ロックな耳鼻科:小倉耳鼻咽喉科医院院長、小倉弘之が日々思うこと。

2020.10.16

映画「ミッドウエイ」観てきました

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 この間、水曜日の午後、久々に映画館へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この前に見たのは3月中旬「野生の呼び声」だったので、

新型コロナウイルス感染拡大以降、初の映画鑑賞。

はじめてマスクして映画観ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日観る映画は、どれでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 当然、これにキマッテル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ミッドウエイ」といえば、1976年のハリウッド映画がありますが、

今回はいったいどんな作品なのか、

監督があのあの1998年版のハリウッド版「ゴジラ」の

ローランド・エメリッヒ、というので、期待と心配が半々です。

これ、1976年版。配役が超豪華。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、感想は・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、ワタシ的には70点くらいかな。

もともとミッドウェー海戦は、日本にとって史上最大の負け戦なので、

観ていてスカッとするわけはないんですが、

やはり東宝の作った「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」(1960年)

「連合艦隊司令長官山本五十六」(1968年)

には、及ばないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、良かった点はなんといっても最新のCGによる迫力ある映像。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特にドーントレスから日本空母に突っ込んでゆく映像は、

CGでなければ、決して再現できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それと、ほぼ継時的に実際の戦闘をつづっていたところは良かったです。

エンタープライズ爆撃隊は日本艦隊を発見できずにいたが、

米潜ノーチラスを追って、艦隊から離れた駆逐艦「嵐」を発見し、

それを追うことによって南雲機動部隊が発見されたことまで

史実に即して描いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、それなら最後に大破、曳航されている米空軍ヨークタウンを

日本の潜水艦イー167が撃沈するところまで描いてほしかった。

まあ、アメリカ映画だから仕方がないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それと、主役である米空軍エンタープライズと、

急降下爆撃機ドーントレスは忠実に再現されているのだけれど、

日本の空母のディティールがいい加減なところがあって、

かなりガッカリ。

まあ、アメリカ映画だから仕方がないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、いくら何でも真珠湾のシーンで

ゼロ戦の射撃ごときで戦艦が火を吹くはずがないので、

ここは97艦攻、99艦爆もしっかり出してほしかった。

まあ、アメリカ映画だから仕方がないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、逆にドーントレスを追撃したゼロ戦が、

その後部銃座からの機銃掃射で撃墜されるのはアリエナイにもほどがある。

ドーントレスの最高速度は時速400キロに届かず、

最高速530キロ以上のゼロ戦とは140キロ程の速度差があったわけで、

運動性能も戦闘機と爆撃機では雲泥の差。

とくに真珠湾~ミッドウェー開戦時の熟練パイロットならば、

ドーントレスなど物の数では無かったはず。

まあ、アメリカ映画だから仕方がないけど。

でもこれは、アメリカ映画だからでは済まないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 太平洋戦争開戦時の日米の航空機を比較すると、

戦闘機ではゼロ戦はアメリカのF4Fワイルドキャットを完全に上回っていた。

雷撃機もアメリカのデバスデイターは300キロしか出ない旧式で

97艦攻には遠く及ばず、

また航空魚雷の性能も日本の九一式は世界最高であった。

映画中でアメリカの魚雷が日本艦に命中したが

不発だったというシーンが描かれていたり、

雷撃隊長がデバスデイターを見切って、

ドーントレスに乗り換える話も劇中出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 急降下爆撃機としてドーントレスは

99艦爆よりその性能面でやや勝っており、

ミッドウェー海戦でも日本空母にダメージを与えたのは

ほとんどがドーントレスだったはずで、

この映画の主役を張ったのも当然といえますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帝国海軍側の配役としては、

山本五十六が豊川悦司、山口多聞が浅野忠信、

南雲忠一が國村隼、源田実は誰か知らない人、

でしたが、4氏に対しワタシの持ってるイメージとは

イマイチずれたキャスティングだった印象。

まあ、アメリカ映画だから仕方がないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ、そんな一人ツッコミを絶えず入れながら、

それでも最後まで楽しく」観ることができました。

あとでWOWOWで放送したらしっかりチェックしたいことがいっぱいあり、

それも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

3件のコメント

コメント/トラックバック (3件)トラックバック用URL:

  1. 友永丈一中佐も登場しないとか。
    山口多聞提督と友永丈一中佐は日本人的には外せません。

  2. 片道燃料でヨークタウンに突入した友永丈市大佐や飛竜の山口提督はどの程度の
    描写でしたか?

  3. コメントありがとうございます。
    なかなかよくご存知で。
    友永丈市中佐は出てきません。
    そもそも帝国海軍の航空機はゼロ戦ばかりで雷撃隊がほとんど出てきません。
    96陸攻と一式陸攻は出てました。
    個人的には山口多聞を主人公に据えたドラマ、映画が見てみたいです。

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