ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.01.17

被災からの復興

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 今日1月17日で阪神淡路大震災から25年が経過したそうです。

ということは、この10月で当院はこの地に開院してから

25年ということになるわけです。

足利の街もだいぶ変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 災害からの復興ということはよく語られますが、

人とカネのあるところは復興が早く、

それがないところはなかなか元には戻らない、

ということはあまり触れてはいけない話なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 被災し運行できなくなった山陽新幹線はあっという間に再開通しましたし、

倒壊した阪神高速道路の復旧も思いのほか早かった。

いっぽう東日本大震災で被災した三陸鉄道の復旧はかなり時間がかかりましたし、

福島、宮城、岩手の漁村の中にはいまだ住民の戻らないところも多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 田舎の集落はほっておいても人口が減少し過疎化するのですから、

大阪や神戸のような大都市とはそもそもの状況が違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨年関東地方を襲った台風により、

多くの鉄道、交通網が被害を受け不通となりましたが、

復旧が完了した順番は、被害の大きさではなく、

利用する旅客の多寡が関係しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 首都圏の鉄道網は順次復旧しましたが、

足利を通るJR両毛線の再開通までには2か月くらいかかりましたし、

さらにローカルなJR吾妻線に至っては

いまだ復旧されていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今朝のテレビで阪神淡路大震災で被災した古いアーケード街が、

神戸市の財政支援を受けたが、空き店舗が多く商店街が復興しない、

という報道がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 近くに大型ショッピングモールの出店もあり、

とのことなので、これは震災の影響だけではなく、

むしろ時代の流れなのでしょう。

震災や津波、放射線などの被害のいっさいない、

ここ足利市の商店街のこの25年間の衰退ぶりを見ればわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、被災地に対しては、タテマエ上、

そういうことは言ってはいけない、ということなのだなあ。

 

 

 

 

 

 

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