ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2015.01.02

老人は高地を目指す

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 今年もたくさん年賀状をいただいた。

 

 

 

 

 

 年賀状を見つつフト思う。

 

 

 

 

 

 

 年賀状には世代的流行がある。

 

 

 

 

 

 

 年賀状はそもそも「大人の」慣習であるから、

面白がって書いた小中学校の時は別にして、

高校、大学の時はほとんど書いたことも、もらった覚えもなかった。

 

 

 

 

 

 

 まあ、皆さん、社会人になって、

特に結婚して家庭を持つようになってから慣例的にやり取るするモノでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 よって最初のころは「結婚しました」「○○に新居を構えました」

なんていう内容が多く結婚式でのキャンドルザービスやケーキ入刀の写真が多かった。

 

 

 

 

 

 

 そして、やがて子供が生まれると赤ちゃんの写真から、

やがて七五三の写真や、家族で遊園地、テーマパークに行った時のスナップ

が、過半数を占めるようになる。

(ディズニーランド、多かったなあー。)

 

 

 

 

 

 

 そして、子供たちが大きくなり大学生、社会人になると

やがて、年賀状から子供の写真は消えていく。

 

 

 

 

 

 

 

 今まで、子供だけだったのが夫婦の写真になって初めて奥さんの顔を知った、なんてところもあるし、

文字とイラストだけの簡素なスタイルになる家も多い。

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、ここ数年、やたら目につくのが

「○○山頂/標高****m」なんていう立札の横でにっこり笑ってる写真である。

 

 

 

 

 

 

 

 山頂からのパノラマや、雪渓を写した写真なんかもある。

 

 

 

 

 

 

 

 写真はなくとも「百名山踏破を目指しています」とか「最近、山登りにハマっています」

なんちゅうコメントは多いし、同窓会行ったときにも山登り始めました、なんてやつ多かったなあ。

 

 

 

 

 

 

 何故か、人間、歳とると高いところに登りたくなるらしい。

 

 

 

 

 

 

 そういえば、イヌの散歩で山に行くと登山スタイルの中高年をよく見かけるし

最近山で遭難する人のニュースを聞くとほぼ例外なく、中高年である。

 

 

 

 

 

 

 子供が親元を離れ、遊んでくれなく(?)なると

ヒトは、自分を見つめなおしたり、社会の喧騒から逃れようとするためか山に登るようだ。

 

 

 

 

 

 

 だんだん、天国に近づいているのか・・・・。

 

 

 

 

 

 

 あと、走る人も多いですね。

 

 

 

 

 

 

 フルマラソンとか、トライアスロンとか。

 

 

 

 

 

 

 ワタシにしても、もともと、登山は好きではないし、

マラソン大会なんかチョーキライだったわけであるが

最近になって、そんな同年代のヒトビトの気持ちが何となくわからなくもない。

 

 

 

 

 

 

 しかし、へそ曲がりなワタシとしては、

ここまでみんながやってると素直には始められないかも。

 

 

 

 

 

 

 やっぱ、バンドの方が楽しいし、まだ。

 

 

 

 

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