりが無い。
なんで、どこで完成とするかが悩ましい。
そのうちまた引っ張り出して追加のウェザリングをするかも。
コメントはまだありません
コメント/トラックバック トラックバック用URL: