花粉症の準備もお忘れなく
1都3県に緊急事態宣言が発出された1月8日の前あたりから、
また、外来の患者さんの数がぐっと減りました。
もともと毎年、年末までは患者さんが多いが、
年末年始のお休みがあると、
耳鼻科の患者さんの大半を占める
子供の風邪ひきがいったん収まるので、
年明けは患者さんが減る時期ではあります。
このあとは、いつもですと
インフルエンザの患者さんが増加するのですが、
今シーズンは全国的にも流行は無く、
今後も国民全体で感染予防を続ける限り、
流行はおそらくないだろうと考えられますので、
これに関しては患者さんは開院以来初の
インフルエンザ患者数ゼロ、ということになるかも。
1月は花粉症のレーザー治療も多いのですが、
今年は予約がスカスカで、
皆さん、コロナ騒ぎで、
花粉症のことは忘れてるな、という印象です。
だが、今年は、非常に少なかった昨年に比べると、
かなり多めの花粉が飛ぶ予測も出ていますので、
くれぐれも油断なきよう。
今週になり、目がかゆい、鼻がムズムズ、などの
花粉症様の症状で受診される方が目につきました。
まだ、本格飛散は1カ月半くらい先なので、
ハンノキの花粉なのかもしれませんが、
毎年スギ花粉症があり、
今年すでに症状のあるかたにはクスリを2~3か月分出して、
今のところは症状に応じて、
2月後半からは連続的に飲んでくださいと指導しています。
以前から当院に受診されてる方には、
毎年、シーズン初めに来ていただき、
以前の検査結果に応じてそのシーズン分のクスリを
目薬、点鼻を含めて2,3か月分まとめて出すことにしています。
そうすることで、患者さんの来院日数を、
年1回程度にすることができ、
待合室の混雑を緩和することが狙いでしたが、
今年は、新型コロナウイルスの対策にもなりますな。
外出を控える分、花粉の曝露は減る、という見方もありますが、
暖かくなってくると、密になる屋内を避け、
公園や、動物園などの野外での活動が増えれば、
忘れていた花粉の攻撃を食らうことになります。
室内の換気のために窓を開けていると、
スギ花粉が室内に循環して、
花粉が「密」な環境になることも考えられます。
スギ・ヒノキ花粉症の方は、
なるべく早いうちに、クスリ取りにきておいてください。
3件のコメント
いつも楽しい記事をありがとうございます。
すみません、膿栓について気になっています。
たまーに出てくる膿栓。若い頃はクリーム色だったのですが、
最近はかなり緑色の場合が多いです。抹茶アイスクリームみたいな…
これは診察や治療が必要なことでしょうか?
出てくる頻度は少なく、喉の痛みなどの症状もありません。
(子供が小さいため、寝不足なことはよくありますが)
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
基本的に膿栓は食物残渣と口腔粘膜と雑菌の死骸なので、
痛みなどの症状がなければ治療の必要はないと思いますよ。
うがい程度で様子を見ていいと思います。
お返事ありがとうございます!(^^)
わかりました!うがいを増やします。
個人的に長年ホリさんのケーキのファンだったので、
年末の記事で小倉先生とホリさんが同じバンドなことを知ってびっくりしました!
次にお店に伺うときにお話してみます(^^)
ありがとうございました。